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Posted by ブクログ 2023年05月07日
鬼★5 人間の欲はどこまでも果てしない… 戦時中の上海を舞台に血で血を洗う歴史ノワール #上海灯蛾
ついに来た…これだわ、今年の国内ミステリーのトップクラス。
文学賞候補やランキング上位は間違いないレベルの作品、圧倒的に★5です。
舞台は上海、時代は戦前から戦時中。阿片取引を巡って、地下組織で暗...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月18日
太平洋戦争前夜、満州を手に入れた日本は更に手を広げ、中国へ進出していった。そんな時代を取り上げた作者の上海三部作。
『破滅の王』では細菌兵器を
『ヘーゼルの密書』では和平工作を
『上海灯蛾』は阿片密売が生み出す“カネ”
それぞれ題材は違うが、テーマは当時大陸に夢を描いていた人たちの希望と挫折。特に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月26日
1ページ目から引き込まれました。
自分の裁量と度胸と運でのしあがっていく主人公から目が離せませんでした。誰が死に、誰が生き残るのか。誰が味方で誰が敵なのか…。個性的な登場人物達が物語を最後まで失速することなく引っ張って行きます。
贅沢をいえば、上海の喧騒、熱気が伝わるような描写がもう少しあったらいい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月18日
1934年の上海租界。
吾郷次郎はこの地で商売をしていた。
彼のもとへ原田ユキエと名乗る謎めいだ女から極上の阿片と芥子の種が持ち込まれたことで、上海の裏社会を支配する青幇と繋がる。
ここから彼は、阿片ビジネスへ引き摺り込まれる。
金とは手にすればするほどもっとほしくなり、ひとたび苦労せずに得る方法...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月07日
空っぽになってしまった。何を思えばいいんだろう。どう感じたらいいんだろう。感じること、考えることが多すぎて、考えていたら、頭の中が空っぽになってしまいました。
物語は、日本での暮らしに嫌気をさし、成功を夢見て上海に渡ってきた男、吾郷次郎の元に謎の女、ユキエが極上の阿片を持ってきたところから始ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月15日
終わり方が良かった。表題とも合っていた。
前半はどうなんだろうなーと思いながら時代や青幇への興味で読んでいたが、後半から吾郷次郎と黄基龍の魅力が出てきて最後まで突っ走れた。
読み始めでいつか読もうと思っている「華竜の宮」の作者さんだと知り、
読み終わって「戦時上海・三部作」最後の長編だったと知った...続きを読む
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