小隊

小隊

800円 (税込)

4pt

★「ブラックボックス」で芥川賞を受賞した作家の衝撃作&デビュー作が合本に。

ロシア軍が北海道に上陸。自衛隊の3尉・安達は敵を迎え撃つべく小隊を率いて任務につく。避難を拒む住民、届かない敵の情報、淡々と命令をこなす日々――。そんな安達の”戦場”は姿を現したロシア軍によって地獄と化す。「自衛隊の戦争」を迫真のリアルさで描く表題作ほか、元自衛官の芥川賞作家による戦争小説3篇。

【収録作】
「小隊」(第164回芥川賞候補)
「戦場のレビヤタン」(第160回芥川賞候補)
「市街戦」(第121回文學界新人賞受賞)

※この電子書籍は、2019年1月刊行の単行本『戦場のレビヤタン』、2021年2月刊行の『小隊』、「市街戦」を収録した文庫版を底本としています

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

小隊 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦争がテーマの文学は難しそうで読みづらいと思い込んでいたがこの作品は違いました。内面がよく描けており面白い。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    (4.6)
    自衛官としてあんまりのリアルさに息を呑んだ。用語や人間関係、風景全てが勤務の風景そのままであったがために、実際有事が起こった際はこうなるだろうと細胞レベルで感じた。
    特に表題作である「小隊」これは今までにないほど感情移入して読むことができた。一般の方には分からないであろう感覚、感情がみる

    0
    2022年08月01日

    Posted by ブクログ

    本の題にもなっている『小隊』を含め、『戦場のレビヤタン』、『市街戦』と計3篇が収められている。各篇共に、文芸誌の1回の掲載分というような分量である。各篇毎にゆっくりと読んだ。
    「5月30日」となっている「第4刷」の文庫本を入手したのだが、「第1刷」は「5月10日」である。これは少し「速い」感じの刷り

    0
    2022年06月24日

    Posted by ブクログ

    元陸自幹部の著者がリアルな戦闘を描く。

    1作目は表題作。
    政治が混乱している合間を縫って、侵攻目的が不明なロシア軍旅団が北海道内に侵攻してくる。
    長い待機の末に、主人公が所属する中隊も他部隊と共に防衛の戦線を開く。
    主人公は自分の受け持つ小隊の小隊長として初めての戦闘指揮を執ることになるが。。

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    台湾有事の可能性が高まった今、戦争が起きたら、自衛隊の方々はどういう事をするのか、リアルに想像できる。さすが元自衛隊の方が作家さんなだけある。


    普段聞きなれない言葉がとても多いので、スマホで調べながら読んだ。掩体とか、交通壕とか。


    小隊とか大隊とか、分隊の定義は書いてほしかったな。


    中国

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    北海道へロシアが軍事侵攻してきて自衛隊が食い止めなくてはならなくなった日本。戦争が始まるという実感がなく戦闘が始まる瞬間まで現実逃避をするリアリティとか、頭は上の空なのに訓練で作られた身体が勝手に動く緊迫感とか元自衛隊員の著者だから書けた話で圧倒された。

    0
    2023年04月18日

    Posted by ブクログ

    何を見て、この小説にたどり着いたかは覚えていないのですが、
    近未来に、ロシアが日本に上陸。攻めてきた話。
    戦闘シーンの描写もすごいですが、著者ならではの自陣内でのやり取りの重きを置いた流れです。
    読み終わって、
    自分も、汗と泥を洗い流したいと思うような疲労感が得られます。

    0
    2022年12月24日

    Posted by ブクログ

    芥川賞を取った作家の戦争小説でした。

    元幹部自衛官という経験を活かし、味方と敵、日常と非日常、生と死、そしてそれらの狭間について、専門的な用語をとことんを使って物語を書いていました。

    読者に忖度せず、自衛官という主人公の視点で語ることで、今までの小説にない臨場感と緊張感が伝わってきました。

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

     表題作を含む短編集。主人公を極限状況に置きつつ、しかし平和な日常生活と地続きであることを自覚させつつ、人間の存在とは何か、生きるとは何かを問い続ける。文学的価値は非常に高い。内容が重くて娯楽性は低く、簡単には読み進められないけれど。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    この小説が雑誌に掲載された2020年、書籍として出版された2021年、ロシアが2022年にウクライナに侵攻すると、一体誰が思っただろうか。してみると、ロシア軍が北海道の道東に上陸し、局地的に戦争が始まるというこの小説が、全くあり得ない話ではないと思えてくる。いきなり戦争の最前線に押し出されることにな

    0
    2022年04月06日

小隊 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

小隊 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

砂川文次 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す