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チャップリン暗殺指令
5・15事件当日、来日中のチャップリンはなぜ命を狙われたのか? 「超高速!参勤交代」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した著者による傑作歴史サスペンス 1932(昭和七)年、青年将校たちが中心となり、犬養首相暗殺などクーデターを計画していた。 陸軍士官候補生の青年、津島新吉は、帝国ホテルに滞在しているチャップリンの殺害を命じられるが――。 世界の喜劇王はなぜ命を狙われたのか? 5・15事件の裏で起きていたもう一つの重大事件とは。 傑作歴史サスペンス。 ※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
ちゃんと食ってるか!? 笠原将弘のご自愛めし 健康になれる(かもしれない)春夏秋冬の問答レシピ
★おかゆも角煮もハンバーグも”ご自愛”だ。★ 著書累計160万部超、YouTubeチャンネル登録者数130万超(2026年4月現在)。予約のとれない和食屋「賛否両論」店主・笠原将弘が考える、作って、食べて、自分も家族も健康になれる(かもしれない)、春夏秋冬の”ご自愛めし”レシピ全55品を収録!! 愛のこもった食で人生のお悩みを解決する、「問答レシピ」形式で人気を博した週刊文春の連載「笠原将弘のご自愛めし ちゃんと食ってるか!?」が待望の書籍化されました! 料理を通じて自分も家族も健康に、楽しく、幸せにをテーマに、毎回与えられるお題(健康に関するお悩みなど)に対して、笠原流のユーモアたっぷりな解答とレシピを披露してくれた本連載。読んで笑顔に、作って楽しく、食べて元気になれる、春夏秋冬の季節の食材を活かしたレシピが満載です。シンプルで作りたくなる料理ばかり、おいしく作るコツもたっぷり盛り込んだ、料理初心者から上級者まで楽しめる一冊になっています!! 収録レシピの例は―― 単身赴任で健康が心配 → 具沢山豚汁 一目惚れで夜も眠れない → 豚の角煮 五月病でやる気が出ない → 串打ち焼き鳥 お通じが滞りがち → たたきごぼう豚炒め 子どもが野菜嫌いで困る → お野菜のすり流し 暑すぎて火元に立つのが苦痛 → トマトそうめん 気候変動が心配です → 力士みそと生野菜 更年期に赤身肉がよいと聞きました → 牛赤身肉のステーキ春菊サラダぞえ 「冥土の土産」が食べ物だとしたら → 昭和のナポリタン 貧血をなんとかしたい → かきの天ぷら 春菊あんかけ 風邪をひきました。簡単に作れる養生食は → 生姜入り野菜スープ 骨粗鬆症が気になります → ししゃもの焼き浸し タンパク質と野菜で食べ応えのあるダイエット食は → かみなり豆腐 などなど。きっとあなたを笑顔にしてくれるレシピが見つかります。 さらに東海林さだおさん、清水ミチコさんとのスペシャル対談も収録! 読み物としても充実の一冊になっています! ※この電子書籍は固定レイアウト式です。タブレットなど、大きなディスプレイの端末で読むことに適しています。また、文字列の検索やハイライト、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。ご了承のほど、お願いいたします。 -
チャーチルの亡霊 ──危機のEU
現在、危機に陥っているEU。その成立前史となる欧州統合運動に、じつはチャーチルが関わっていた。大英帝国の復権を野望する彼は、終戦後の米、露、欧州各国の覇権争いを見据えて、“欧州統合の父”と呼ばれた活動家クーデンホーフに目をつける。その清冽な志を利用すべく、老獪な政治家チャーチルは謀略を巡らせる。ふたりの奇妙な協力関係を物語る貴重な往復書簡を読み解きながら、欧州統合前夜の鼓動を描いた歴史ノンフィクション。 -
中学受験
著者は、関西・関東の大手中学受験塾の算数講師を歴任し、現在は中学受験算数専門のプロ家庭教師集団の会社代表として、約20年間、算数の指導や受験カウンセリングに携わってきたプロ家庭教師。1時間2万円という指導料ながら、3年前から予約を入れている親でいっぱいという超人気家庭教師が、自宅で効率良く成績をあげるためのマル秘メソッドを初公開。 真面目で勉強好きな少数のトップクラスの子ではなく、遊ぶのが大好きで、気分にムラがあり、やる気がない、“いたって普通の子”を、無駄な努力・時間・お金をかけずに最少のコストで合格に導くためのノウハウは、モチベーションやメンタル管理から、勉強法まで、即効性のあるものばかりです。 ※2017年の2月発売の書籍を2019年入試に向け、偏差値データなどをアップデートした最新版です。 -
中高年に効く! メンタル防衛術
蓄積される疲労、変わりゆく労働環境――。「うつ」が日本の五大疾病のひとつである現在、本当に危険なのは、中高年社員のメンタルです。しかし、その対策はあまり進んでいないのが現状。特に注意が必要なのは、役職ストレス・子離れ・更年期の「トリプルショック」に襲われる40代後半から50代前半女性。そして、コミュニケーション力不足の定年男性です。 ・「うつ状態」になりかけたら「3連休×2回」回復法を。 ・ライフイベント表でストレスを自己採点 ・職場から「雑談」と「雑用」が消えた ・女性のほうがストレスのセンサーが優れている? ・休息の要は「深い睡眠」 ・愚痴をこぼすな、弱みは見せろ ・キャリア女性の「職場ロス」 ・退職した勤め先の名刺を交換するな など、四十年間、産業医を務め、日本産業ストレス学会理事長、日本産業精神保健学会会長などを歴任した精神科医が豊富な実例とともに指南する、「心の健康を守るための働き方、休み方、そして定年後の過ごし方。 -
中国 詩心を旅する
李白、杜甫、王維、杜牧、陶淵明、白楽天、文天祥……細川元首相が幼少の頃から親しんできた漢詩・漢文の名言名句を手がかりに、それらの縁の地を訪ねた。杜甫の「国破れて山河あり」の舞台となった長安では、唐の詩人たちが活躍した往時の都を偲び、陶淵明の「帰りなん いざ」に導かれ、名勝と謳われた廬山へ。蘇東坡が「人生夢の如し」と謳った古戦場・赤壁では、『三国志』の時代に思いを馳せる――。詩人に限らず、達磨や玄奘といった僧侶や、王羲之や八大山人のような書家や画家も細川氏が「詩心」を感じた人々として登場。中国全土を巡り、四十八話をつづった細川護熙流「中国歴史紀行集」。旅愁を誘う撮り下ろし写真や、筆者自ら旅の印象を描いた絵画や書もふんだんに収録。 -
中国共産党「天皇工作」秘録
初めて明かされる天皇極秘訪中計画の全貌 1984年中国政府は田中角栄を通じて昭和天皇の訪中を画策。その後も同様の工作は繰り返された。中国はなぜ天皇にこだわるのか -
中国人一億人電脳調査 共産党より日本が好き?
