作品一覧

  • 日本人の値段~中国に買われたエリート技術者たち~
    3.2
    中国に渡った日本人技術者の現在と未来。 日本の技術の海外流出が止まらない。主な流出先は経済成長著しい中国だ。 その優れた技術が、中国のさまざまな分野で実用化されるのははなぜか? それは日本人技術者が高額でヘッドハンティングされているという現実が、きわめて大きい。 本書では、日本の自動車業界、家電業界、建設機械業界などから中国に渡った日本人技術者たちを丹念に取材。その実態を余すところなく明らかにする。 また技術者たちを中国に向かわせるヘッドハンターたちが、どうように技術者と中国企業を仲介をし、成功を導くのか、そのプロフェッショナルな仕事に極限まで迫る。 北京在住14年の日本人作家だからこそ書けた、迫真ドキュメント。
  • スチャラカ 東京のオキテ
    3.5
    1巻770円 (税込)
    なんで家賃、こんな高いねん! 食べ物の味が違うし、セクハラも一味違うような……。生粋のナニワっ子が一念発起で始めた東京ひとり暮らし。それは愕然と呆然の日々だった。仕事・知人ナシの彼女に、明日はあるのか!?『中国てなもんや商社』の著者の爆笑上京エッセイ☆

    試し読み

    フォロー
  • てなもんやOL転職記
    3.0
    1巻569円 (税込)
    アポなし、コネなし、コワイモノなし! 東京はコワイとこ、と育てられてきた大阪商社のお嬢OLが、書き上げた原稿をいきなり出版社に持ち込んで作家デビュー。それが映画化された『中国てなもんや商社』だが、華麗なる転身の陰に小心でド根性な日々の努力があった。3姉妹の末っ子として、観察眼も磨きまくった。今のままじゃだめ、でもどうしたらいいの? そんな気持ちに「しあわせは歩いてこない。だから、こっちから行くのよ!?」と活をいれる爽快エッセイ集!
  • 中国てなもんや商社
    4.1
    1巻590円 (税込)
    アフター5はお稽古事に食べ歩き。そんな甘い考えで入社したのは、日中貿易が中心の大阪商社。ところが中国から到着する製品は「首の入らないTシャツ」「子どもサイズの大人服」「雨が降っても開かない傘」。納期が遅れると「工場が竜巻で崩壊」とファクスが届き、現地では宴会の乾杯で潰されそうに……。華僑の上司にしごかれ、中国出張で格闘しつつ見えてきた日中ビジネスの深い闇と希望の日々を赤裸々に描く著者のデビュー作。映画化原作の、元気が出る爆笑ノンフィクション。
  • 北京大学てなもんや留学記
    3.7
    1巻672円 (税込)
    オリンピックでも国力を見せた中国は、いまや昇竜の勢いだ。さて、著者・谷崎光はただいま北京に留学中。現在の日本と比べても、その生活は驚きの連続。「反日感情の正体」「中国人の金銭感覚」「なぜ中国人はプレゼントがうまいのか」「知日教授のSM日本経済授業」「偽物だらけのスーパーマーケット」「中国に留学する外国人のタイプ」から、真に役立つ「中国語の上達法」まで、報道では分からないリアルな情報を、写真満載で大公開!

ユーザーレビュー

  • 中国てなもんや商社

    Posted by ブクログ

    読み物として中国という国や人を理解する上で優れた書籍。映画化もされている。登り坂の国は女性がまず綺麗になる。という言葉が印象だったが正に現在の東南アジアでそれを実感するなぁと思う。中国製品、メイドインチャイナの品質が悪いと言われてた時代の背景や破茶滅茶さがよく分かる。

    0
    2020年04月21日
  • 中国てなもんや商社

    Posted by ブクログ

    今の日本の服はほとんどが中国製だ。
    その歴史の背景にこんな面白い事があったとは。
    ユニクロの服をマジでスゴイと感じる。

    0
    2016年04月16日
  • 中国てなもんや商社

    Posted by ブクログ

    『北京大学てなもんや留学記』を読んだのをきっかけに、これより先に上梓されていた本書も購入し読破。
    本書では、貿易商社(アパレル)に就職し、中国相手に仕事をこなしていく著者が中国人や中国ビジネスと接する中で感じた日本人・日本企業との違い・ギャップへの驚き、彼らの図太さやバイタリティーなどが率直に綴られている。いわゆるビジネス書とは異なり、ここには生の中国が感じられる。
    本書「あとがき」によれば、本書原稿も著者が直に出版社に持ち込んだのがきっかけとなって出版化されたものだとか。同じく「あとがき」を読んで、1998年に「てなもんや商社 萬福貿易会社」(主演:小林聡美)として映画化されたことも知った。

    0
    2012年12月16日
  • 北京大学てなもんや留学記

    Posted by ブクログ

    本書は、政府関係者や役人、学者、大企業の経営者といったいわゆる知識人などによって書かれたものではなく、一般の女性が中国の北京大学に留学した際に肌で感じた中国国内の経済事情、中国人の政府との距離感やつきあい方、中国人の考え方・心理特性・行動特性など、素の中国が赤裸々に、そしてユーモアたっぷりに綴られており、非常に興味深い。海外育ちの華僑、中国に留学に来たアメリカ人の行動、中国で名門とされている清華大学の学生と北京大学の学生の違いなどについて言及されている点も面白い。
    そのため、中国を扱った専門書などの類とは違った新鮮な驚きと発見に満ちあふれている。
    ただ、筆者の文体、文章癖もあって読みにくい点も

    0
    2012年12月16日
  • 北京大学てなもんや留学記

    Posted by ブクログ

    一筋縄でいかない隣国、中国の複雑さがよく伝わってきた。
    おおらか、大袈裟、大雑把な国民性。
    アメリカを嫌いながらもあこがれる心性。
    公の場での発言、行動に、いまも気を使わなければならない政治状況。
    (共産党の一党支配はまだまだ続きそうな気がした。)
    日本を叩くことで、アイデンティファイできるという空気。
    中国の負の側面も、余すことなく語られる(そこが文春文庫に入った所以か?)が、それでも中国に惹かれ、住み続けるとは。
    中国に身を置いた人でなければ、ここまで突っ込んで書けないだろう。
    私は・・・中国語を長年学びながらも、一生中国に留学なんてできないだろうなあ、と自覚してしまった。

    0
    2011年11月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!