プロフィール

  • 作者名:石丸元章(イシマルゲンショウ)

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作品一覧

  • 覚醒剤と妄想 ASKAの見た悪夢
    4.0
    ドラッグジャーナリストが明かす覚醒剤と妄想の実態 わたしは東京近郊の依存症治療専門の精神病棟で、あのASKAさんと一緒に入院生活を送っていた――本書はASKAさんへの応援歌である 逮捕直前に収録したとされる電話インタビューは、翌日の29日に放送されて物議をかもした。電話取材において、ASKAさんが語ったのは、「ギフハブ」という組織についてだった―― ASKAさんの発言や行動、また、それらを巡って巻き起こった騒動の、表面ではなく本質を読み解くこと…それがこの本におけるわたくしの使命だ。 他人ノ妄想ヲ嗤ウナ 目次 はじめに プロローグ 第一章 精神科・閉鎖病棟 カッコーの巣の上へ 遅れてきたビート世代/幻覚のような人/ASKAさんの覚醒剤騒動/依存症の正体/世界の真実は常識の外にこそある/ASKAさんの決意表明/丸くない地球儀 第二章 私的見解・覚醒剤ト妄想 日本のドラッグシーンの夜明け 冷たい高揚/妄想のあけぼの/私的体験・妄想カタストロフ/ASKAさんの九龍城砦 第三章 ヒトハ根拠ナク確信スル 脳と精神 ヤスパースの妄想学/妄想進化論/根拠なき確信/信仰という名の狂気/妄想の赤い糸 第四章 他人ノ妄想ヲ嗤ウナ 中二病者たちの黄昏 嗤いの時代/唯妄想的史観/多様性の向こう側へ/妄想を創造せよ あとがき
  • 平壌ハイ
    3.5
    日本人拉致、核兵器保持、ドラッグ密造、米ドル札偽造……疑惑の飛び交う世界一ミステリアスな国・北朝鮮の5泊6日のパックツアーに、覚醒剤取締法違反で執行猶予中のならず者ライターが紛れ込んだ! 滞在中にドラッグをキメまくり、喜び組予備軍かとおぼしき女性ガイドをナンパし、イヌ汁を食らい、万景台で金日成に思いを馳せる。クレイジーな旅行記の根底に流れる確かな視線で、俗なジャーナリズムをはねのけ、「北」の本質に迫る。
  • SPEED スピード
    3.9
    「初めてのスピード。初めてのシャブ。どうってことなかった。ただ、なんとなくウキウキしてるような、ただそれだけ。……なのに、気がつくともう朝の9時近くだった」。コカイン、ハシシ、スピード、LSD……。取材ライターの“オレ”が巻き込まれた、薬物使用者の壮絶でクレイジーな世界。ありとあらゆる薬物にはまり、幻覚、幻聴に苛まれ、精神と肉体を病み尽くした悪夢の4年間を、狂気と正気の間を往復しつつポップな文体で綴る。新感覚スラップスティック・ノンフィクション。
  • アフター・スピード 留置場→拘置所→裁判所
    3.0
    これが犯罪者ってもんさBaby!! 取材ライターの著者が、ドラッグで逮捕されてから、執行猶予判決を受けるまで、2ヶ月半に及ぶ監獄生活の記録。留置場仲間に教わった大事なこと。ひとは牢屋で一日何をしてるのか? 三度の飯に(ホントに)一喜一憂し、サギ師や密売人達と親交を結び、空想ドラッグパーティに盛り上がり、裁判では証言台に立った弁護士の不手際と妻の失言に凍りつく……。前作『スピード』に続く、真の監獄ノンフィクション。

ユーザーレビュー

  • SPEED スピード

    Posted by ブクログ

    すごかった。文章がすごい。キレてて、ものすごくカッコイイし、汚いけどキレイ。大昔にバロウズ読んだときのことをうっすら思い出した。ホントのことが見えてくるのをちょっと覗かせてもらえる感じ。神経が鋭がる感じ。

    0
    2011年09月03日
  • SPEED スピード

    Posted by ブクログ

    薬物中毒者の取材で、自身がドラッグ漬けになんねんけど、ノンフィクションだから超リアル!!
    ドラッグこわい!!

    0
    2009年10月04日
  • SPEED スピード

    Posted by ブクログ

    青春小説を読んでるような…と言ったらだいぶ誤解を受けそうだけど。
    読んでいる時はめちゃくちゃ楽しい。笑える。
    後半で一気にダウンする。アップダウンの差が激しすぎる。そして語られる陰鬱な結末。
    途中まで読んでる時は面白おかしく読んでいて、つられてギャグみたいでこちらも笑えてきて、そんな面白い非日常が砂で作っただけのものでしかないと後半で気付かされる構成。
    読み終わって2時間してふと思い出した時に猛烈に怖さが押し寄せてくる。
    途中の、吹き出したあのシーンが薬物で作られた幻覚なのだからとてつもなく怖いと思う。
    不謹慎だけど途中まで薬物に少し興味を持ってしまった。
    笑い転げた彼らは確実に破滅に向かって

    0
    2021年08月28日
  • 覚醒剤と妄想 ASKAの見た悪夢

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     久しぶりの石丸元章さんの新刊で傑作『スピード』などの直系となるテーマでとても面白かった。90年代のサブカルで鬼畜系などキワモノが流行ったのが以前から不思議だったのだが、その理由がとても腑に落ちる考察だった。

     ラリってる描写が文学的でポエジーですごくいい。

     ただ、ASKAさんのブログの文章を読んでおらず、読むのも面倒だな〜と感じていたのでそれについて語っていたことはなんとなくしか分からなかった。

     石丸さんが翻訳された『ヘルズエンジェルズ』はあまりの分厚さに買ったはいいけど読んでいなかったので、早く読まなくてはと思った。

    0
    2017年04月22日
  • 平壌ハイ

    Posted by ブクログ

    クスリでどんぎまりライターの北朝鮮ツアー記。クスリで決めてる描写かわからないが文章的にぶっ飛んでる部分もあるにはあるが、素直に北朝鮮ツアーの様子として読める箇所も多々あった。
    すべてはクスリの妄想でしたっていうオチもなかなかいいかもしれない。

    0
    2015年07月15日

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