定年ゴジラ

定年ゴジラ

880円 (税込)

4pt

開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん。新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。

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定年ゴジラ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    60歳になり、定年を迎えた男として、夫として、また父親として。そして、家族とは。
    山崎さん、町内会長、野村さん、藤田さんが教えてくれた。
    定年はまだ先てすが、私ももうすぐ60歳を迎えます。

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    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    神本だと思う。2000年代前のニュータウンを舞台にしているが、その,心の動きは今と同じ。35歳でこれを書いた重松清の凄さも感じる。あとがきも良い。

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    Posted by ブクログ 2022年09月19日

    定年を迎え、第二の人生を歩み出す…なんて華々しいものではなくて、もっと現実的な定年後の生活の短編連作。
    家族のために、職場まで近いとは言い難い郊外にマイホームを構え一生懸命頑張ってきたお父さん4人。定年まで頑張ってきた達成感と仕事を離れた一抹の寂しさと、これからの不安と、各々の夫婦、家族の問題やら…...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月23日

    時代は少々古いが、ニュータウンの定年世代のオヤジ達の物語。
    自分の家を建てるという事は、現役世代で働いている時間をすべて捧げ無ければ普通の家庭には難しい。
    定年まで健康で働けるか、職は失わないか。リスクだって当然あって不安にもなる。けれど家を建てたいと考えたとき「子供が伸び伸びと笑顔で暮らしてくれれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月28日

    今年から年金をもらう。この時に偶然読んだ定年ゴジラ。途中まで、ダラダラと、あとは一気に。この時期に読む最高の本

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    Posted by ブクログ 2018年09月23日

    1998年から2000年に書かれて小説。日本全国に見られるニュータウン住宅造成地。年の経過とともに、そこに住む人間も建物も古くなってくる。そんなニュータウンで定年後の暮らしを迎えるオヤジたちの話。

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    Posted by ブクログ 2022年09月30日

    年老いたニュータウンを舞台にした作品です。

    高齢化や世代の違いなどの課題はあるが、そのなかでも定年を迎えた人々が“自分”を見つける温かい物語です。若い頃には分からない(感じない)こともあり、世代を超えて新しい発見ができる作品だと思います(*^^*)

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    Posted by ブクログ 2022年04月09日

    購入後に奥付を見ると21年前だった。当時の定年は60才。まだまだカラダが充分元気な頃と思う。
    孫にブラブラしていると言われるとショックを受けると思う。作者もまだ若く、自分の父親世代を書いたとのこと。戸建のニュータウンは建て替え等あり、まだマシかも知れない。古い団地などは老年の家庭が増え、建て替え出来...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月29日

    1.著者;重松氏は、出版社勤務を経て、フリーライターとして活躍。ドラマ・映画・雑誌等で手広く活動した後、執筆活動に入りました。「ビフォア・ラン」でデビュー。「ビタミンF」で直木賞・「エイジ」で山本周五郎賞・「十字架」で吉川英治文学賞等を受賞、他にも著書多数。矢沢永吉(歌手)、広島カープのファン。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月17日

    日本が経済成長期で沸いた時代、その最先端の担い手達が住む街だった郊外のニュータウン。
    その街は住人と共に老いていき、その住人は定年を迎えた。
    その時まで必死で仕事をしていた彼らの定年後の生活は決して華々しいとは言えなかった。

    仕事という大きな責務を果たした今、労りどころか煙たがられる日々。
    しかし...続きを読む

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