石丸元章のレビュー一覧

  • SPEED スピード

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    すごかった。文章がすごい。キレてて、ものすごくカッコイイし、汚いけどキレイ。大昔にバロウズ読んだときのことをうっすら思い出した。ホントのことが見えてくるのをちょっと覗かせてもらえる感じ。神経が鋭がる感じ。

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    2011年09月03日
  • SPEED スピード

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    薬物中毒者の取材で、自身がドラッグ漬けになんねんけど、ノンフィクションだから超リアル!!
    ドラッグこわい!!

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    2009年10月04日
  • SPEED スピード

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    青春小説を読んでるような…と言ったらだいぶ誤解を受けそうだけど。
    読んでいる時はめちゃくちゃ楽しい。笑える。
    後半で一気にダウンする。アップダウンの差が激しすぎる。そして語られる陰鬱な結末。
    途中まで読んでる時は面白おかしく読んでいて、つられてギャグみたいでこちらも笑えてきて、そんな面白い非日常が砂で作っただけのものでしかないと後半で気付かされる構成。
    読み終わって2時間してふと思い出した時に猛烈に怖さが押し寄せてくる。
    途中の、吹き出したあのシーンが薬物で作られた幻覚なのだからとてつもなく怖いと思う。
    不謹慎だけど途中まで薬物に少し興味を持ってしまった。
    笑い転げた彼らは確実に破滅に向かって

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    2021年08月28日
  • 覚醒剤と妄想 ASKAの見た悪夢

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    ネタバレ

     久しぶりの石丸元章さんの新刊で傑作『スピード』などの直系となるテーマでとても面白かった。90年代のサブカルで鬼畜系などキワモノが流行ったのが以前から不思議だったのだが、その理由がとても腑に落ちる考察だった。

     ラリってる描写が文学的でポエジーですごくいい。

     ただ、ASKAさんのブログの文章を読んでおらず、読むのも面倒だな〜と感じていたのでそれについて語っていたことはなんとなくしか分からなかった。

     石丸さんが翻訳された『ヘルズエンジェルズ』はあまりの分厚さに買ったはいいけど読んでいなかったので、早く読まなくてはと思った。

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    2017年04月22日
  • 平壌ハイ

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    クスリでどんぎまりライターの北朝鮮ツアー記。クスリで決めてる描写かわからないが文章的にぶっ飛んでる部分もあるにはあるが、素直に北朝鮮ツアーの様子として読める箇所も多々あった。
    すべてはクスリの妄想でしたっていうオチもなかなかいいかもしれない。

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    2015年07月15日
  • 平壌ハイ

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    30万円の北朝鮮ツアーに参加した作者が、北朝鮮によって提供される数々のエンターテイメント(?)をドンギマリの状態で体験し、皮肉と挑発、そしてほんの少しの哀愁を込めて描く。
    我々が知らない国『北朝鮮』の姿、感覚は、たとえ観光といえど、主体思想というフィルターを通じてしか外部に伝えられることはない。そんな4泊5日でさえ、ちょっと面白そうに思えるのは、ドラッグでぶっ飛んだ作者がラリっているからなのか、それとも金成日•金日正親子がラリっているからなのか、まさに「世界は矛盾に満ちている。」
    一緒にツアーに参加した、キムやイジリー、関東軍のじじぃ達といった脇を固める登場人物も個性豊かで面白い。特にキム、こ

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    2011年02月12日
  • SPEED スピード

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    東京で麻薬ルポに挑んだライター石丸元章が取材という建て前でジャンキーになり、好きなようにキメまくって、逆に麻薬中毒者Aとして取材される立場に成り下がるばかりか、あとがきを書いている時点で拘置所にいるというすばらしいオチがつく記録。

    石丸の麻薬に対する考え方は、社会的なモラルの枠組みからは絶対に語られない。石丸にしても中島らもにしても、それからバロウズにしたってそうで、彼ら表現者にしてみたら敗退的ライフスタイルそのものが存在意義のようなところがあるから、こちら側からすると”腹をくくった人たち”としての憧憬こそあれ、尊敬はできない。
    この人はそういう尊敬してしまうわけにはいかない偉人の一人である

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    2010年08月06日
  • SPEED スピード

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    単純に薬の怖さを表現するのでなく、壊れて悲しいというわけでもなく、ただひたすら胸糞悪いだけだったりする。他の人には書けない良さですね

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    2010年01月31日
  • 平壌ハイ

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    内容といい文体といい、作者の経歴といい、全てがぶっ飛んでる作品。痛快という言葉がぴったりではないかと