ジャニーズ、アニメ、AV女優……彼らの本音はネットにあり! 亀梨もワンピースも東野圭吾も大好きだけど、尖閣問題は許せない。中国共産党が極度に恐れるネット上の「自由な言論」を大公開! -
中国人民解放軍の内幕
謎のベールに包まれた中国人民解放軍。79年の中越戦争を最後に実戦経験を持たず、周辺諸国とは常に領土・領海紛争を抱えている。空母建造や宇宙開発など、未知の分野に乗り出した中国の狙いは何か? 最大の軍事大国アメリカとの衝突は不可避なのか? ディープな人民解放軍研究! -
「中国」という神話 習近平「偉大なる中華民族」のウソ
日本人の知らなかった中国がここにある! 一帯一路に邁進する習近平。しかし内陸アジアこそ中国最大の「アキレス腱」だ。 もともと「中国」に属さない内陸アジアを、あの手この手で自国の一部と主張することで、中国は自らを「偉大な強国」に仕立ててきた。 歴史の改変、暴力、洗脳――偽造された「民族神話」を剥ぐ! はじめに 内陸アジアから中国を見る 第一の手法 妻を送って、国を奪う 第二の手法 絵本で子どもを洗脳する 第三の手法 「英雄」の歴史を書き換える チンギス・ハーンは「中華民族」 第四の手法 地名と文字によるイメージ操作 第五の手法 抵抗する者は殺戮する 内陸アジアの文化大革命 第六の手法 人海戦術で植民地化する ウイグル「自爆テロ」の背景 おわりに 神話作りは続く -
中国不動産バブル
中国の不動産バブル崩壊が幕を開けた。 それは貨幣的な現象に留まらず、金融、行政、政治システムへと飛び火し、やがては共産党統治体制をひっくり返す要因にもなり得る――。 バブル形成から崩壊まで、複雑怪奇な構造をどこよりも分かりやすく読み解く。 【不動産から見える中国社会の歪み】 ●主要大都市の不動産価格が大きく下落 ●開発途上の不動産プロジェクトが次々とゴーストタウンに ●中国政府が不動産開発を熱心に進めた理由 ●共産党幹部とデベロッパーが熱中したマネーゲーム ●別荘にプライベートジェット……賄賂を使って贅沢三昧 ●地方政府が財政危機に陥れば、年金難民が発生する ●海外へと脱出する日本人が急増 ●賃貸市場を敬遠し、マイホームを重視 ●「見栄を張る」ことをやめられない ●統制か自由化か、岐路に立つ習近平政権 -
駐車場のねこ
「オール讀物」新人賞受賞作「姉といもうと」を含む傑作短篇集。 幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。 つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。 職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。 駐車場の猫に餌をあげている布団屋の妻と、“役者のような美男子”の夫……。 おもわずほほえんでしまうユーモア。人間観察からあふれでる、生きることへの“姿勢の良さ”がにじみ出る。 解説・森絵都「どんな個性も大らかなユーモアをもって包みこむことで、マイナスをもプラスに転化させる。これぞ嶋津マジックだろう」 何気ないやりとりから生れる違和感がクセになる、オリジナリティ溢れる全7篇。 ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本『スナック墓場』の文庫版を底本としています。 文庫化にあたり、改題しました。 -
注文の多い料理小説集
小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ とびきり美味しいアンソロジー。 うまいものは、本気で作ってあるものだよ―― 最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス…… おやつに金平糖はいかがですか? 物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。 「エルゴと不倫鮨」柚木麻子 「夏も近づく」伊吹有喜 「好好軒の犬」井上荒野 「色にいでにけり」坂井希久子 「味のわからない男」中村航 「福神漬」深緑野分 「どっしりふわふわ」柴田よしき 【本書登場の逸品たち】 塩むすびと冷たい緑茶 ハルピンのイチゴ水 全粒粉のカンパーニュに具を挟んだサンドイッチ きときとの富山の海の幸・ゲンゲ汁 生クリームと栗の甘煮のパンとアイスコーヒー 食堂のカレーライスと福神漬 星屑のような白い金平糖 -
長安牡丹花異聞
太平の世を謳歌する中国・唐代の都長安。利発な少年黄良は、病母が所望する桃を買うため、夜光の牡丹をつくりだす。折しも牡丹の花競べが大変盛んに行われていて、名花奇花は大金で売れるのだ。そこに異国の身なりをした偉丈夫と西域の美貌の舞姫の思惑がからみあい、仲間となった3人は一攫千金を図るが、狡猾な宦官が花と舞姫をつけ狙い……第3回松本清張賞を受賞した表題作の他、妖美と機知と冒険満載の、雄大華麗な中国奇想小説を5篇収録。 -
超一流になるのは才能か努力か?
