破滅の王

破滅の王

880円 (税込)

4pt

1943年、魔都・上海。ひとりの科学者の絶望が産みだした治療法皆無の細菌兵器。その論文は分割され、英・仏・独・米・日の大使館に届けられた。手を取り合わなければ、人類に待っているのは、破滅。世界大戦のさなかに突きつけられた究極の選択に、答えはでるのか? 第159回直木賞候補作

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破滅の王 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    生物兵器の恐ろしさを知る

    戦時中の細菌兵器を巡る小説。
    作り利用する側と止めようとする側。それぞれの立場や信念がぶつかったり、作用し合いながらうねっていく。面白かった。

    #深い

    0
    2024年09月05日

    Posted by ブクログ

    評価は文句なしの星5「以上」。
    なぜ星が5つまでしかないのか!と
    理不尽に怒ってしまうほどの作品です。

    山﨑豊子さん、高村薫さんを彷彿させ、
    いやそれ以上かと思わせてくれる
    戦時中の闇を描いた超大作と言えよう。

    膨大な資料と取材を元に描き出した
    人間たちのドラマは作者の魂の叫びか
    魂を削るかのよ

    0
    2024年04月28日

    Posted by ブクログ

    破滅の王
    すごい作品でした。
    静かに、だが圧倒的な力で
    迫りくる作品に
    ただただ声をあげるしかできません。

     最初から最後まで
    一字一句に込められた力、表現力、また文章の美しさを堪能できる
    これほどまでの作品に出会えたことを嬉しく思います。

     

     夫の積読が気になり、予備知識なく読み始めて

    0
    2024年04月18日

    Posted by ブクログ

    日本が満州事変から第二次世界大戦に突き進む時代に中国本土で細菌兵器が開発されつつあった、ということは事実だったのだろう。兵器と治療薬は必ずセットであるべき、そう考える人と世界滅亡も辞さないという急進的な考えの人との間の世界レベルの鬩ぎ合いは非常にスリリングだが、この複雑な勢力図、人間関係、国家間の駆

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    生態系の頂点に立った人類にとって、最大の敵は細菌、ウイルス。

    これを兵器として開発するという愚かさ、実現しない理由は「兵器として実用するためには治療方法を確立して秘密にしておかなければならない」ということ。
    実はこれがものすごく経済的に負担がかかるから、というのが文中にも描かれている。

    これまで

    0
    2023年05月07日

    Posted by ブクログ

    人は誰でも狂気に飲み込まれると感じました。

    多様な思想がある中で、同じことが起きないよう願います。

    0
    2021年09月14日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦下で開発された生物兵器通称”キング”。生物学者の宮本は奇縁によりキングの治療薬を開発に携わることになる。治療薬の完成はすなわち生物兵器としての完成を意味する。各国が生物兵器を狙う中、宮本が科学者として下す決断とは・・・・。歴史的な出来事を中心としたフィクションなのだがリアリティを感じさ

    0
    2021年05月26日

    Posted by ブクログ

    読んでいて、同作者の「華竜の宮」、「深紅の碑文」と遠藤周作の「海と毒薬」が、脳裏をかすめた。激化する日中戦争。上海を主な舞台に。<キング>とよばれる未知の細菌をめぐる人間たちのドラマ。医学とは、科学者とは、戦争とは。それらを問うている。

    0
    2019年11月24日

    Posted by ブクログ

    解説にもあったが、森村誠一の「悪魔の飽食」を思いだした。戦時中は何が正義で、人間の尊厳はしっかり個々人が意識しないとゴミのようになっていくのだなと感じた。

    細菌戦の恐怖は、コロナでちょっと想像ができるが(恐怖のレベルが全く違うかもしれない・・・)ものすごく恐ろしい。

    上田早夕里さん、こういう小説

    0
    2024年09月17日

    Posted by ブクログ

    フォローしている方の評価が高いので、読んでみましたが、とにかく難しかったです。
    様々な用語が飛び交ってて、読み終えるのに時間を用しました。
    早くこれをサラッと読みこなせるようになりたいものです。

    0
    2024年05月20日

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