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フリーライターの仕事で進藤が出会った、破滅を目前にした起業家、人気のピークを過ぎたアイドル歌手、生の実感をなくしたエリート社員……。東京を舞台に「今日」の哀しさから始まる「明日」の光を描く連作長編。
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Posted by ブクログ
東京に引っ越してきてから読んだ本。東京、哀愁。どこか寂しく、切なくなる本なのだけど、読み終わったあとにはそのどちらとも違う感情がぽっと沸きあがってくる本。
ひとりの人間が様々な人と接している。 ページをめくるように、時間は過ぎゆく。 亡くしたものは、もう戻らない。 亡くしたもので、見つけたものがある。 見つけたことで、いつかは亡くしてしまう。 したいけど出来ないもの。 やりたくなくても出来るもの。 人よりは自分はきっと幸せなのだ。 ...続きを読む幸せだからこそ、 切なくてしょうがないのかも知れない。 仕事が遅くなったけど、家に帰るわけでもない。 ほんの少しだけにぎやかなバーで読むのにいかが。
タイトル通り哀愁感を存分に感じられた。 本を読みながら自分を通り過ぎて行った人々のことを考えてしまうような、メランコリーな気持ちになれる本でした。こういうテーマの小説が好きな人って、懐古主義なのかも。
重松清の文には、どんな状況であっても常に『切なさ』が絡んでいるように思う。 東京という街が生み出す切ない光景を、自身を取り巻く切ない日常を、他人が抱える切ない毎日を、丁寧に描く、切ない文章。私の思う重松清の魅力は、そういうところにある。 一つの絵本をきっかけに巡る人間模様の在り方が、哀愁という言葉...続きを読むでか細く繋がる。飛沫のような小さな一つ一つのきっかけが、東京を描くひとつの絵になる。ひとつひとつの絵の集束する東京という街の姿は、やはり、哀愁ということばで、強く繋がっていく。 これは、そんな過程を描いた物語だ。東京に住む私は、哀愁的東京という言葉を、きっと忘れることができない。
『哀愁的東京』 このタイトルが好き。なんか胸に響くんだな。 重松さんの本はよく読むけど、人の心の微妙なまでの変化を鮮明に捉え、それを言葉にして描くことが非常に上手な人だなと思います。 東京という街が織りなすドラマ。哀しみで終わる「今日」であっても、必ず始まる「明日」へ。弱々しくもその一歩一歩...続きを読む先に希望の光を灯してくれる作品です。 面白かった!
絵本が書けなくなった絵本作家がフリーライターの仕事でかかわる様々な人、応援してくれる編集者などとのつながりを通じて話は進んでいく。終わりまで読むと、哀愁的東京というタイトルそのものの話だなーと。 様々な登場人物を通して プロとは何かということを考えさせられ、プロゆえの重圧と哀しさが伝わってくる。これ...続きを読むが重松清さんのプロ意識か? とすると、昭和的でこれこそ哀愁的。。。演歌的である。
重松清の文章は人間らしい生っぽさみたいなものがあって好き。 その人の人生の連続性が見えるからそう思うのかなー。
重松清の小説は、子供の話も良いが大人のも良い。ちょっと突っ張った感じだが、主人公の真剣に向き合う態度、真面目さが伝わってくる。地方から都会に出てきた人の殺伐たる人の生活、人いきれ。そこからいろんな事を吸収して年老いてゆく。2017.2.24
しっとりとした空気感の連作長編。 絵本作家としての仕事も、プライベートも出口の見えないスランプに陥っている中年男性のものがたり。 彼が副業のフリーライターの仕事を通して出会う人々は、やっぱり何かを失っているか、失おうとしている人たちで、決して幸せな話ではない。 主人公同様、この作者自身が文...続きを読む章に中途半端な優しさをもちこまないのだろう。 それでも読み終わったときに静かな充実感がある。 見過ごしてきたもの、見ようとしなかったものと向き合いはじめてから彼が描きとったスケッチが、新しい絵本となる終わり方は、美しい。
哀愁、歳を重ねないとわからないもの。懐かしみであったり後悔であったり。じっくりと読むことができて良かった。
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哀愁的東京
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重松清
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