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Posted by ブクログ
タイトルのインパクトとジャケットの綺麗さに惹かれて購入しました!
ブレーメンツアーズという旅行会社の走馬灯の絵師という奇想天外な職業について読み進めていく内に奥が深いなと感じて徐々に興味をそそられました。
走馬灯について色々と考えさせられる内容で自分が生まれた時から今までの人生で起きた出来事を走馬灯の絵師に覗いて貰ったら色が付いているのはどんな思い出なのかなぁと想像しました。
誰でも後悔している事はいくつかあると思いますがそれが人間らしさであり大切な事だなと思い、後悔すらしなかったら自分が間違った事をしてしまったという認識すらないというのは恐ろしい事だなと…
主人公の遥香は幼い頃に母親に捨てられてしまい祖母も亡くなってしまいましたが母親が亡くなる前に再び会って思い残す事なく色々な話をした事で悔いが無くなったのは本当に良かったと思います。
自分が遥香の立場だったとしても10年以上会っていない母親に会うのは相当な決意と緊張の場面になるなと想像しました。
Posted by ブクログ
昔ブレーメンに住んでいたためか、本屋でふと目にした重松清x本書タイトルで、思わず手に取ってしまった一冊。
人に触れることで、その人の過去を見ることができるという特殊能力により、人間の内面、それを通じた家族愛、葛藤を丁寧に描写している。
ストーリー全体として急転直下な動きは無いものの、この後どうなってしまうんだろうか、とページを捲る手が止まらなくなるほど入り込める作品。
電車内などの公共の場で本書を読むことは推奨しない。涙が溢れるのを堪える必要がある。
最近の動画ストリーミングサービスは、地上波でないことを良いことに、過激な表現、ともするとどれもが同じように見える作品が多い印象。そんな現状に辟易としているなか出会った本作は、久々に心を潤してくれた良作だった。
Posted by ブクログ
久々の重松清さんの作品
走馬灯の絵師たち?のお話。走馬灯とは死の直前に見るという自身の記憶。そもそも走馬灯とは影絵の細工が施された筒状の紙灯籠のこと。
それを生前に内容を確認して作り直す事ができる人を走馬灯の絵師という、というのが本作品ての設定になっている。
主人公のはるちゃん、その母親のふうちゃん 本当に親子かと思うくらい性格が違っているように感じた。はるちゃんもナンユウくんも優しくて良いなあと思った。
同じ時間をともに過ごした家族でも、各個人によって思い出、なつかしく思うもの、そして記憶に残っているものは違う、確かにそう思う。でも、それはそれでイイ。個人の価値観なので。
さて、自分の走馬灯には何が描かれるんだろうか?
Posted by ブクログ
走馬灯 に焦点を置いてある本。
重松清さんの作品は、ファンタジー要素もありつつ、しっかり現実と向き合わせられるような作品が多いが、これもその一つだと感じる。
悔いがあってもいい
悔いがあるからこそ人生
楽しいだけが人生じゃない
辛いことがあっても、決してそれだけではないよなあと深々と考えさせられた。
楽しいことのが多いはずなのに、辛いことや悲しいことのせいで人間はあっという間にどん底にいる気持ちになるけど、いつかそれも含めて懐かしいと思うことができるからこそ人生なんだなあと思った。
はるちゃんがお母さんと呼んだ場面はグッとくるものがあり、涙がでそうになった。
また読みたい。
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