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玉子焼きで名高い料亭、王子の扇屋で祝言をあげる直前の花嫁が失踪。しばらくして装束(しょうぞく)榎のそばで、狐面をつけて花嫁衣装を着て死んでいる、別の若い女が見つかる。江戸の各地でも次々に狐面の女の死体が──。「稲荷の巫女は嫁には行けぬ 王子の狐が殺しに行くぞ はま」という奇怪な絵馬は何を意味するのか? 栗田と坂巻の名コンビが帰ってきた! 南町奉行・根岸肥前守の勘が冴えわたる「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第11弾。
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Posted by ブクログ
時代は江戸なのに、内容は現代的なんだよな。
いじめの問題に重なる部分があったり
秋葉原の通り魔に近い感覚の事件展開だったり。
『人を殺してみたいから殺す』という感覚は
当時からあったのかなぁとかつらつら考えるに
そういえば江戸中期というのも戦いとは無縁の平和な
キツイ言い方をすると平和ボケした時代だったんだ
ということに思い至った。
こういう時代だからこういう短絡的な行動を起こす輩や
憲法の解釈を捻じ曲げてまで戦争をしたがる統治者が出現するんだな
なんて思ったり思わなかったり(爆)。
姫の感覚の薄ら寒さと置かれた境遇の哀れさにようやく慣れた頃
突然、本当に突然バッサリと話は終わる。
最後の1行がこんなに理不尽で哀しいと思った話はなかった。
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