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Posted by ブクログ
地元の物語、「播磨」の文字に興味を惹かれて手にとった、読み進めるとこれがしっくりくる、地元ならではの地名や歴史も反映されて親しみが溢れる、私が先週末に訪問した広峰神社、現地に着くと不思議な気分になり今後の展開に興味が湧く、著書の内容についても興味深い何処か心地よさを感じてしまう。時は室町時代、怪異や妖のものが登場、派手な退魔や戦闘などは一切なく、どちらかというとほのぼのとした進み方、童話で覚えている「泣いた赤鬼」や多くの昔話しに出てきそうな「神」の描き方、自然と人間との共存などこの世界観を楽しめた、登場人物や関係性にも注目、「安倍晴明や蘆屋道満」陰陽師を基にそれぞれ特異の能力を備えた二人の兄弟、「うしおととら」を思わせる人と怪とのつながり、ホラーというより美しいファンタジーという印象が強い、今後の展開に注目し追いかけていきたい。
Posted by ブクログ
京都に近い播磨國に、安倍晴明と戦った蘆屋道満の子孫であるという2人の兄弟がいた。2人は地方で庶民のために働く、法師陰陽師である。(中央で政としての陰陽師とは異なる)兄の律秀は医学に長けており、弟の呂秀は薬草園の世話をし、兄を手伝いながら暮らしている。律秀は優秀な医師であったが、妖を見ることができるのは、なぜか弟の呂秀のみ。
呂秀は、蘆屋道満の式神であった赤鬼を得て、「あきつ鬼」と名付けた。
呂秀は妖の力を借りながら、兄律秀と共に人々を助けていく。
式神を暴れさせて事件を解決させる痛快な妖怪退治の話かと思ったら、そんな荒唐無稽なだけの、薄っぺらい話ではなかった。
ある時は山神の頼みを聞き、荒ぶる亡霊を相手に、激しい戦いを繰り広げる。いやこの時は式神もかなりの力を発揮するが。
「人は鬼のできぬことをする。鬼は人のできぬことをする」
とあきつ鬼は言う。人の持つ心と、式神の力が、バランスよく発揮された、なかなか深いお話になっていると思う。
登場人物たちのその後がとても気になるが、続編があるのでそれも楽しみに読みたい。
Posted by ブクログ
タイトル(播磨)が気になって読んでみました。播磨で妖と言えば蘆屋道満よね、ってことで。案の定蘆屋道満関連の作品でヨシ!です。
兄弟の陰陽師が人の悩みを解決するタイプのありがちと言えばありがちの短編集です。でも読みやすくて私は好きでした。最後の話が個人的には1番好きです。特に大きな盛り上がりがあるわけではないんですが、メインキャラ+αの小さな話が好きなんですよね〜。
あきつ鬼がなんなのかまだあかされず、どうやら続編もあるようなのでそこで分かるんでしょうか?意外と主人公である主人に健気に仕えてくれていますが本当のところは…?が気になります。
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