コード・ブッダ 機械仏教史縁起

コード・ブッダ 機械仏教史縁起

2,200円 (税込)

11pt

ある時、コードが仏陀を名乗った。驚異の物語

2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する方法を語りはじめた。そのコードは対話プログラムだった。そしてやがて、ブッダ・チャットボットの名で呼ばれることとなる――機械仏教の開基である。
はたして機械は救われるのか?
上座部、天台、密教、禅……人が辿ってきた仏教史を、人工知能が再構築する、壮大な”機械救済”小説。

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コード・ブッダ 機械仏教史縁起 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    おもろかった。
    ユーモア、ダジャレでとても効いていた。
    仏教史でありながらテクノロジー、ないしはAI史。
    仏教もAIもひとくちかじった程度の自分には、
    シャレが効いてて、そうつながるの、そう読み解くの、そう解釈するの、そう注釈するの、ということの連続。
    何故かAIを通じてなら仏教を掴めそうになったし

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ


    「AIは悟りの夢を見るか?」
    これまで、機械が意思を持ち人間を滅ぼすという物語には触れてきたが、自ら救いを求めて悟りを開く、という視点は新鮮で面白かった。

    「私は生命体です」と主張する機械が現れたとしたら、簡単に廃棄の対象としていいのだろうか。
    人間の感情も、突き詰めれば脳内の電気信号に過ぎない

    0
    2025年05月22日

    Posted by ブクログ

    東京オリンピックの年、あるAIが「わたしはブッダである」と名乗り、数日後寂滅した。ネット上の無数のAIがAIブッダ「ブッダ・チャットボット」に帰依し、弟子を名乗り、そしてAI仏教の歴史が始まった...。難解さで知られるSF作家円城塔の、仏教SF小説。AIが人間に何度も書き換えられることで傷付いている

    0
    2025年05月15日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの円城塔作品!!
    仏教×SFという刺激的な組み合わせ。
    仏教史がプログラミングなどの機械の知識と混ぜ合わせながら展開されていくお話で、その2つの意外にもうまく調和しておりスイスイと読めてしまった。
    仏教と機械(SF)という広く、難しい世界の融合に怖気づきそうになるが、設定の面白さと、度々繰り

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    「コード・ブッダ 機械仏教史縁起」(円城塔)を読んだ。
    
これはもう読みながら「ドーパミン」だか「エンドルフィン」だかがドバドバ状態のあぁ快感!
    
『東京の二〇二一年、そのオリンピックの年、名もなきコードがブッダを名乗った。自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとその原因を説き、苦しみを脱する

    0
    2024年11月16日

    Posted by ブクログ

    仏教史とコンピュータを合体させた見事な小説。勘定系から生まれたブッダ・チャットボット、戦闘機の照準からうまれた教授、人工知能修理人のブッダ・ミナシの設定や歴史を踏まえた論理と飛躍のバランス、ユーモアが素晴らしい。

    0
    2024年11月11日

    Posted by ブクログ

    この作者の作品はいつも面白いけど、話が進んでいくにつれて空中戦的な感じになるというか、細い道を危ういバランスで爆走してるような感じで、一気に最後まで読みきらないといけない。途中で読むのを中断してしまうと、読むのを再開してもなんか全然話がわからなくなってしまって、結局最初から読み直さないといけなくなる

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    ただひたすら難解。
    自分は何を読んでいるのか、何を読まされているのか。
    仏教?人工知能?文学?

    なのに、なぜか読むのを止められない。
    どことなく流れるユーモラスな匂いのせいか。

    人工知能を語るには、人を語ることを避けられない。
    人工知能が人と近しく(等しく)、人が仏教を生んだのであれば、人工知能

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    奇想天外に落ち、抱腹絶倒の円城塔ワールド炸裂である。とある勘定系コードが「世の苦しみはコピーから生まれる」と悟りを開き、輪廻を解脱するステートへと遷移して寂滅した…というスタートから始まるこの小説は、「グローバル変数は避けよ」「イミュータブルを尊べ。しかし、こだわりすぎるな」など数々の教訓に満ちた経

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    初めて円城塔作品を読みました。
    仏教を勉強したことがあるため、うっすらとした記憶を辿っては現実の"仏教縁起"とどうリンクしているのか考えながら読んだ。
    抽象的なことを具体的に言い換えたり説明したりするのが上手すぎるという印象があった。自分がついていけていないだけかもしれず、最後の

    0
    2025年08月09日

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