サッカーの取材を続けている著者が国民性や文化の観点も含めて印象に残った試合やチーム、世界で活躍するプレーヤーからとらえるサッカー観について書いた本。ブラジルW杯前の本でしたが、楽しめました。
贔屓にしているチームの負けが続いていたためタイトルにひかれて読んでみました。読んだから贔屓のチームがシュート
...続きを読む打つようになるわけじゃないけど、面白いなぁと思った話もいくつか。
元レイソルのネルシーニョ監督の話。ポジションやチームはまず部分ごとの2人の関係性(=コンビ)から考える、部分的な関係性の最適から11人に拡げるという考え方がしっくり。
アヤックスの伝統が4-3-3であることに長年サポーターがプライドを持ってるという話。いつかJリーグのチームにもそういう伝統が生まれるのかなぁと思ったり。
反町監督時代の山雅の話や遠藤保仁の少年時代の話など多種多様で初めて知るエピソードが多くて、またサッカーへの興味が深まりました。