流星ワゴン

流星ワゴン

803円 (税込)

4pt

死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――? 「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。

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流星ワゴン のユーザーレビュー

「最近、いつ泣きましたか?」――ジメジメした梅雨も終わり、そろそろ疲れも溜まってきたのでは?そんな時は本を読んで泣いて、心をすっきりリフレッシュするのはいかがでしょうか?そこで、悲しいけれど心が暖まるストーリー、重松清の『流星ワゴン』をご紹介します。
リストラ、妻の浮気、息子の家庭内暴力など、度重なる不幸と家庭崩壊によって、死を考えていた主人公の永田一雄。そんな時、1台のワゴン車(流星ワゴン)に乗って、人生の岐路となる場面を旅するという物語。
タイムマシンで時空を巡るといった、非現実的な物語を想像するかもしれませんが、書かれている内容は実にシビアで現実的。流星ワゴンは決して希望に満ち溢れているわけではなく、非情なくらい現実を突きつけてきます。しかし、それでも主人公は問題解決のために必死に体当たりしていく…。そんな姿に「過去は振り返るためにあるのでは無く、前を向くためにあるのだ」と強く教えられたような気がして、何度も涙を流しました。人間とは何か、過去とは何か。心に残る名作です。

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感情タグBEST3

    購入済み

    流星ワゴン

    一気に読んでしまいました。
    ウチもオデッセイ乗ってたのよね。そこは、ちょっと複雑。
    頭の中で、映像がしっかりと浮かんでくるあたりは、さすが重松さんです。
    間もなくドラマ化、私のイメージどおりか、裏切られるのかが、とても楽しみです。

    2
    2015年01月14日

    購入済み

    家族はやりなおせるのか?

    いつ自分は間違いを犯したんだろう?あの時こうしていれば、という後悔は誰にでもある。人生の大切な時間に戻ってやり直せたら、本当にすべて上手くいくのだろうか?
    ちょっとファンタジーな舞台設定の上に重層的な家族の物語が紡がれる。生と死、父と子、過去と現在をテーマに、壊れかけた3つの家族が再生の希望を取り

    2
    2012年07月24日

    Posted by ブクログ

    『流星ワゴン』ドラマでやっているのは知っていたが観る機会がなかったので本屋で購入。とても読みやすく面白い。そして泣ける・・・
    いい作品でした。

    0
    2024年09月24日

    Posted by ブクログ

    息子が1歳になった。
    自分は父親になった。
    父親になった、、
    そういえば「流星ワゴン」は親子の話しだったなと興味を持って再読。他の父親、他の親子を見させて貰いたかったんだと思う。
    この本には3人の父親が出てくる。
    橋本さん、永田さん、チュウさん。
    僕はそこに自分の父さんも重ねて計4人の父親を想像しな

    0
    2024年09月20日

    QM

    購入済み

    どこにでもいそうな家族の描写が上手すぎると思う。妻の不倫、息子の暴力、リストラ等決して明るい感じでも仲良し家族でもないのに、主人公の死に際になって、不運すぎる事故で亡くなった親子の運転する不思議な車に乗せられ、やり直しはきかないけど自分の人生で分かれ目になったポイントを1つ1つ振り返っていき、最後は

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    三つの親子の関係性がタイムリープ(?)を中心に描かれている作品
    どこにでもいるような主人公だけど、内容はファンタジー要素もあって引き込まれた
    重松清作品は、人間の感情表現が心温まるし、国語の教科書でありそうな、考察しそうな文章がたくさんある!笑
    私は親の気持ちも息子の気持ちも分からないけれど、母親に

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    あの時こうすれば良かった。あの時、あれさえしなければ。あの時、あの選択をしていれば、今はこうでは無かったのに。ということを何度も頭の中で考えて、後悔し続ける。別の人生を思い描いて後悔することが多々ある。もし、やり直しが出来たとしても、知りたくは無かったことを知る羽目になったり、余計に悪くなる可能性だ

    0
    2024年07月01日

    Posted by ブクログ

    タイムスリップもの。途中、チュウさんの昭和親父節が強くて読むペースが落ちたが、辛抱して読み進めたら面白くなってきた。父親、息子の経験がある人は涙腺崩壊すると思う。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    読破して「後悔」がテーマの本だと思いました。その時はその決断が正しいと思っても、何かをきっかけに間違っていたことに気がつく。人生はその連続なんだと気付かされました。

    0
    2024年06月29日

    Posted by ブクログ

    子どもの先のことを、親が言うてしもたらいけん。子供が先のことを信じとるときは、親は黙って見といてやるしかなかろ?

    僕も同じだ。泣いてくれてよかった、と思う。泣けばいい。悲しいんだと伝えてくれればいい。親にとって何より辛いのは、子供が悲しんでいることではなく、子供が悲しみを自分1人の小さな胸に抱え込

    0
    2024年06月04日

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