◎勉強、仕事、子育て すべてに応用可能の鉄則◎ 著者のアンダース・エリクソン教授は、「超一流」研究の第一人者。 『タイム』『ニューヨーク・タイムズ』をはじめ、各紙誌で取り上げられ、 世界中から大きな注目を集めた自身の研究結果の全てを、本書で初公開! チェス、バイオリン、テニス、数学……。 世界中のトッププレーヤーたちを、30年以上にわたって科学的に研究。 そして導き出された「超一流」への鉄則とは? 鉄則(1)自分の能力を少しだけ超える負荷をかけつづける 鉄則(2)「これで十分」の範囲にとどまっていると、一度身につけたスキルは落ちていく 鉄則(3)ループではなく、一人で没頭する時間を確保する 鉄則(4)自分の弱点を特定し、それを克服するための課題を徹底的に繰り返す 鉄則(5)練習を「楽しい」と感じていては、トッププレーヤーにはなれない 鉄則(6)これ以上集中できないと思った時点で練習や勉強はうちきる 鉄則(7)上達が頭打ちになったときは、取り組むメニューを少しだけ変えてみる 鉄則(8)即座にフィードバックを得ることで、学習の速度は劇的に上がる 鉄則(9)オンの時間とオフの時間をはっきり分け、一日のスケジュールを組む 鉄則(10)どんな能力も生まれつきの才能ではなく、学習の質と量で決まる 「超一流」と「一流」を分ける差はどこにあるのか。30年以上にわたり、「超一流」たちを心理学・生理学・神経解剖学の目から研究してきたエリクソン教授が、その核心を解き明かす! -
潮音
宮本文学初の大河歴史小説、堂々の開幕篇! 幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。 人を導く、「大いなる力」とは何か? 人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。 幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。 やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始める―― 黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。 第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編! ※初回配本限定特典「讀む藥」は、電子書籍版には収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。 -
超クリエイティブ 「発想」×「実装」で現実を動かす
すぐ目の前のものに宿る本質的価値に気づくだけで、あなたの仕事は飛躍する! 仕事、会社、人生…… 問題を解決し、あらゆる困難を超える 最高の思考法×実装術がここに。 ・本質発見力×世界の複数性の理解が革新的な発想を生む ・「社会」「未来」「人生」3つのベクトルで本質発見力を磨く ・米アウトドアブランドが一年でもっとも売上が立つ日に全店舗をクローズしたのはなぜか? ・コアアイデアを実装するための最良のチームビルディング ・エッセンシャル消費へ――ポストコロナ時代の10の変化とは? 人気クリエイティブディレクターによる渾身の書! -
超こだわりの店乱れ食い
最強にユーザ本位の、東京&全国・美味しい店ガイド! 「隠れ名店であり」「場所がよくない」「家族的で小さく」「長く営業している」「主人が強いポリシーを持ち」「勿論こだわりの一品が秀逸に旨い」……こんなキビシイ条件の店を紹介する「ビッグコミックオリジナル」誌人気連載コラムをもとに、のべ2000軒から厳選した旨い店101軒。安くて旨く、来て良かったと思える個性的な店ばかりを紹介する、物語のあるグルメガイド。単行本では無かった店の電話番号つき! -
超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか
よく当たる占い師、奇跡の導師、スプーン曲げ、予知夢、前世……摩訶不思議な現象に惹かれる人は後を絶ちません。しかし、人間心理にひそむ陥穽を研究してきたワイズマン博士は、これら超常現象がすべてインチキであることを実験で鮮やかに示してみせます。怪しげなオカルトが看破される痛快な1冊。 -
頂点への道
「夢は世界チャンピオンになること」 小学校の卒業文集に、そう記した。 ●わずか5年前、怪我に苦しみ、世界ランク898位から再スタートした。 世界各地を週ごとに転戦し、日程によっては深夜2時まで試合を続けることもある。 ジョコビッチ、フェデラー、ナダル、マリー、世界の4強と相まみえる精神的重圧と高揚。 2014年、運命のコーチ、マイケル・チャンを迎えて「動かず攻める」攻撃テニスが開花。頂点をめざす! ●本人が2010年からつづってきた生の言葉で、試合の内幕、負傷の苦悩、戦いへの決意が語られる。 ジュニア時代より彼を追ってきたテニス記者、秋山英宏がテニスの基礎知識を解説、大きな試合をレビューすることで、知られざる苦闘がさらに立体的に見えてくる。 現役の世界トップアスリートが自らの言葉でここまで記した書籍は稀。 国民的ヒーローの初めての自著、テニスファンならずとも必携です。 -
超能力微生物
くさいが美味い! 小さいがしぶとい! 酵母、細菌、カビの神パワーに発酵仮面が迫る!! 古来から日本人は、麹(酒)、味噌、醤油など、微生物のはたらきを利用した食品を大切にしてきた。発酵によってアミノ酸など「うまみ成分」が増し、保存期間も長くなる。また、健康維持に「腸内細菌」が大きな役割を果たしていることも近年わかってきた。まさに人類は、微生物に支えられて生きてきたのである。 それだけではない。この地球上には人類が考えもつかないような“超能力”をもった微生物が、まだまだ無数に存在していることが明らかになってきた。 たとえば、100℃以上の熱湯中に生きる微生物、超高濃度の塩水(死海)に生息する微生物、硫酸なみの強酸や強力放射能を浴びても死滅しない微生物……。 しかも、人類に天の恵みをもたらしてくれる微生物も続々発見されている。 動物性脂肪を植物性油脂に変換する微生物、天然希少香料を醸す微生物、汚染物質や有毒化学物質を分解してしまう微生物、天然資源(レアメタル)のありかを探し出す微生物……。もちろん、新たな抗生物質、特効薬を作り出すのも微生物だし、食糧難を解決してくれる可能性さえ秘めている。 分子生物学の進歩によって、「ゲノム編集」「遺伝子組み換え」がブームだ。しかし、人為的にDNAを組み換えてわけのわからない生物をつくるより、自然界にまだまだ人知れず存在する“超能力微生物”を見つけ出してきて利用するほうが、はるかにエコロジカルかつ合理的ではないか。 驚愕の「微生物グルメ」のエピソードも満載! 味覚を刺激されつつサイエンスのミステリーにせまる「発酵仮面」の真骨頂ここにあり! -