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    2010年01月13日
  • 平壌ハイ

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    題材は怪しいですし、内容も怪しいですが、とにかく息をつかせないテンポで、面白く読めました。ノンフィクション? かどうかは別として、こういう世界もあるんだなーという感じです。

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    2010年02月07日
  • 平壌ハイ

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    北朝鮮の旅行ツアーに参加した著者が、平壌で見てきたものを1冊にまとめた紀行文。まず入国の段階で厳しい審査が課せられる。具体的にいうと、ポルノ雑誌、金日成、金正日に批判的な本などは、持ち込みが禁止される。著者によると、北朝鮮のツアーに参加したいのであれば、北朝鮮に関する勉強を最低でも80時間は必要だという。またガイドの人たちは平壌外国語大学出身のインテリ層で、日本でいう外務省専門職レベルに相当する。さらに北朝鮮の食事について触れるが、ビールは日本のようにキンキンに冷やさずに炭酸が弱い、長時間かけて煮込んだ犬の肉を北朝鮮では夏の時季に食べられるなど、日本ではあまり想像がつかない出来事に出くわす。

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    2025年05月18日
  • 平壌ハイ

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     薬中ライターの摩訶不思議国家、北朝鮮体験旅行記である。期待した庶民の全貌を知ることは出来ず、ただただ薬中ライターのちょっといかれた独白がだらだらとつづく。旅行記の体をなしていない。

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    2013年11月07日
  • 平壌ハイ

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    薬物中毒者を取材するうち、自ら覚醒剤に手を出すようになり、
    逮捕→実刑判決――という、脛に傷持つ身(失礼☆)のライター兼ラジオDJが
    近くて謎だらけの国を旅した紀行本。
    何故、北朝鮮へ行ったのかといえば、ビザの問題で、
    受け入れてくれる国が他になかったから(?)とか、
    かの地には「平壌(ピョンヤン)ハイ」なる幻のドラッグが
    あるとかないとか……そんな嘘か誠かタリラリラ~ンなルポ。
    あの国で外国人旅行者がどのような対応を受けるか、など、
    興味深く読める部分もあるが、
    著者が、よく言えば極めて楽しそうに、
    悪く言えばふざけて書いている印象を受けるので、
    人によって評価は大きく分かれると思う。
    私は

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    2014年01月24日
  • SPEED スピード

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    薬物の実態取材と言いながら自ら薬物の
    世界に浸食していく崩壊物語。
    面白い。
    あとがきも読むと尚更。

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    2012年04月24日
  • 平壌ハイ

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    ドラッグをきめながらの北朝鮮ツアー記。
    著者曰く「作品発表から文庫落ちまでの数年の期間の内に、作品中の記述が事実に反することが明らかになった場合でも、その内容を書き直すことはすべきでない」。それがノンフィクションを書くにあたっての原則であり美学らしく、それはまったくその通りだと思う。著者が責任を負えない領域を恣意的に脚色するっていうのは普通ないことだとは思うけど、そうでない部分はおもしろおかしく脚色してオッケーである。そこで思うのはこの人は脚色アリの部分ではそうとう脚色しているだろうなあということ。そもそも平壌ハイなんちゅうドラッグは存在したのか。本当にマリファナを吸いながら観光したのか。ドラ

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    2010年11月08日
  • アフター・スピード 留置場→拘置所→裁判所

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    逮捕されて、裁判を受ける迄の手記。
    こんなん晒さんでも・・・って思えるけど、人は色々な価値観の中で、色々な事を糧として生きている事を実感する。。。

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    2009年10月04日
  • SPEED スピード

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    覚醒剤手記。
    この後この人逮捕されるけど、こんな文章を世の中に出したのは、この人が初めてじゃないかな・・・
    超リアルにSをやってる人達が見られる。

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    2009年10月04日
  • アフター・スピード 留置場→拘置所→裁判所

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    そして、捕まってからのお話。上下巻みたいなもんだな。人によっちゃぁ、ブタバコ生活も楽しめるんだな、つーことがわかりました。捕まってみたくなる。

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    2009年10月04日
  • SPEED スピード

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    いやあー大変。行きはヨイヨイ帰りは怖かった!ちうクスリに呑まれてしまった方のお話し。
    そうそう。ある友が酒は「呑む」でそれ以外の飲料は「飲む」を使用するっておっしゃってましたが、
    液体に関しては「飲む」、条件や錠剤の時は「呑む」なんだよねぇ。って何の話をしているのだか。

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    2009年10月04日