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麻薬、児童ポルノ、偽造パスポート、偽札、個人情報、サイバー攻撃、殺人請負、武器……「秘匿通信技術」と「ビットコイン」が生みだしたサイバー空間の深海にうごめく「無法地帯」の驚愕の実態! 私たちの生活を便利にしてくれるインターネットの奥底には異様な世界があった。自分の家族や会社を守るための必読書。
【おもな目次】
■序 章 現実社会を動かすサイバー空間■
■第1章 サイバー闇市場の実態■
検索エンジンの届かない世界/麻薬の一大取引所/偽造パスポート、偽札、児童ポルノ、殺人請負 など
■第2章 盗まれた個人情報の行方■
世界中で売買される個人情報の値段/医療・保険データは「カネになる」/流出情報が「成りすまし」に使われる? など
■第3章 サイバー闇市場へのアクセス■
ダークウェブを形作る匿名通信ツール「Tor」/闇市場を拡大させた「ビットコイン」/悪のマーケットプレイス など
■第4章 「Tor」と捜査機関の攻防■
遠隔操作ウイルス事件と日本警察/アメリカの諜報機関も頭を悩ます/Torにも弱点がある!? など
■第5章 最大の闇市場「シルクロード」の黒幕逮捕■
史上最悪のサイバー闇市場/8000万ドル荒稼ぎした黒幕「ウルブリヒト」の素顔/取り沙汰された「マウントゴックス」との関係 など
■終 章 終わりなきサイバー犯罪との戦い■
盗まれたFBI長官の個人情報/日本のサイバーセキュリティ体制の現実/医療ビッグデータのリスク/フィンテックも危ない など
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
匿名性が高いPF(ディープウェブ)と決済手段(ビットコイン)が揃ってしまい,薬物やポルノ,サイバー攻撃商品などの違法な商品のやりとりができるようになってしまった.
ちなみにディープウェブはちょっとググれば誰でも簡単にアクセスする方法を調べられる.ちょっと見てみたが不思議な世界だ.
アンダーグラウンドな世界がディスプレイ越しにすぐにアクセスできるってすごい.
個人情報もやりとりされる商品の一つだけど,プライバシーを差し出して利便性を享受する時代,一市民の個人情報を気にしてもしょうがないんじゃないかなと思う.
本当に守らなければいけない情報は企業の最新の研究開発技術や政府系に限られてくるんじゃないかな.
市民の情報を抜けて,それを悪用にようにも金融機関のセキュリティが弾いたり保障したりするようになっているわけだし.(闇ウェブで殺人依頼があって殺されちゃうとかいう可能性もゼロではないが,それは限りなくゼロに近いと思う,つまりヒステリックに捉えすぎても無駄)
サイバーセキュリティは大事だけど,神経貼りすぎて疲弊するコストの方が大きくなる.サイバー攻撃対策も取捨選択の時代やってきて,個人情報は筒抜けであることを前提に市民が振る舞うようになる(多分,誰も気にしなくなる.現に今の現状を誰も気にしていないし),という時代は遠くないだろう.
しかしこの本は2016年7月に出た本. この時にビットコインを認識し保有を検討していたら...と思う人は少なくないと思う.
技術系の情報は常にアップデートしておいたほうがいい.できるだけ早く
何が起き得るのか
サイバー世界での情報セキュリティ 大事だとわかっていても具体的にどんなリスクがあるのかよく分からないのですが、この本で一端を垣間見ることができます
Posted by ブクログ
概ね知っている事が多かったが、インターネットの表が普段使っているgoogle検索で辿り着いたサイトだとしたら、本書のテーマになっているダークウェブ(ディープウェブ)はインターネットの裏の一面を示す。
これらをテーマに書かれている新書は珍しく、要点を詰め込まれていてWEBを閲覧する人。つまり皆に一読してもらいたい本でした。
更に今後はIoT促進のためのウェアラブル端末のデータが増え、またマイナンバーに紐づくようなデータもインターネットに多く流れるようになる。
闇ウェブが大好物のセンシティブなデータが増えるようななるということは自然にその旨のサイバー犯罪も増える。
そして今メインで使われているTorとビットコインの組み合わせで、そんなセンシティブなデータの取引はもちろんの事、違法ドラッグ、殺人請け負い等の変えないものは無いくらいの取引が行われる。
インターネットで便利になる一方で、裏の顔を見ると違法な事にもたくさん使われていることを認識しながら使う事が大事。学校でも教育するべき内容が本書には書かれている。
執筆会社であるセキュリティ集団スプラウトの今後の活躍に期待!
Posted by ブクログ
スクープ誌"FACTA"にいた高野君が独立して"セキュリティ集団スプラウト"といういかにも彼らしい団体を立ち上げたのだが、そのスプラウトが日本社会にサイバーセキュリティ向上の必要性を啓発する新書。読んでみて思ったことは私は(あるいは日本の経営者達は)まだまだセキュリティに対しての理解と知識が浅いなということ。昔はもっと自分で使ってそういう知識も得ていたのだが如何せんいまはそれをやる時間がなく、、そういう人に基礎知識と現実の深刻さを理解させる上では、手軽に読めてとてもよい本だと思います。
いまや誰もが使うインターネットのサービス。これは発展と共にサーフェイスウェブ(普通に使うWebサイト)、ディープウェブ(例えばSSL内のサイトなど検索に引っかからないサイト)とダークウェブ(ディープウェブ内の更に完全匿名性が実現しているサイト)との3層に分化していった。そしてこのダークウェブでは、Torやビットコインといった本来は犯罪ではなく政治的自由などを確保するために作られた善の匿名化技術を駆使して、あらゆる悪いことが行われるようになってきており、当局と悪人達との攻防が今日も繰り広げられている。
サーフェイスウェブの現場そのものにいるつもりの自分でもダークウェブの詳細やこの数年で起きた深刻かつ劇的な事案等は知らないことが多かった。正しいセキュリティ対策を行うには正しい知識からなので、今後もスプラウのサイト等を通じて勉強をしていきたいと思った。この本によると本格的なサイバーセキュリティの危機は日本はまだまだこれから起こるとのことなのでいまからならまだ間に合うかもしれない。
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