神域

神域

950円 (税込)

4pt

3.5

アルツハイマー病を治す「奇跡の細胞」が誕生!?
バイオ・ビジネスの光と闇を描く迫真の医療サスペンス。

篠塚と秋吉は二人三脚で脳細胞を再生する人工万能幹(IUS)細胞「フェニックス7」を開発、アルツハイマー病の克服を目指していた。だが、人体への移植には莫大な資金と研究環境が必要で、篠塚は世界的なIT企業を一代で築き上げた氷川の助力を得ることに成功した。
再生医療を国家戦略の柱としたい日本政府は、一刻も早い実用化を迫っていたが、一方で古い体質を維持しようとする勢力や慎重派らは陰に陽に足を引っ張り、フェニックス7の治験実現は一向に進まない。
そんな中、フェニックス7の研究施設周辺で、認知症を患ったお年寄りの謎の失踪事件が頻発していた。真相を追う刑事が追及の果てに見たものとは……。

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神域 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月30日

    アルツハイマー病で死滅した脳細胞を再生させる研究所の役員や研究者たち。
    先端医療産業開発機構の役員。
    総理大臣、秘書官や内閣参与など日本政府関係者。
    さらに、宮城県警及び宮城中央署の刑事たち。
    登場人物の多さに、名前を覚えきらない読み手(もの忘れな高齢者)には、便利な登場人物の一覧があり、大いに助け...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    プロローグで認知症の方の介護の壮絶さに震え、読もうと思った本。
    アルツハイマー治療について知るきっかけになった。ちょうどエーザイやイーライリリーがアルツハイマー治療薬の販売をはじめているのもいい機会。
    真山仁の小説を読むと、自分も仕事に対して頑張ろうと思える。本作品ではもう少し登場する人物の一生懸命...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月24日

    アルツハイマーが治るのなら、
    こんなに素晴らしいことはないかと思う。
    親しい人の「見たくない姿」を目の当たりにすることは、衝撃だし、救いようのない気持ちになる。

    自分もやがて来るべき時が来た時、
    副反応を覚悟しても、明瞭な意識があることを望むだろうか?(でも猛烈な頭痛はイヤだなあ…)

    医療が進歩...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年04月06日

    登場人物が多いのと、架空の組織の名前など頭に入りづらいところはあった。アルツハイマーを治す薬の研究者。アルツハイマーの高齢者が失踪して数ヶ月後に見つかるのに、健康そうで身なりも悪くないということに違和感を抱く刑事。新薬を生み出すことをビジネスとしか思わない偉そうにしている人たち。安全性を担保されなく...続きを読む

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