深紅の碑文(下)
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深紅の碑文(下)

1,012円 (税込)

5pt

困難な時代においても、深宇宙研究開発協会は人類の記録と生命の種を系外惑星に送り込もうと計画していた。その理念に共感した星川ユイは協会で働き始めるが、大量の資源を必要とする宇宙開発は世間から激しい非難を浴びる。 ユイは支援を求めて青澄に会いに行くが……苛烈を極める物資争奪戦、繰り返される殺戮、滅亡を意味する環境変化――いくたびの難事を経てなお、信念を貫いて生きる者たちを描破した比類なきSF巨篇。解説/渡邊利通

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深紅の碑文 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 深紅の碑文(上)
    1,012円 (税込)
    陸地の大部分が水没した25世紀。人類は僅かな土地で暮らす陸上民と、生物船〈魚舟〉とともに海で生きる海上民に分かれ共存していた。だが地球規模の環境変動〈大異変〉が迫り、資源をめぐる両者の対立は深刻化。頻発する武力衝突を憂慮した救援団体理事長の青澄誠司は、海の反社会勢力〈ラブカ〉の指導者ザフィールに和解を持ちかけるが、頑なに拒まれていた――日本SF大賞受賞作『華竜の宮』に続く長篇。
  • 深紅の碑文(下)
    1,012円 (税込)
    困難な時代においても、深宇宙研究開発協会は人類の記録と生命の種を系外惑星に送り込もうと計画していた。その理念に共感した星川ユイは協会で働き始めるが、大量の資源を必要とする宇宙開発は世間から激しい非難を浴びる。 ユイは支援を求めて青澄に会いに行くが……苛烈を極める物資争奪戦、繰り返される殺戮、滅亡を意味する環境変化――いくたびの難事を経てなお、信念を貫いて生きる者たちを描破した比類なきSF巨篇。解説/渡邊利通

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深紅の碑文(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1を解決するために2を無くす。そうすると2と共存関係にあった3は快く思わない。

    現実も様々な原因や現象が複雑に絡み合っており、この問題はこうすれば解決するという単純な道筋はないのだと感じました。
    また、自分の信念が揺らぎそうになる時、それをどうしたら保つことが出来るのか、それが出来る人は強い人であ

    0
    2021年10月22日

    Posted by ブクログ

    下巻も読み応えがある世界でした。人の業は深い。
    人類滅亡が避けられない未来がやってくるのを知りながらも、分断と闘争はなかなか止められないないというのが…血塗れの「深紅の碑文」という言葉が重くのしかかりました。
    陸・海・空をそれぞれ、青澄・ザフィール・ユイという登場人物が中心になって描かれていました。

    0
    2021年08月25日

    Posted by ブクログ

    大河ドラマって子供のころは親が満てたから一緒に観てたけど、まぁ永らく観てなくって、でも一年を通して見続けると思い入れも出てきて、最後はけっこうぐっとくるのかな、と思ったり。
    この話はけっこう長い時代を語っているから、読み切った後で似たような感慨があるような。
    ああ、頑張ったよなぁ、って。
    こういう感

    0
    2019年02月02日

    Posted by ブクログ

    ありがとうございます。
    興奮して先を早く知りたくてよくやってしまう飛ばし読みもせず、我慢して読んで良かった。
    ものの見方、芯をもっての柔軟な思考、といった、磨きたいものの磨き方のヒントを得ていると思う。
    刺激がたっぷりのエンタメで、されど考えさせる。いいじゃないですか。

    そういえば、「つながり」が

    0
    2018年12月15日

    Posted by ブクログ

     「獣舟・魚舟」『華竜の宮』「リリエンタールの末裔」そしてこの『深紅の碑文』と続いてきたオーシャン・クロニクルシリーズですが、そこにはSFの面白味が詰まっているといっても過言ではない気がします。

     アンドロイドや遺伝子改変といったテーマは、どこまでが人間なのか、どこからが人間ではないのか、といった

    0
    2016年05月30日

    Posted by ブクログ

    戦いをやめて欲しい陸と、鬱憤を晴らしたい海と、憧れと情熱で目指すのを諦めない空。

    深紅の碑文ってそういうことかというのを物語内で説明されるまで分からなかった~。

    まだ終わりにはすっきりしないとこもあるなと思っていたら今後中短編くらいでシリーズの続きが出るようで楽しみ。
    他にも読んでいないお話があ

    0
    2021年06月16日

    Posted by ブクログ

    下巻に入って物語が拡散しはじめる。芯は青澄なのだが他の登場人物にまつわる物語がそれぞれ手短に纏め始められたためか。

    0
    2016年05月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    様々な登場人物の生きた軌跡から、人間としての愛情豊かな生活が窺われ、未来人も
    やはり私たちと同じ人間だということが感じられる。

    どうぞ、25世紀の皆さんもこのつらい時代を生き抜いてください。

    0
    2020年04月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    華竜の宮のラストでコピー・マキが言った「彼らは全力で生きた。それで充分じゃないか」と
    マキの「(アキーリ号にコピー・マキを乗せるという)それを選択なさったのはあなたです。これだけで、もう充分ではありませんか」が重なって泣いた。

    結局作中でプルームの冬はこなかった。
    陸と海が手を取り合うとか、全く綺

    0
    2023年07月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人の業の深さを感じる作品。
    前の作品では人一人殺すことすら躊躇していた青澄さんでしたが、彼の一生もまた血の深紅に染まってしまいました。なぜザフィールが今の彼に最後まで心を許さなかったのか少し分かるような気がします。立派な人であることに、変わりはないのですが。
    未曾有の危機を前にしたとき、人はどのよう

    0
    2021年04月01日

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