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事故で妻と娘を失い、毎日を惰性で生きる雪籐(ゆきとう)。ある日落とした定期を拾ってくれた若い女性に、雪籐は胸を衝かれた。彼女は涙を流し「あんまりかわいそうなので、つい……」と言ったのだ。その女子大生・天美遙は、物に触れるとそこに籠もった“思い”を読み取る不思議な能力を持っていた。悩む人の相談にのる彼女の力をもっと広く役立てようと、雪籐は仕事をやめ、会をつくるが…これは新興宗教の誕生なのか? 魂の救済を描く、圧巻の感動巨編。
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Posted by ブクログ
空白の叫びが良かったので、そのまま連続で貫井さん。 なんやかんやで3連続(冊数で言うと5冊連続) 多分これで貫井さんの積読終了かな? 新しいの仕入れなきゃw さて、久々にどう書いたらいいか悩ましい。 というのも、とてもいい作品すぎて稚拙な表現をするのが怖いし申し訳なく。 共感あり、衝撃あり、涙あ...続きを読むり、どういう結末を迎えるのか、ハラハラドキドキの逸品でした。 貫井さんはほんとに凄いな。 だからこそ、やめられないのよね。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 個人的には『八日目の蝉』の読後感と似てるかな。 内容は全然似てないんだが、うまく説明できないけど、なんか似てるのよ。 感覚なので反論は受け付けない。
最後まで目が離せませんでした
途中、何が虚で何が実か分からなくなりかけて怖がりながら読みましたが、さすがは貫井氏でした。 ただ、もう少し続きが欲しかった。
#切ない #深い #怖い
救済がテーマ。ダイナミックとは言えないストーリーを、この長さで飽きさせずグイグイ手繰りよせるように読者を導く手腕、貫井ワールドの真骨頂です。この作品も素晴らしいです。益々ハマっていきそうです。
ずっしり重たい、この雰囲気はまさに貫井さん。 もう大好きで心酔します。しかもテーマは新興宗教。 新興宗教団体が出来上がって、怪しい世界に変わっていく、そんなドラマかと想像してたけど、全然違った。 悲しみや苦しみの真の姿はこうなんだろうな、と。 2つの線が最後に繋がって、そのあたりは圧巻。 かな...続きを読むりの長編だけど、あっという間に読んでしまった。 貫井氏の「神の二つの顔」、のような独特な崇高な世界感がたまらない。
雪滕の妻子を失った悲しみの描写が酷くリアルで、貫井氏の文体に自分の感性がぴったりハマってしまっていることを感じる。天美との出会いから、それに固執し、依存し、徐々にまた壊れていく雪滕の精神構造の様子が痛々しい。その精神構造破壊の進み具合が絶妙。相変わらず人物の描き方も卓越しているし、メーター振り切って...続きを読むぶっ壊れている人を描くのも上手し。宗教の怖さではなくて、宗教にハマっていく人の精神構造が怖い。もっと言えば、誰にもその破壊の過程へと陥る可能性があるからこそ、身近に感じられて怖い。慟哭とは違い、最後に救いがあったのも個人的には素敵だと感じた(ここは賛否両論だろうが)。マスターありがとう。
『こんなふうに思ったんです。悲しみってのは絶対に乗り越えなきゃいけないものなのか、と。悲しければ悲しいままでいてもいいんじゃないか、とね。 悲しいことや辛いことには、立ち向かっていかなかなければいけないように考えてしまうじゃないですか。それを克服して心の奥底にしまい込まなければいけないと、義務のよ...続きを読むうに感じてしまいますよね。でも本当はそんな必要ないと思うんです。 どうしても乗り越えられない悲しみもあるんですよ。だったら、無理に乗り越える必要はない。乗り越えられないことを恥に感じる必要なんてないと、私は思うんですよね。』 最後の3章がすごい。 みんなが世界を見たいように見ているから、すこしずつ世界はずれていく。そのずれを直すことは非常に難しい。そんなことを考えさせられる作品。
悲しみを乗り越える必要はない。楽しい気分で心を上書きすればよい。楽しいとは、他人に喜んでもらえること。自分を救うのは自分自身しかいない。自分の為に楽しみをみつけよう。 この物語の主人公・雪藤が最後に悟ったことである。新興宗教めいた言葉であるが、宗教の教えなど必要ない考え方である。 「真沙子と美悠がい...続きを読むなくなったあの日以来、初めて人のために笑うことができた。」・・・涙がこぼれた。
デビュー作の慟哭も衝撃的で面白かったけど、それよりずっと洗練されて、重いテーマだけど読みやすかった。
ぞわぞわ怖いけど、続きが気になる。 そんな感じで読んだ。 面白かった! 辛い時どう乗り越えるか、考えさせられるなぁ。
新興宗教の様な団体が自然発生的に出来上がっていく様は、面白かった。深い悲しみがあった時に、同情ではなく共感が欲しいと思う気持ちがよくわかります。雪藤と子安嘉子の話が同時に進みますが、精神崩壊や救済について明暗でした。救ってくれるのもまた人ですね。
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