「超」ブランディングで世界を変える 挑戦から学ぶエンタメ流仕事術
世界市場で勝ち残るために必ず守るべきルールとは――。 「スティッチ!」「ミニオン」「ピングー」「ted」……。 世界最高峰のエンタメ企業、ウォルト・ディズニー・ジャパンなどで魅力的なコンテンツを次々と成功に導いてきた、いまエンタメ業界で最も注目されるブランディングの達人が明かす、世界で闘うためのビジネスルール。 「ゴジラ」「ウルトラマン」「竜とそばかすの姫(スタジオ地図)」……。外資系企業から独立後、著者がブランディングを手掛けた日本が誇る名作はいかにして世界市場に挑んでいったのか――。 セルフブランディングからグローバルビジネスまで、すべての若きビジネスパーソン必読の仕事術! -
帳簿の世界史
「権力とは財布を握っていることである」 アダム・スミス、カール・マルクス、マックス・ウェーバー……。 彼らが口を揃えて主張していた「帳簿」の力とは、一体何なのか。 これまでの歴史家たちが見逃してきた「帳簿の世界史」を、 会計と歴史のプロフェッショナルが初めて紐解く。 ・なぜスペイン帝国は栄え、没落したのか。 ・なぜフランス革命は起きたのか。 ・なぜアメリカ独立は成功したのか。 ・なぜ日本は急速に列強へ追いつくことができたのか。 その歴史の裏には全て、帳簿を駆使する会計士たちがいた! 【目次】 ■序 章 ルイ一六世はなぜ断頭台へ送られたのか ■第1章 帳簿はいかにして生まれたのか ■第2章 イタリア商人の「富と罰」 ■第3章 新プラトン主義に敗れたメディチ家 ■第4章 「太陽の沈まぬ国」が沈むとき ■第5章 オランダ黄金時代を作った複式簿記 ■第6章 ブルボン朝最盛期を築いた冷酷な会計顧問 ■第7章 英国首相ウォルポールの裏金工作 ■第8章 名門ウェッジウッドを生んだ帳簿分析 ■第9章 フランス絶対王政を丸裸にした財務長官 ■第10章 会計の力を駆使したアメリカ建国の父たち ■第11章 鉄道が生んだ公認会計士 ■第12章 『クリスマス・キャロル』に描かれた会計の二面性 ■第13章 大恐慌とリーマン・ショックはなぜ防げなかったのか ■終 章 経済破綻は世界の金融システムに組み込まれている ■日本版特別付録 帳簿の日本史(編集部) ■解説 山田真哉 -
直撃 本田圭佑
本田圭佑との真剣勝負の対話! 「本田くん、ある意味、それは勝ち逃げだよ」。気鋭のスポーツライターが投げかけた一言からすべては始まった。2010年南アW杯でベスト16の立役者になったサッカー日本代表・本田圭佑は突然口を閉ざした。すべてマスコミからの取材を断り、孤高の道をゆかんとする本田。そんなカリスマ・フットボーラーに筆者の木崎伸也氏はアポなしの独占直撃取材で本音を引き出し続けた。足かけ7年、28回の真剣勝負の対話から、本田圭佑の型破りの哲学が浮かび上がる。これは知られざる本田圭佑の人物像であり、アスリートに迫るジャーナリストの試行錯誤の物語でもある! -
直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足
「定説となっている考えを、論理的に打ち砕く破壊力を持っている」 ――更科功氏、驚愕! 生命40億年の歴史のなかで、人類だけが直立二足歩行をして生き延びた。 それはいったいなぜなのか? 直立二足歩行の起源とは? 現役バリバリの古人類学者にして、「足と足首の専門家」である著者が、レジェンド人類化石や最新化石、さらには現代人の歩行や二足歩行ロボットの研究現場までを訪ね歩き、この永遠の疑問に迫る、痛快科学ノンフィクション。 これまで積み上げられてきた人類史は、いま大きく動こうとしているのか。人類が立ちあがったのではなく、チンパンジーが手をついた? さまざまな歩き方の人類があちこちでさかんに歩き回っていた? 人間が人間になれたことに、二足歩行はどう役立ったのか? 現在もっとも熱い分野の最先端の現場を生き生きと楽しく活写する、古人類学愛に満ちた一冊。読めばきっと、すばらしく便利でものすごく不便なこの二本の足が愛おしくなる。 -
ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール
苦しいとき、ぜひ開いてみてください。癒される励ましの言葉集 今日を乗り越えていこう――フランスのパリで、育児に家事に仕事に奮闘するシングルファザーの著者が、心を込めて贈るメッセージ。 どんなに今が苦しくても、 楽しいことを探して、 それを最高に面白がって 生きていこう。 毎日不安の連続、人生には思いがけぬ災難も降ってくる…… そんな苦しいときは、ぜひ本書のページをめくってみてください。 人生、山あり谷あり―― 困難なときを乗り越えるための、励ましと癒しのメッセージ集。 よし、今日は思い切って、自分を大事にする日にしよう。 ◎苦しい時は、その相手からちょっと離れてみる ◎ネガティブな自分を許してあげよう ◎楽しい計画が、今を励ましてくれる ◎余計なことは考えない ◎過去に振り回されない ◎会う人みんなに優しくしてみる ◎憎しみより感謝で生きようよ ◎この瞬間を精一杯生きたろう! -
千夜と一夜の物語
「僕僕先生」シリーズで人気の著者が妖しさ全開で贈る、現代版アラビアン・ナイト。 誰もを魅惑する声を持つが、それ以外は特にとりえもない平凡なOLの千夜(ちよ)は帰宅途中に「魔王」を名乗る男にさらわれる。「面白い話をすれば殺さないでやる」という要求に応えて、姉の一夜(ひとよ)がかつて作った「おとぎ話」を語る千夜に、魔王は悪意に満ちた「真相」を次々と暴いてみせる。私が語っているのはただのお話? それとも封印された記憶なの? 千夜の物語が進むほどに増える死者、失踪していた父の帰還、一夜が隠し持っていたあやしいノート……。声ひとつを武器に魔王と対決する千夜は、歪んでゆく現実を止められるのか!? 千夜が語り終え、魔王が正体を現す時、世界が反転する衝撃が訪れる! 美しさと恐怖にいろどられた夜の物語。 -
知立国家 イスラエル
