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オリンピックでも国力を見せた中国は、いまや昇竜の勢いだ。さて、著者・谷崎光はただいま北京に留学中。現在の日本と比べても、その生活は驚きの連続。「反日感情の正体」「中国人の金銭感覚」「なぜ中国人はプレゼントがうまいのか」「知日教授のSM日本経済授業」「偽物だらけのスーパーマーケット」「中国に留学する外国人のタイプ」から、真に役立つ「中国語の上達法」まで、報道では分からないリアルな情報を、写真満載で大公開!
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Posted by ブクログ
本書は、政府関係者や役人、学者、大企業の経営者といったいわゆる知識人などによって書かれたものではなく、一般の女性が中国の北京大学に留学した際に肌で感じた中国国内の経済事情、中国人の政府との距離感やつきあい方、中国人の考え方・心理特性・行動特性など、素の中国が赤裸々に、そしてユーモアたっぷりに綴られて...続きを読むおり、非常に興味深い。海外育ちの華僑、中国に留学に来たアメリカ人の行動、中国で名門とされている清華大学の学生と北京大学の学生の違いなどについて言及されている点も面白い。 そのため、中国を扱った専門書などの類とは違った新鮮な驚きと発見に満ちあふれている。 ただ、筆者の文体、文章癖もあって読みにくい点も見受けられるが、その点を差し引いても一読するに値する内容。是非、一読あれ。
一筋縄でいかない隣国、中国の複雑さがよく伝わってきた。 おおらか、大袈裟、大雑把な国民性。 アメリカを嫌いながらもあこがれる心性。 公の場での発言、行動に、いまも気を使わなければならない政治状況。 (共産党の一党支配はまだまだ続きそうな気がした。) 日本を叩くことで、アイデンティファイできるという空...続きを読む気。 中国の負の側面も、余すことなく語られる(そこが文春文庫に入った所以か?)が、それでも中国に惹かれ、住み続けるとは。 中国に身を置いた人でなければ、ここまで突っ込んで書けないだろう。 私は・・・中国語を長年学びながらも、一生中国に留学なんてできないだろうなあ、と自覚してしまった。
初めは北京に行く前に参考書代わりに読んだ。 その後、北京大学に留学して、帰国後に再度読んでみた。 自分が見てきたものがありのままに書かれていることに実感した。 大げさなことも書いてあるが事実だったのだ。 北京の細かいとこの文化を知りたい人はぜひ読んでほしい。
わずかながら中国に関わる仕事をするなかで、この本であとから知る事実が多くあってなかなか衝撃的で面白かったです。
日本人の彼女と周りの中国人達のやり取りがリアルに想像できたので楽しめた。 北京に留学を考えていたので為になった。
さすが面白い。中国人のつきあいにくさ。アメリカ生まれ華僑のスーパーエリート振り(今後の世界では、真の国際人として活躍!)が印象的。語学習得の難しさ。
大学に通っていた話。 建前と本音が違いすぎる、世間体が大事な国、の印象が きれいに固まった気がします。 人ですから、いい人悪い人がいると思いますが 国としては…。 日常生活、というのに、行ったら恐ろしい、と 思わずにはいられない内容でした。 文化の違いとかんがえの違い、すごかったです。
中国留学の本を読んだのはこれが初めて。 なかなか新鮮でした。留学っていうとどうしても感動とかワクワクとかに特化して、どこか話を美化する傾向があるけど、この本はそういうのとは無縁でした。著者は仕事を持ちながら留学していたこともあって、一般的な学生の時期ではないときに中国に行っていることも関係しているの...続きを読むかと。 中国というとどうしても反日という話がつきまとわるけど、この本の中でもそれについては結構なページを割いて書かれている。著者が見てきた、聞いてきた事実が生々しく書いてあり、なかなかショッキング。 でもその中でも救いなのは、反日が強い中国の人でも「国」と「個人」を分けて考えていること。国は嫌いかもしれない。でも個人はそれとは別。見るのはその人。「世界と日本」ではなく、「あなたとわたし」。その関係をたくさんつくれたら、きっと世界はもっと住みやすいところになる。 実際はそんな単純じゃないかもしれない。著者も共産党と中国人を切り分けて考えられないところで悩んでいる。 だけど何もしないよりはほんの少しでも世界をよくしていけるはず。
「カラー音節表による中国語発音のすべて」中野達、「漢語会話301句」北京語言大学出版社。 あとは非公開メモ。
北京大学の留学記。 中国らしさを出したかったのか、文章がすべて殴り書きみたいで、読みにくい。著者が自分のために書き過ぎている感じがして、読んでいてつまらないと感じる事もしばしば。 それでも、紹介されるよ内容はどれも中国の一つの側面として言い当てているのだろうと思えておもしろかった。
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