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Posted by ブクログ
この巻は長編のスタート部分。
【突き飛ばし法師】製鉄の工程で川で砂鉄を採る者たちがなにかに転ばされ怪我する事件が続発。あきつ鬼を欲しがるガモウダイゴなる怪しい人物が出た。
【縁】父の蘆屋道延にガモウダイゴについて相談すると製鉄に関することを調べろ、そして守り刀をそれぞれ打ってもらうようにとのアドバイス。
【遣いの猫】守り刀を与えるに相応しいかどうか呂秀、律秀の為人を見るため猫型神様の瑞雲がやってきた。
【伊佐々王】巨大な鹿の姿をした伊佐々王をガモウダイゴが「この世の敵」として甦らせた。自然を体現する存在と言えるかもしれない。
【鵜飼と童子】伸び悩んでいる猿楽師の竹葉はある日見知らぬ童子と出会いともに舞う。
【浄衣姿の男】ガモウダイゴの正体とおぼしき人物について少しわかる。赤松教康が足利義教を弑逆し、播磨国に戦が起こりそうだ。
■簡単な単語集(第一巻から累積)
【青江政利/あおえ・まさとし】備中国の刀匠。呂秀、律秀の守り刀を討ってもらえるよう依頼した。
【赤松教康/あかまつ・のりやす】赤松満祐の嫡男。足利義教を弑逆した。
【赤松満祐/あかまつ・みつすけ】播磨、備前、美作の三つの領土を守護している忠臣だが足利義教に煙たがられており遠からず罷免されそう。
【あきつ鬼】蘆屋道満の式神。呂秀が使役することになり強大な力をあえて弱めるために「あきつ(トンボ)」と名づけた。どういう理由で呂秀を主と定めたのかは不明。
【足利義教/あしかが・よしのり】征夷大将軍。
【蘆屋道延】呂秀、律秀の実父。廣峯神社に勤める。
【蘆屋道薫/あしや・どうくん】赤松満祐に仕えている薬師。
【蘆屋道満】呂秀たちの血縁、播磨では人気が高い。
【伊佐々王/いざさおう】巨大な鹿の王。かつて人に殺されたが怨霊に近い存在として復活した。ガモウダイゴいわく「この世の敵」。自然を体現する存在と言えるかもしれない。
【温羅】備中国の鬼。吉備津彦に倒された。髑髏になっても叫んでうるさいので吉備津神社の地中に埋められたがついには吉凶を占うようになった。あきつ鬼の正体というわけではないようだ。
【大中臣有傅/おおなかとみありもり】燈泉寺に逗留している。都の星読博士。当初はいろいろ不満があったようだが今は播磨国が気に入っている。
【勘解由小路家/かでのこうじけ】加茂家の主流。庶流の数が増えたので主流は勘解由小路を名乗るようになった。
【ガモウダイゴ】怪しい陰陽師らしき人物。あきつ鬼のことを知っているらしく自分の式神になれとスカウトした。呂秀の母の魂を連れ去った。蒲生醍醐という字かもしれない。真名ではない。記録では南北朝時代の宮中に勤めていた陰陽師で恨みを残す形で斬首された。
【漢薬】生薬、決まり多し。
【吉備】鉄づくりの発祥の地であり、陰陽師発祥の地でもある。
【吉備津彦】温羅を倒した朝廷の武将。
【吉備真備】陰陽師の始祖。
【恐怖】呂秀《人は皆、何かが怖いのです。怖いこと自体は構わない。怖さに気力を奪われ、判断を誤るのがまずいのです》第二巻p.219
【弦澄/げんちょう】燈泉寺の僧。呂秀とは親しい。
【寿座】播磨国の猿楽の一座。座長は常磐大夫。紅扇、白扇、蒼柳、竹葉が所属する。
【理】手順が基本。
【三郎太】大中臣有傅の部下。
【式神】主の好まない行為はなるべくしないように心がける。
【慈徳】燈泉寺に所属するデカい僧。腕は立つ。心やさしい。
【時代】足利義教の時代。
【貞海和尚】師匠。
【浄玄/じょうげん】燈泉寺の僧。呂秀とは親しい。
【しろね】大中臣有傅が飼うことになった猫。当初は瑞雲が憑依していた。
【瑞雲】備中国の西方を守護する神。猫の姿でやってきた。大中臣有傅をあっさり籠絡した。《この都人は、もはや吾が下僕だ。》p.92
【蒼柳】猿楽の寿座メンバー。
【竹葉/ちくよう】猿楽の寿座メンバー。
【土御門家】安倍家の主流。庶流の数が増えたので主流は土御門を名乗るようになった。
【伝承薬】一症状一種類。
【燈泉寺】貞海和尚や滋徳がいる。
【常磐太夫】猿楽の寿座メンバー。
【なぎ】薬草園を手伝ってくれている女人。
【白扇】猿楽の寿座メンバー。
【人】呂秀《でも人は違います。いつも負けています。負け続ける者は己の弱さを知り、他の人にも優しくなれる。》第二巻p.141
【法師陰陽師】役職としての陰陽師でなく市井の呪い師的存在。
【水瀬丸/みなせまる】青江政利が呂秀のために打った守り刀。太刀。人の魂を救う刀。錫杖として使えるような仕様になっている。刀身は魔物が触れるだけで浄化されそうだが、呂秀は抜いて使うことはしないだろうと思われる。
【薬師神鬼丸/やくしじんおにまる】青江政利が律秀のために打った守り刀。脇差し。穢れと禍を祓う刀。
【薬草園】呂秀と律秀が世話をしている。
【律秀】呂秀の兄で薬師、法師陰陽師。見えない人。
【呂秀】律秀の弟で僧侶。この世ならざるものが見える。
【和剤局方/わざいきょくほう】漢薬のテキスト。
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