唯一の目的は「生存」、最強の武器は「頭脳」 軍事が生み出す驚異の最先端テクノロジー、超エリート選抜教育、「知」の最強国家イスラエルの真実に迫る! イスラエルと聞くと、一般的な日本人は「パレスチナ問題」「紛争」などを想起し、明るいイメージを持っていないかもしれない。 だが、じつは私たちの周囲には「イスラエル」が溢れている。あなたが使用しているパソコンのCPUがインテル製であれば、その8割以上はイスラエルで開発されたものである。スマホでグーグル検索をすると、文字をいくつか入力しただけで、候補がプルダウンのように表示される。これはイスラエルにあるグーグルの研究所で開発された「グーグル・サジェスト」という機能である。同じくグーグルの「ページ分析」、ユーチューブの「ライブリザルツ」なども、イスラエルで開発されたものである。そのパソコンを外部侵入者から守ってくれる「ファイアーウォール」を開発したのもイスラエルのハイテクベンチャーである。 このほかにも、ドローン、監視カメラが不審人物を自動的に検出する人工知能フィルター、小型胃カメラ、チョコレートの「マックスブレナー」、死海のミネラルを使用した化粧品やアンチエイジング技術、ダイヤモンドの研磨技術、砂漠の灌漑技術など、イスラエルから生まれたものは非常に多い。 イスラエルは国民1人あたりでみると、ノーベル賞受賞者数、博士号保有者数、教育費、特許数、ベンチャー起業数、研究開発費(対GDP比)などで、世界トップクラスである。 冷戦後の経済成長率(1991年~2015年までの実質成長率)では、イスラエル(174%)は日本(20・5%)を大きく凌駕している。しかも、イスラエルは第2次産業のGDP比が日本よりも高い。イスラエルは「ものつくり」を含めた実体経済で急成長を遂げているのだ。 なぜイスラエルはこれほどの急成長を遂げたのか? その背景には、ロシアや東欧から高学歴移民を受け入れたことや、イスラエル軍が数理系の才能をもつ若者を選抜する超エリートプログラム「タルピオット」「8200部隊」の存在がある。また、イスラエル社会には「失敗を恐れない精神」、ユダヤ人の伝統である「どんな権威にも遠慮せず、自由な議論を尽くす慣習」、そして世界各国からの移民がもたらす「パイオニア精神」がある。 著者は総合商社時代から、ビジネスを通じて多くのイスラエル人と親交を深めてきた。徹底的な現地リポートから、イスラエルの強さの秘密を探る。 【目次】 はじめに イスラエル急成長の秘密を探る 第1章 爆発するイノベーション 第2章 移民がもたらす「頭脳」と「多様性」 第3章 世界最強 イスラエル軍の超エリート教育 第4章 「失敗を恐れない」教育と知的執着 第5章 イスラエル・エコシステムと日本の協働 あとがき -
チワワ・シンドローム
「弱くなりたいと思うのって、そんなに悪いことですか?」 若い世代から厚い信頼を集める著者が、〈弱さ〉アピールのはびこる 現代のリアルを優しくあぶり出す会心の一作! ■あらすじ ある日、知らない間に “チワワのピンバッジ” が付けられていたという 呟きがネットに溢れた。その数、なんと800人以上! 主人公・琴美の想い人も、被害者のひとりだった。 〈チワワテロ〉と呼ばれるこの奇妙な事件の直後、彼は姿を消してしまった。 「僕のことはもう信じないで」とメッセージを残して――。 どうして彼は姿を消したのか? 琴美は、親友で「全肯定インフルエンサー」のミアとともに、 彼の失踪とチワワテロの謎を追いはじめる。 炎上時代の本音に迫るリアルタイムストーリー! -
陳浩基『13・67』の魅力とは【文春e-Books】
オールタイムベスト級の傑作と話題沸騰! 華文(中国語)ミステリーの記念碑的作品の魅力を余すところなく紹介する 作品の冒頭を抜粋した「お試し版 『13・67』」や週刊文春に掲載された佳多山大地氏による書評「華文ミステリーの新星、掛け値なしの傑作」、またジャーナリスト・野嶋剛氏によるインタビュー「『13・67』と香港人のアイデンティティー」などで、作品の魅力と著者・陳浩基さんの素顔に迫ります。 【『13・67』とは】 現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティー、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。 本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(2014年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデンティティーを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。 2015年の台北国際ブックフェア賞など複数の文学賞を受賞。世界12カ国から翻訳オファーを受け、各国で刊行中。映画化件はウォン・カーウァイが取得した。著者は第2回島田荘司推理小説賞を受賞。本書は島田荘司賞受賞第1作でもある。 -
珍樹図鑑
ポケモンGOよりクセになる? 珍樹ハント! 「珍樹ハント」とは、樹木の幹や枝などに現れる、動物やキャラクター、はたまた有名人にそっくりな模様や形を見つけること。 この奇天烈な遊びに魅せられて珍樹ハンターとなった、この道十年以上の著者が、二千点を超えるコレクションの中から、えりすぐりの写真を大公開! 健康にいい、脳が活性化する、お金がかからない。そして病みつきに! 子どもからお年寄りまで楽しめる樹木のワンダーランドへご招待します。 -
沈黙を破る 「男子の性被害」の告発者たち
ついに被害者は語り始めた ジャニー喜多川、実父、教師、街中での被害。被害者の心と体を蝕み、時には人生を変えられてしまう性被害の実態と、差し込む光とは。 なかったとは言わせない! 性被害者の実名告白。深層ノンフィクション。 日本では長年“なかったこと”にされてきた男性の性被害。加害者は、担任教師、実父、芸能事務所社長……。 たった一人の勇気ある闘いが、重い扉を開け、闇のなかにいた被害者たちに光が差し込んだ。立ち上がり、少しずつ歩きはじめた人々の姿を追う。 -
追跡
謎が謎を呼ぶノンストップサスペンス 東京都武蔵野市で住宅一棟が焼ける火災が発生。 焼け跡からは、その家に住む志村潔(69)とその息子夫婦と見られる 男女三人の遺体が見つかる。単なる住宅火災に見えたが、 夫婦と見られる遺体の死因は焼死ではなく、 刺されたことによる失血死であった。 しかも現場からは、この夫婦の子供と見られる小学生が消えていた。 さらには、志村の経歴をたどると、“息子”がいた形跡がない。 一体この火事で死んでいたのは何者だったのか? 警察が捜査をに乗り出すのと軌を一にして、 地下組織『I』の作業員の樋口にもある指令が下される。 不可解な火災、血の繋がりのない“家族”、消えた子供の行方…… エンタテインメントを追求した、究極のノンストップサスペンス。 -
つい話したくなる 世界のなぞなぞ
「口があっても、しゃべれない生き物な~んだ?」(韓国) 「空のコップには、水は何滴入るでしょう?」(オランダ) 「理解しがたい女性を3種類あげよ」(アイルランド) 「いくら見ても信用できないもの、な~んだ」(タンザニア) 4000年以上前から人類とともにあるなぞなぞ。日本では室町時代に大ブームになりましたが、世界でも「The Riddle」(なぞなぞ)は長年にわたり親しまれてきました。世界各国の傑作なぞなぞを集めたこの本、ただのなぞなぞ本ではありません。雑学王のり・たまみの手にかかると、歴史、文化、地理、科学、数学……ありとあらゆるウンチクが自然に頭に入ってしまう上質な読み物に生まれ変わりました。 意外にブラックな答えや、頭の体操にぴったりのトンチの効いたもの、ときに偏見に満ちたなぞなぞに、笑ったり、呆れたり、驚かされたりの連続です。その国のお国柄が反映されたなぞなぞは、その国の文化そのもの。職場で、飲み屋で、デートでつい話したくなる、すぐに使えるネタが77! 答えはぜひ本書にて。 -
