熊崎敬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サッカーの取材を続けている著者が国民性や文化の観点も含めて印象に残った試合やチーム、世界で活躍するプレーヤーからとらえるサッカー観について書いた本。ブラジルW杯前の本でしたが、楽しめました。
贔屓にしているチームの負けが続いていたためタイトルにひかれて読んでみました。読んだから贔屓のチームがシュート打つようになるわけじゃないけど、面白いなぁと思った話もいくつか。
元レイソルのネルシーニョ監督の話。ポジションやチームはまず部分ごとの2人の関係性(=コンビ)から考える、部分的な関係性の最適から11人に拡げるという考え方がしっくり。
アヤックスの伝統が4-3-3であることに長年サポーターがプライドを -
Posted by ブクログ
W杯をテレビ観戦してて、日本代表戦に何故か「一瞬も目を離せない」ようなドキドキ感(点を取られそうという意味じゃなく)がないなぁ、と思いつつ読んでみました。著者曰く「システム論(布陣)への偏重」、「相手が存在するという極シンプルな事実の軽視」この2点に日本サッカーの問題の根源があると。確かに「自分達のサッカーができれば勝てる」との考えに固執する様子は、面接や恋愛の場で相手の考えや好みが多種多様であることを忘れて「自分らしさが出せればいい結果がでるはず」とマニュアルに頼るような融通の効かない人にイメージが重なるような気が。トップレベルの戦いである以上、戦術は確かに必要だと思う。ただ著者の言うように
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