無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
独特で不思議な世界観を感じる短編集。
「化石屋の少女と夜の影」この最初の話からいつの時代のことなのか?と思いながら読み始め、短篇なのが少し物足りなく感じる。
表題作の「成層圏の墓標」は、ここ数年の危ぶまれそうな気象から考えられそうな未知の話のよう。
雨坊(アメボウ)は人間から記憶を吸い取り雲の中へ帰り、成層圏の地球保存領域は、人間の記憶を回収し、蓄積していく。
宇宙のどこかの惑星で、新しい知的生物を作る活動に必要な素材として、地球人の記憶が好まれる…などと、いったいどの世界のこと⁈と思ってしまう。
怪異として面白かったのは「車夫と3匹の妖狐」で明治時代に車夫として働いていた高祖父が、狐に命をとられそうになった話。
Posted by ブクログ
短編、中編集。
どれもこれもしんみりと、泣きたくなるような、それでいてSF度が濃い目でまさに射抜かれたという感想です。
現実的な部分を踏襲しつつ、超非現実的な近未来(?!)でしかも、歴史をキチンと捉えつつ、読者の知識や記憶や想像力を熱く厚く、刺激を与えるこの一冊、私の記憶と記録に残る本となりました。
「龍たちの裔、星を呑む」の中の一節、「龍の悠久の命と比べれば、人類の命は、日の出と共に葉の上から消えてゆく朝露に似たものだった。」という表現に納得。私達人類は朝露と同じ。
SFファンタジーというか、超歴史もので人間よりも人間臭いひとつひとつ。短編集扱いしているのがもったいない!!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。