通貨の未来 円・ドル・元
複雑化する経済を見通す鍵は「通貨」にあった。 英一流誌の予測から、あなたの未来も見えてくる。 グローバルエリートを中心に世界200ヶ国以上で読まれている一流誌、英『エコノミスト』編集部と、そのシンクタンク「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が、総力をあげて、日本、米国、中国の未来を、通貨を通じて分析・予測。 ・現在の世界経済の最大の問題は、米国が世銀、IMFへの責任を果たさないなか、オフショアドルの市場が膨らんでいることだ。ここには危機の際の「最後の貸し手」がいない。 ・世界の市場において人民元が台頭するのは確実だが、少なくともあと5年~10年は、円は重要な国際通貨としての地位を失うことはない。 ・アベノミクスの評価は総じて失敗。マイナス金利を実施しても融資は増えない。 ・2016年~2020年の間、日本経済の実質成長率は年平均1%。 ・TPPによる恩恵は2020年以降にならないとあらわれない。 ・人民元の国際化は、中国国内の完全自由化とトレードオフである。 日本のメディアでは絶対できない徹底予測! -
通常は死ぬ前に処分したいと思うであろう100のモノ
絶滅危惧種のお宝も。マイ秘宝館へようこそ! マイ秘宝館へようこそ! 「いやら収集品」100点を一挙大公開! ご時世的には「不適切」だけど思わず笑ってしまうエッチ系コレクションから、長年お世話になった写真集やビデオまで。還暦を過ぎて、一般的には生前整理をし始める年齢となった著者なのに、どうしても捨てられずに残している「いやら収集品」100点を軽妙なエッセイ&写真で紹介。 近い将来、民俗学的に貴重な資料になるかも!? *タマタマがとんでもなくデカいタヌキの置物 *交尾してる馬のテレカ *セクシーな二股大根グッズ *ヌードになるボールペン *エロ本自販機のプラモ *ノーパン喫茶のマッチ *プロの喘ぎ声入りCD *ランジェリー姿の女性だらけの画集 *りんごヌードの写真集 ……ほか、絶滅危惧種のお宝も多数収録! 夕刊フジ長期人気連載「いやら収集」から厳選したエッセイを大幅に修正、書き下ろしの新ネタも加えて一冊に。 -
疲れて「もうムリ!」と思った時にすぐ動ける! トリガー体操
〈トリガーポイントを押す〉筋膜リリース×腹式呼吸で、こりも痛みもさようなら! 5秒で吸って、5秒で吐きながら トリガーポイントを押すだけ―― たったこれだけの基本形で、体も人生もアクティブに動き出します。 元鹿島アントラーズのトレーナーで、現在は自身の鍼灸院グループを率いる著者が、のべ8万人の治療実績から開発した“即効”メソッド。 腰痛、首こり、肩こり、四十肩、五十肩、胸の詰まり、膝痛、不眠、 頭痛、腱鞘炎、むくみ、慢性疲労、気分の落ち込み…… すべて予防・改善の鍵は“筋膜の弾力”にあります。 オールカラーのビジュアルBOOKでは体操の手順から生活の心がけまで、「動ける体」を手に入れるコツが満載。 すべてのメソッドに動画解説もついています(書籍購入者のみスマホで視聴可能) 疲れの溜まっているすべての“ぐったりさん”を救う決定本、ついに誕生です! -
月岡草飛の謎
老俳人・月岡草飛が行くところに怪異あり? それは実際に起こった――そういうことだ。 俳人・月岡草飛は妻を亡くして気まま放題。月岡のもとには、謎めいた依頼の数々が持ち込まれる。 生きる欲望に貪欲に突き進むうち、いつしか異界に迷いこむ。 名手が贈る、ブラック&ナンセンスな奇譚集。 それはごく小さな空間で、真っ白な蓬髪を肩まで伸ばした老人が椅子に座り、背を丸め、眉根にしわを寄せて、 自分の前の台のうえに置いた大きなフラスコの中をじっと見つめていた。 月岡が思わず怯んだのは、その凝視のまなこに狂気の光としか呼びようのないものが炯々と輝いていたからだ。――本文より -
月ぞ流るる
紫式部が生きた時代の豪華絢爛宮中絵巻 日本初の女性による女性のための歴史物語『栄花物語』の作者である朝児(赤染衛門)からみた宮廷はどんな姿をしていたのか? 宮中きっての和歌の名手と言われる朝児(あさこ)は夫を亡くしたばかり。五十も半ばを過ぎて夫の菩提を弔いながら余生を過ごそうとしていたが、ひょんなことから三条天皇の中宮妍子の女房として再び宮仕えをすることになる。 宮中では政権を掌握した藤原道長と、あくまで親政を目指す三条天皇との間には緊張が入っていた。道長の娘の妍子が、将来天皇となるべき男児を出産することが、二人の関係に調和をもたらす道だった。しかし、女児が生まれたことで、道長は三条天皇の排除を推し進めていくことになる。 朝児は、目の前で繰り広げられるきらびやかながらも残酷な政争に心を痛める。なぜ人は栄華を目指すのか。いま自身が目にしていることを歴史として書き記すことが自らの役目ではないのか。そこで描かれるのは歴史の勝者ばかりではない。悲しみと苦しみのなかで敗れ去った者の姿を描かねばならない。その思いの中で朝児は筆を取る。 -
蔦屋
2025年、NHK大河ドラマは「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」。 その主人公である江戸の出版プロデューサー・蔦屋重三郎の波瀾万丈人生を描く、傑作歴史長編小説! 寄る年波には勝てず、店仕舞いしようとしていた地本問屋・丸屋小兵衛のもとを、才気迸る若い男が訪ねてくる。この店に毎年二十両払うから、雇われ人となって自分を手伝ってほしい、という申し出に面食らう小兵衛。 「一緒にやりませんか。もう一度この世間をひっくり返しましょうよ」 その男こそ、吉原随一の本屋、飛ぶ鳥を落とす勢いの蔦屋重三郎だった――。 飲むときはとことん飲み、遊ぶときはとことん遊ぶ。商売の波に軽々と乗り、つねに新しいものを作りたい、と意気込む重三郎。重三郎の周りには、太田南畝、朋誠堂喜三二、山東京伝、恋川春町ら売れっ子戯作者や狂歌師が出入りするが、腐れ縁の絵師・喜多川歌麿には、特別な感情をもっている。 やがて松平定信による文武奨励政治が始まると、時代の流れは予期せぬ方向へ――。 蔦屋重三郎の型破りの半生を、父親ほども年が離れた小兵衛を通して描く。最強バディが江戸の街を闊歩する、極上エンターテインメント小説。 単行本を大幅に改稿し、著者によるあとがき「文庫化までの長い言い訳」を特別収録。 単行本 2014年4月 学研パブリッシング刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 ※この電子書籍は、文春文庫版を底本としています。 -
