深紅の碑文(上)

深紅の碑文(上)

1,012円 (税込)

5pt

4.0

陸地の大部分が水没した25世紀。人類は僅かな土地で暮らす陸上民と、生物船〈魚舟〉とともに海で生きる海上民に分かれ共存していた。だが地球規模の環境変動〈大異変〉が迫り、資源をめぐる両者の対立は深刻化。頻発する武力衝突を憂慮した救援団体理事長の青澄誠司は、海の反社会勢力〈ラブカ〉の指導者ザフィールに和解を持ちかけるが、頑なに拒まれていた――日本SF大賞受賞作『華竜の宮』に続く長篇。

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  • 深紅の碑文(上)
    1,012円 (税込)
    陸地の大部分が水没した25世紀。人類は僅かな土地で暮らす陸上民と、生物船〈魚舟〉とともに海で生きる海上民に分かれ共存していた。だが地球規模の環境変動〈大異変〉が迫り、資源をめぐる両者の対立は深刻化。頻発する武力衝突を憂慮した救援団体理事長の青澄誠司は、海の反社会勢力〈ラブカ〉の指導者ザフィールに和解を持ちかけるが、頑なに拒まれていた――日本SF大賞受賞作『華竜の宮』に続く長篇。
  • 深紅の碑文(下)
    1,012円 (税込)
    困難な時代においても、深宇宙研究開発協会は人類の記録と生命の種を系外惑星に送り込もうと計画していた。その理念に共感した星川ユイは協会で働き始めるが、大量の資源を必要とする宇宙開発は世間から激しい非難を浴びる。 ユイは支援を求めて青澄に会いに行くが……苛烈を極める物資争奪戦、繰り返される殺戮、滅亡を意味する環境変化――いくたびの難事を経てなお、信念を貫いて生きる者たちを描破した比類なきSF巨篇。解説/渡邊利通

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深紅の碑文(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年04月10日

    『華竜の宮』以降、外交官を辞め、救援団体”パンディオン”を設立した青澄誠司。パンディオンの活動領域は広がりつつあるものの、後の大災害への不安から物資不足気味となり、それに端を発した陸上民と、陸の政治に不信感を持つ海上民との軋轢は、ますます広がりつつあった。青澄はそうした事態の改善のため、様々な人物や...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月08日

    面白かったです。前作「華竜の宮」のラスト、〈大異変〉が起こるのがわかってから実際に起こるまで人類はどう生きたか。今回も圧倒されました。
    限られた資源の奪い合いで陸上民から海上民への攻撃はさらに厳しくなってるし、それに対抗する〈ラブカ〉という武装勢力も登場して世界は暴力と混沌を極めています。
    外交官を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月23日

    ラブカのお話。
    救援団体の理事長青澄、ラブカのリーダーザフィール、宇宙船を作る夢を持つユイの目線。

    シガテラが食い詰めた人々の強盗団で、ラブカは食い詰めた人々を救うために強奪行為するテロリストみたいな感じ?
    一回読んだけど、ものすごい時間がかかってしまい、モブが誰だっけこの人といちいちなってしまっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月15日

    購入してから魚舟読み直し、その短編集から火星や百目に行き、華竜読み直し、リリエンタールを読み、されど続けざまとならず
    原田さんのゲルニカを先に読み、
    ああ、読むまでがなんと長いことよ。
    そのように準備して読んだ価値があったなあと感じているが、まだ登場人物の登場、という印象かな。それが星一つ分。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    「華竜の宮」の続編
    新たな登場人物の活躍、海の民の未来・・・
    「華竜」がかなりおもしろかったので、ちょっと焦点を当てる人物が多い気がして、いまいち物語に没頭できなかったかな。
    また時間軸がいったりきたりするので、ちょっと混乱します。
    ただ、小松左京を彷彿とさせる科学設定はさすがです。
    本格SFが読み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月16日

    この上下巻は、過去の作品を読んでいないと世界観がわからないのでご注意を。
    さて「深紅の碑文(上)」では、この巻に盛り込んだ登場人物が、青澄を中心に各地で夫々の物語を展開する。ただ、青澄の物語に主として絡む人物が定まらない。下巻ではどのように収束するのか。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年04月16日

    「華竜の宮」姉妹編
    25世紀まで生きることができずに残念・・・ではなく・・・良かった。
    こんな未来、本当にあるかもしれない。
    子どもを産むのにも躊躇するなんて人間として辛すぎる「大異変」


    それにつけても、人間が陸上と海の人間に進化が分かれてゆくなんてこれまでのSFとは違い、宇宙やら人類の危機やら...続きを読む

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