上田泰己の作品一覧
「上田泰己」の「脳は眠りで大進化する」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「上田泰己」の「脳は眠りで大進化する」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
難しい本でした。新書という体裁で、こういう難しい本が出るというのは、いいことだと思います(最近は、文字数としても、内容としても、編集の質としても、スカの新書を買ってしまうことがあります)。
この本は、専門用語が多いのですが、細かいところは気にせず読み進みました(著者に対してちょっと失礼ですが)。起きている時に脳神経が行なっていることと、寝ている時に行なっていることが、互いに補っている関係にあることは理解できました。著者やそのグループ、あるいはこの分野の世界の研究者が、夢って何なのかを明らかにするかも知れないと、読者として感じました。
「おわりに」は、理解できました。難問にぶつかったら、少
Posted by ブクログ
東京大学医学部卒の先生が書かれた本。さぞ難しいことが書かれていると思いきや、いざ読んでみると興味深く読み進めることができる。ところどころ専門性の高い記載もあるが、そこはさらり読みすすめる。また、随所に絵画に関する挿話があったりして著者の専門分野以外の知的レベルの高さが伺える。
結局、睡眠とは「人間の成長、特に脳の神経細胞の成長に必要不可欠な、極めて大切な時間である」ということにいき着く。自分は今年還暦を迎える初老の読書人であるが、人間の成長ときくともう自分には関係ないと思ってしまうが、「年老いても日々、進化的な成長を続けている。すべての人にとって睡眠は健康のために、何より人間の知的活動のために
Posted by ブクログ
睡眠は精神状態が高まった後に起きるというのが今最新の研究結果。今までと真逆。
細胞を透明にする技術。
時計の要素は分子レベルからあるので、時計分子、時計遺伝子を含む時計細胞は私たち人にもちろん存在している。体内時計は体内のどこの臓器にもあるが、臓器のすべての細胞に体内時計があるわけではないというのが面白い。
視交叉上核の神経細胞(中枢時計)の刻むリズムは時間がたってもバラバラにならず揃ったままである。そこでは細胞がお互いにコミュニケーションを取りながら時刻合わせをしている。末梢時計(視交叉上核以外の時計)はバラバラで不正確。
中枢時計が大きく崩れるのは真夜中に強い光を続けて2回浴びてしまう