蔦屋重三郎 江戸を編集した男
浮世絵、洒落本、狂歌。江戸文化の要には一人の大編集者がいた。 2025年大河ドラマ主人公の巨大な足跡と、江戸の思考法を描く。 2025年大河ドラマ『べらぼう』の主人公は、蔦屋重三郎。 花の吉原振り出しに 才人鬼才をより集め 幕府に財産取られても 歌麿写楽をプロデュース この蔦重こそ、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、 歌麿、写楽を売り出した江戸最大のプロデューサーだった。 その華麗な人脈は太田南畝、山東京伝、恋川春町、酒井抱一、 市川團十郎、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九とまさに江戸文化そのもの。 江戸文化とは何か、文化を創り出すとはどういうことか。 豊富な図版を入口に、人を編集し、 文化を織り上げた、蔦重の「たくらみ」に迫る。 -
土になる
今、僕は自分自身と完全に一つになったような気がする。 それ以上の平安がどこにあるだろうか。 それが鳥であり、猫であり、虫じゃないか。 地に足をつけるとは、このことを言うのではないか。 土に聞くまでもない。僕が土になったのだから――。 有明海を望み、雲仙岳を見晴らし、故郷の河内につながる熊本の地で、師匠ヒダカさんの背中を見ながら畑を始めた。 日々畑に足を運び、成長する野菜たちと向き合うこと。 それは生まれてこのかた、土から遠く離されていたことに気づき、生命を取り戻していく過程そのものだった。 作ること、変化することをめぐる冒険。 作家、建築家、絵描き、音楽家などの多彩な顔を持ち、いずれの活動も国内外で高く評価される坂口恭平は、 自身の双極性障害(躁鬱病)体験から取り組む「いのっちの電話」相談員としても知られる。 ニューヨークタイムズ一面にインタビューが掲載されるなど、 その多岐にわたる活動が海外からも注目を集めている作家が、 「土になる」ことや近隣との交流、猫との触れ合いを通して、生きることを究めてゆく――。 『0円ハウス』(河出文庫)、『独立国家のつくり方』(講談社現代新書)、熊日出版文化賞受賞の『幻年時代』(幻冬舎文庫)に連なる著者の到達点。 ヘンリー・ソロー『森の生活』、現代版誕生!! 土になった坂口恭平の目玉を借りて、 僕らは日頃見えないものを目の当たりにするのだ ――土井善晴(料理研究家) 装画・口絵(16ページ) 坂口恭平 -
筒美京平 大ヒットメーカーの秘密
まさに筒美京平をめぐる完全版! 「超えられない数字、才能。でも、鍵[key]は残してくれたかも!」――小室哲哉 筒美のシングル売り上げは7560万枚で、2位の小室哲哉(7184万枚)を凌ぐ。作ったのは3000曲近い。名実ともに日本一のヒットメーカーだ。 彼の作曲家としての凄さは、最新の音楽潮流をとりこんで、一般人にわかりやすい音楽として加工し続けたところにある。 ●第1部 近田春夫による筒美京平論 著者は、筒美を師匠とあおぎ、生前きわめて親しかった稀有の人物で、多くの音楽シーンもよく知る。「週刊文春」連載「考えるヒット」の筆者としても知られる。 いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」はロックだが和風で小唄調、太田裕美「木綿のハンカチーフ」はフォーク&ニューミュージック風、岩崎宏美「ロマンス」は流行りのディスコサウンド、ジュディ・オング「魅せられて」と庄野真代「飛んでイスタンブール」はエキゾチック。 ほかにも、「スニーカーブルース」、「なんてたってアイドル」、「夜明のMEW」、松田聖子、南沙織、野口五郎、郷ひろみ、中山美穂、少年隊、小沢健二、サザエさん……。 ブーム、かつ、その時流を読んで、ヒットしそうなものを仕掛けていたのである。 ●第2部 近田春夫による対話篇 筒美の私生活はほとんど知られていない。実弟・渡辺忠孝氏への近田氏によるインタビューによって、生立ちや音楽との歴史が明らかになる。 さらに、筒美の曲を最も多く作詞した橋本淳氏、それから筒美楽曲のデーヴァともいうべき平山美紀(現・平山みき)氏への近田氏によるインタビューも収録。 ファン垂涎のデータ集付き。 -
堤清二 罪と業最後の「告白」
第47回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞作。月刊「文藝春秋」の連載『堤清二の「肉声」』に大幅に加筆したもので、セゾングループの総帥だった堤清二氏が死の一年前、父・康次郎氏そして弟の義明氏との関係をじっくり振り返った一族の物語です。 清二氏が、著者の児玉さんに10時間以上も語った堤家の物語は、愛憎と確執に満ちた肉親相食む世界でした。 康次郎氏は西武グループの礎を築いた実業家であると同時に、強引な手法で「ピストル堤」の異名をとり、異常な好色でも知られていました。清二氏ら七人の兄弟姉妹の母親だけで四人、そのうち二人とは入籍をしませんでした。関係を持った女性はお手伝いから看護士まで相手選ばず、清二氏の母・操さんの姉妹とも関係を持ちそれを操さんも承知していたといいます。その異常な環境で、清二氏・義明氏兄弟は静かな“狂気”を身の内に育まざるをえませんでした。 フォーブス誌の世界長者番付で世界一位に輝いた義明氏と、セゾン文化で一世を風靡した清二氏は、一転して凋落し、軌を一にするように堤家も衰退の一途を辿ります。 西武王国について書かれた本は数多くありますが、清二氏が初めて明かした一族の内幕は、堤家崩壊の歴史であると同時に、悲しい愛と怨念の物語であり、どうしようもない定めに向き合わなければならなかった堤家の人々の壮大な物語です。 ※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
つながらない勇気 ネット断食3日間のススメ
気がつくと、一日中スマホを見ていませんか? ネットが生活に欠かせない現代。 人間本来の思考力と想像力を取り戻すために「書きことば」の力を今一度信じたい。人生を変える一冊! 電車の中で、乗客全員がスマホを見ている光景は珍しくない。 しかし、ことばがデジタル化への変貌を遂げている今こそ、人間本来の思考力と想像力を取り戻し、 豊かな人間関係を築く為、また孤独に耐える力を培う為に、書きことばの底力を信じよう。 「読み書き」を大切にすることで、人生を根底から変えられる! 解説・山根基世 ※この電子書籍は2014年1月に文藝春秋より刊行された単行本『ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ』を改題・加筆修正をした文庫版を底本としています。 -
