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Posted by ブクログ 2009年10月04日
最近お気に入りの古本やで、タイトルにひかれて購入。
安部公房にもにたぬるっとした感触のする小説。
眠りについて一考してしまいますね。
なぜ、眠るときは気持ちいいのに、起きる時は気持ちよう起きれないのか?
目覚まし時計に起こされるのもイヤやけど、親にどなられておこされるのもイヤです。
○○...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月07日
「自動起床装置」、日常生活には珍しいように感じるが、私も毎日起こしてもらっているスマホのアラームも似たようなものなのかもしれない。そういえば何十年も人に起こしてもらっていない。
一日のかなりの時間眠っているけど、人から見たら私の眠りはどんな風だろう。自分の眠っているとき、自分の意思が及ばない(むしろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月17日
◯◯。さーん。◯◯。さーん。
起こしの達人に1度起こされてみたい。
人と機械の関係性が睡眠をテーマに多様な角度から描かれている。時に神が現れ、時に樹木の図鑑を旅しながら眠りの世界に導いてくれる。
辺見庸さんの文章は、いつも日常では遠ざけている人間の根幹を描くというより語る。語る。語る。
読者を...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月05日
よく、小説では、人間的根源の要素をテーマにする、といった事が多いが、その大概は、性欲であったり、広大な煩悩に対する欲望に焦点が当てられており、他が蔑ろにされている気がしていた。その点では、表題作は、人間の三大欲求に分類される、「睡眠」という分野の荒野をただ突き詰めた、という斬新さを得た。まだ未読だが...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月25日
通信社で『起こし屋』として働く主人公と、聡。
仕事柄ある時間に起きなくてはいけない人々を、眠りを妨げることなく快適な目覚めと共に覚醒の世界に呼び戻すアルバイトに従事する2人。
眠りということに並々ならぬ哲学を持つ聡。その哲学に頷きながらも、どこか適当で迎合的なところがある主人公。
聡の並々ならぬ起こ...続きを読む
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