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Posted by ブクログ 2011年05月16日
解説で嘉門達夫さんが言っていた通り、重松清は弱者を描くのが上手いですね。
五話収録の短編集ですがどれも世間的に言われる「負け組」「しがない中年」がメインテーマです。が、主人公ではありません。
しがない中年の負け組みおっさんたちは淡々と日々を過ごし、それを眺める周りが主人公です。
多分誰もが一度は思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月08日
ちょうどいいタイミングで読んだからだと思うけど、泣きそうになった。
いわゆる「負け組」を優しく、緩やかに描写した短編作品が5つ。
最終的には結局、何も解決しないんだけど、逆にそこがいいと思う。
当初、短編集には抵抗があったんだけど、すぐ入り込んでしまった。
これ読むと、自分が誰かに勝ったとか負...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この人は、おじさんを書かせたら日本一なんじゃないかと思う。
んで、少年少女を書かせたら、ほんわかするおじさんと子供の交流を書かせたら、もしかして世界一かも。
おとうさんに、いつかおとうさんになる人に、そうしておとうさんの娘だった、息子だったあなたのために。
珠玉の逸品。
重松作品の中で...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月09日
この本は、題名の1編を含む、全5編からなる短編集です。
重松清さんの作品は、僕が読んだほとんどが、家族、親子、学校・・・と誰にでもある身近なことを題材としていて、現代社会の問題、親子の問題、人の心の問題などを考えさせられてしまいます。しかし、これが難しいかと言えば、全然難しくなく読みやすいんです!...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月08日
どこかのHPで「かっこ悪い中年像」を描く重松さんというような発言を見ました。確かにそうだけど、同世代の私から見れば、格好悪いというより「けなげ」という感じがします。
「かたつむり疾走」の父親にしても、スーツ姿に固執するわけではなく、なんとなく照れくささもあって最初から作業着になれないだけでして。。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月28日
なんだろう、こんなこと僕の人生の中でなかったことなのになにか懐かしい重松作品。解説で嘉門達夫がいいこと言ってたなぁ~。
重松作品は自分が歩んできたことの確認作業だ、的なこと。まさにその通りで僕もそう、必ずしもハッピーエンドじゃ終わらないどころか終わった後もかなりの余韻が残る。
僕も今まで起こった...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月14日
5作品からなる、中編集。
今回は、絶対これがお気に入り!!
みたいなのはなかったけど。。
やっぱり、読んでよかったなぁ。
心が落ち着いたなぁ。
何か勉強になったなぁ。
と必ず思わせてくれる、重松さんの作品。
『タンタン』『かたつむり疾走』に出てくる、高校生。
ほんとにいい子...続きを読む
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