つなげる力 和田中の1000日
リクルートから杉並区立和田中学校へ――。東京都初の民間人校長として、著者が2003年より5年の在任期間中に行った教育改革。進学塾と学校をつなぐ「夜スペ」、世界と教室をつなぐ[よのなか]科などの画期的なプロジェクトから、情報編集力を身につける教育法まで、新しい学校のあり方を追求した和田中プロジェクトの全貌がこの一冊に凝縮されています。教育のみならず、あらゆる問題解決に役立つヒントが満載! -
「つなみ」の子どもたち 作文に書かれなかった物語
第43回大宅壮一ノンフィクション賞(2012年)受賞作。 ベストセラー『つなみ 被災地のこども80人の作文集』を企画取材したジャーナリストが描く、7つの家族の喪失と再生の物語。平成最大の災害を、子どもたちは「書くこと」でどう乗り越えたのか?「あれから八年間の日々に」を大幅増補。 解説・細谷亮太 「あの震災後、熊本地震や北海道胆振東部地震、北関東や西日本での豪雨災害など未曾有の災害が頻発し、日本中で自然災害で厳しい体験をする人が増えている。被害後をどのように生き、どのように克服していくかは、先人の声に耳を傾けるのがふさわしい。作文を書いてくれた子たちも、取材に応じてくれた家族たちも、おそらくは心のどこかでそんな思いをもっていたことだろうと思う」 (「あとがき」より)。 -
つぶら、快刀乱麻
秘剣をあやつる18歳の少女が、やくざの親分に、殺し屋に、渾身の一撃を見舞う! 松本清張賞作家が描く、痛快アクション・コメディ 十八歳の若さで鷹月流剣術第三十二代当主となった鷹月つぶらは、かつての兄弟子、桜庭廉を探すため、山形から上京する。東京・原宿で偶然知り合った有村依子と、代々木に住む叔父の鷹月賢秀を訪ね、廉の居場所を訊くが、「お前は、廉と関わるな」と言われてしまう。「あの者とお前は、とうに道を違えてしまった」と。その後、依子が、やくざの事務所に拉致されてしまう。それを知ったつぶらは、依子の救出に駆けつけ、“光る刀”を武器に、やくざ者を次々に倒していく。本人も知らぬ間に、彼女は極道の抗争に巻き込まれていたのだった――。 -
妻から哲学 ツチヤのオールタイム・ベスト
24年にわたる「週刊文春」の国民的人気連載「ツチヤの口車」から選りすぐった爆笑エッセイ集! 妻は学びの宝庫!? 妻が悪いから哲学に走ったのか、 哲学に走ったから妻が悪くなったのか? I 妻に至る病 規格外の妻の言動に右往左往する日々! II 女の精神 女は手強い! 大学の助手、同僚、自称カトリーヌ、 魔の二歳児……今日もまた土屋教授はやられっぱなし III ツチヤの弁明 “挫折の伝道師”による絶品「言い訳」芸! IV 幸福論序説 結婚の勧めから老化の喜びまで、土屋流幸福論 V ツチヤ師、かく語りき 聖人ツチヤ師が語る洞察に満ちたお言葉 全国の女性たちから「こんな奥様に憧れます」と共感の声が寄せられてきた“規格外の妻”は何者なのか!? 心が軽やかになる唯一無二のユーモアエッセイ、初の〈特別愛蔵版〉爆誕! -
妻と私・幼年時代
慶子、君はやっぱりここにいたじゃないか、 ずっとぼくと一緒にいてくれたじゃないか 日本中を涙で濡らした愛妻看取りの記がいま甦える! 四十年以上連れ添った妻に下った末期癌の診断。告知しないと決め、夫・江藤淳は渾身の看護を続ける。視力の衰え、呼吸困難など病状は進み、診断から約九ヶ月後に臨終を迎えた。自身も重篤な病に冒されるが、気力を振り絞って夫婦最期の日々を記した手記「妻と私」は翌春雑誌に発表され、大きな話題を呼んだ。が、同年夏の雷雨の日、あまりにも有名な遺書をのこし自裁。絶筆となった「幼年時代」、石原慎太郎ら同時代人の追悼文も採録。解説・與那覇潤 目次: 妻と私 幼年時代 追悼 江藤淳氏を悼む 福田和也 江藤淳記 吉本隆明 さらば、友よ、江藤よ! 石原慎太郎 江藤淳年譜 武藤康史編 解説 批評家の最後の闘争 與那覇潤 江藤 淳(えとう じゅん) 1932年、東京生まれ。文藝評論家。慶應義塾大学文学部英文科卒。在学中の56年に『夏目漱石』を上梓。58年に『奴隷の思想を排す』、59年に『作家は行動する』を発表し、評論家としての地位を確立する。『小林秀雄』『成熟と喪失』『近代以前』などの文藝批評のみならず、『海舟余波』『漱石とその時代』などの評伝、『海は甦える』などの史伝も執筆し、『一九四六年憲法――その拘束』『閉された言語空間』など、米国が作った戦後憲法や日本の言説空間を鋭く批判する仕事も続けた。99年没。 ※この電子書籍は、2001年7月に文藝春秋より刊行された文庫をもとにした文春学藝ライブラリー版(2024年2月刊)を底本としています。 -
「妻に捧げた1778話」が私を救った【文春e-Books】
作家・眉村卓氏は、1997年から2002年まで、がんで闘病中の夫人のために1日1本、400字詰め原稿用紙3枚以上の物語を書くことを日課としていた。 夫人が67歳で他界したとき、その物語は1778話に達していた。愛する人を喪って16年、稀代のストーリーテラーが、妻への思いと自らのいまを語る。 ※「文藝春秋4月号」掲載記事を再編集した電子書籍オリジナル。 -
罪人たちの暗号
北欧の人気ミステリー・シリーズ第2弾! ミーナら特捜班を嘲笑うように連続する誘拐殺人。次の犯行はいつ? ストックホルムを舞台に犯人との頭脳戦が始まる。 ストックホルム警察特捜班に届いたのは幼児誘拐事件の報告だった。白昼堂々、保育中の子供を連れ去るという大胆な手口。過去の少女誘拐殺人との類似から特捜班は最悪の事態を想定するも、捜査は難航。刑事ミーナは2年前に捜査協力を仰いだメンタリスト、ヴィンセントに接触する。 極端な潔癖症の刑事ミーナと、「数字」に執着する心の偏りを持つメンタリスト、ヴィンセント。互いに惹かれ合う二人が挑むのは連続児童誘拐という卑劣な犯罪です。別れ別れだったミーナの娘も登場、事件捜査のみならず特捜班の面々の「秘密」からも目が離せない快作です。 -
冷たい誘惑
一丁の拳銃が人々の人生を変えていく! 名手が描く練達の連作短編集。 私は拳銃を構える。 恐怖にひきつった顔を思い描くだけで、胸のもやもやが晴れていく――。 久しぶりの同窓会で六本木から新宿・歌舞伎町に流れてきたものの、 泥酔して友人たちとはぐれた主婦・織江。家出少女から一万円と引き換えに 渡された包みの中身は一丁の拳銃だった! 主婦も家出少女も、カラスに悩まされる新入社員や 妻に逃げられた元警察官も――。 平凡な日常に倦んだ人々を魅了し狂わせるコルトの魔力とは? ※この電子書籍は、1998年4月に文藝春秋刊の単行本『引金の履歴』を、 2001年4月に『冷たい誘惑』と改題、文庫化された作品の 新装版を底本としています。