流星ワゴン
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流星ワゴン

803円 (税込)
401円 (税込) 12月25日まで

2pt

死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――? 「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

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流星ワゴン のユーザーレビュー

「最近、いつ泣きましたか?」――ジメジメした梅雨も終わり、そろそろ疲れも溜まってきたのでは?そんな時は本を読んで泣いて、心をすっきりリフレッシュするのはいかがでしょうか?そこで、悲しいけれど心が暖まるストーリー、重松清の『流星ワゴン』をご紹介します。
リストラ、妻の浮気、息子の家庭内暴力など、度重なる不幸と家庭崩壊によって、死を考えていた主人公の永田一雄。そんな時、1台のワゴン車(流星ワゴン)に乗って、人生の岐路となる場面を旅するという物語。
タイムマシンで時空を巡るといった、非現実的な物語を想像するかもしれませんが、書かれている内容は実にシビアで現実的。流星ワゴンは決して希望に満ち溢れているわけではなく、非情なくらい現実を突きつけてきます。しかし、それでも主人公は問題解決のために必死に体当たりしていく…。そんな姿に「過去は振り返るためにあるのでは無く、前を向くためにあるのだ」と強く教えられたような気がして、何度も涙を流しました。人間とは何か、過去とは何か。心に残る名作です。

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感情タグBEST3

    購入済み

    流星ワゴン

    一気に読んでしまいました。
    ウチもオデッセイ乗ってたのよね。そこは、ちょっと複雑。
    頭の中で、映像がしっかりと浮かんでくるあたりは、さすが重松さんです。
    間もなくドラマ化、私のイメージどおりか、裏切られるのかが、とても楽しみです。

    2
    2015年01月14日

    購入済み

    家族はやりなおせるのか?

    いつ自分は間違いを犯したんだろう?あの時こうしていれば、という後悔は誰にでもある。人生の大切な時間に戻ってやり直せたら、本当にすべて上手くいくのだろうか?
    ちょっとファンタジーな舞台設定の上に重層的な家族の物語が紡がれる。生と死、父と子、過去と現在をテーマに、壊れかけた3つの家族が再生の希望を取り

    2
    2012年07月24日

    Posted by ブクログ

    大人になってから読み直すと非常に共感できる部分が多い。また、書かれた頃の時代背景(平成不況下)の中年世代が置かれた環境を感じる

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    長編小説の素晴らしさはこの本で知った。満足感すごい。あのときこうしてればよかったとか、後悔の感情が強い人に読んで欲しい。人間は完璧じゃないけど、そんな人間の良さがこの本に全て詰まってる。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    子どもがいない頃に読んで気がつかない、感じられないことが沢山あった。

    子供の頃、親は何でも知っていて、失敗や間違いなんてなくて、何でもできると思っていた。

    でも親だって悩み、失敗して、失敗を重ねて後悔して、それでも子供に立派な背中を見せてやりたくて本当に毎日必死。
    きっといつか、大したことない人

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    うまくいかない人生に、もう死んでもいいと思っていたカズは、赤ワイン色のオデッセイで橋本親子に迎え入れられ、人生の岐路となった場所をやり直すドライブを始める。
    親子愛にグッとくる作品。親の立場として、こどもの考えや感情を勝手に理解・解釈して決めつけてしまうことのないよう気を付けようと思った。あと運転も

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    子どもだった頃、大人は何でも出来て、何でも知っていてすごい人達なんだと思って疑わなかった。
    でも、自分が大人になるにつれて、決してそうではない事を知った。
    子どもだったから見えたものは、大人になったら忘れてしまって、大人になって見えるものは、子どもの頃に想像していたものよりもちっぽけで…弱い自分が残

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    父と子、そして家族のお話。親の気持ちなんて、自分がその立場にならないと分からないし、親になった頃には子どもの気持ちなんて忘れてる。でもお互いに生きる世界と大切なものがあって、愛していて、自分にちょっとだけ甘いんだろうな。希望とは、未来を知らないから持てるもの。
    めちゃくちゃ泣けたので泣きたい時に読む

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    人生に絶望する時、死にたいと言う気持ちと共に後悔も生まれるだろう。この世に希望を失った主人公の、人生の分岐点を巡る旅は自分も同情してしまう部分もあった。でもその長旅を終えて再び生きることを決意した彼の姿に、自分はとても心を揺さぶられ、この本を通じて生きる希望というものを得た。
    この本は少し疲れている

    0
    2025年05月11日

    Posted by ブクログ

    オデッセイの、ロングドライブ。

    ーなにも知らない僕は、すべてを知ってしまった
    僕よりも、ずっと幸せだった。

    抗えない現実と、未来を知ってしまった過去に、
    『何もできない』のに向き合わなきゃならない。

    幸/不幸は、物事の定義じゃなくって、
    その人がどう受け止めるか。
    そんなこと、わかってるつもり

    0
    2025年04月13日

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