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村内先生は、中学の非常勤講師。国語の先生なのに、言葉がつっかえてうまく話せない。でも先生には、授業よりももっと、大事な仕事があるんだ。いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、気持ちを伝えられずに抱え込む生徒、家庭を知らずに育った生徒──後悔、責任、そして希望。ひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当にたいせつなことは何かを教えてくれる物語。
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Posted by ブクログ
吃音の国語の先生と、中学生の交流を描く連作短編小説。 重松さん、思春期の子の気持ちを本当によく分かってるなあ。1つ1つの話が心に残った。感動! (2019.9.1 読書ノートより)
重松清さんの紡ぐ物語はいつも温かいぬくもりを感じます。重松清さん自身も吃音があり、それで大変な思いをされたからこそ、生まれた素敵な村内先生。ひとりぼっちの生徒に寄り添い、心を解きほぐして行く素敵な先生。こういう先生が「恩師」なんだろうなと思います。
村内先生は大切なことしかしゃべらない。いろんな事情がありますよね。困っている子供の心にあるわだかまりを瞬時に見抜いて、優しく『大切なこと』を教えてくれる物語です。 この本に出会ったのは10年ほど前ですが、読み返すたびに以前とは違う視点で考えられるので自分の成長を感じることもできます。 現実には存在し...続きを読むない村内先生ですが、この本を通じて村内先生に会うことはできます。私にとってお守りのような本です。
何かのおすすめで出てきてずっと気になってて、やっと読むことができた。特に「カッコウの卵」は目が腫れるくらい泣きながら読みました。とても素敵な作品に巡りあえたなあ‥と思う。 重松さん自身が吃音に悩まされていたそうで、先生になる夢を諦めたんだとか。喋るのが苦手だからこそ、大事なことしか話さない村内先生。...続きを読むそんな彼の言葉が心に染み入り、あたたかい気持ちになれた。「文庫版のためのあとがき」もよかった。 個人的には今年出会った本の中で1番だと思った。 重松さんの他の作品も読んでみたい!
あの頃の自分が隣に居たらなんて声をかけてあげるか、この本を読んでちょっぴり分かったような気がした。 1番最後のお話が好き。大切な人たちのこと、下の名前でたくさん呼びたいなって改めて思った。 お友達からプレゼントしてもらって大好きな1冊になりました、ありがとう。
吃音を抱える村内先生が、色々な学校の、色々な辛さと孤独を抱えているこどもに寄り添い、救っていく。 こんなに優しい話を書けるなんて、作者の重松清さんの事をもっと知りたくなる、そんな小説でした。 あとがきに、ご自身が教員免許を持ちながら自身の吃音のために教師になることを諦められた経緯が書かれていまし...続きを読むた。いわゆるみんなと異なる経験に裏打ちされた、とてもリアリティのある小説でした。 一番印象に残った、おそらく村内先生の寄り添い方の核心かと思う、ある生徒とのやり取りです。 「自分の思いが伝えられなくて、わかってもらえなくて、だれともつながっていないと思う子は、ひとりぼっちなんだよ、やっぱり。先生は、ひとりぼっちの子のそばにいる、もう一人の一人ぼっちになりたいんだ。だから先生は、先生をやっているんだ。」
中・高生には必ず読んで欲しい。 この時期独特の残酷さがリアルに描かれている。自分には関係ない話と思っていてもちょっとしたつまづきやきっかけで自分が加害者にも被害者にもなる事があるんだと知って欲しい。 そして、自分の周りにいる信頼出来る大人に相談して欲しい。 あなたは1人じゃないから。
たいせつなことだけを喋る国語教師の村内先生と、問題を抱えた中学生のお話。 村内先生が、国語教師らしからぬ吃音の持ち主なのに、村内先生が国語教師なのは、なるべくしてなったんだなと、読み終える頃には、ジンとしていた。 中学生あるあるな悩みや問題を抱える子、複雑な環境下の子、様々な考え方があって、様々な人...続きを読むがいて、様々なやり方で、みんな1人が嫌なんだよね。あの頃って、なぜだか世界が全部敵みたいに感じることがあって、そんなことを思ってるのは自分だけに感じてしまう。そんな時にそばにいてくれる大人の大切さ、大切な言葉をくれる存在の大切さ。 重松清の描く少年少女たちは、重たい背景を抱えていることも多いけど、どこか身近で他人事ではなくて、自分自身で、だからこそ身に沁みて、読んだら優しくなれる。ずっと好きです。
私も村内先生に会いたかった。虐待を受けてるって認めたら子供がひとりぼっちになっちゃうから虐待されていないと嘘をつく。うわー、まさにその通り。寂しい子のそばに寄り添ってくれる先生。吃音がある先生が話すからこそ大事なことが生徒に入っていく。私本当に村内先生に会っていたらもっと生きやすかったかもしれない。
重松清にはずれなし!やっぱりおもしろい。 最初の話と最後の話は涙がでた。 村内先生は、大切なことしかしゃべらない。自分の娘も無口な方なので、よく考えると大切なことしかしゃべらないかも。耳をしっかり傾けようと思った。
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