江藤淳の一覧
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2021/12/10更新
ユーザーレビュー
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「海辺の光景」と「抱擁家族」について自分がよみきれなかったところをこの本が肉付けしてくれた。
「星と月は天の穴」についてをいちばん興味深く読んだとおもう。この小説が小説家界隈のための小説だというのは興味深かった。「濹東綺譚」を対比として出しているのが自分にとってわかりやすかった。
なにより「夕べの雲...続きを読むPosted by ブクログ -
戦後の価値観のなかでなぜ己が保守的な言説を繰り返してきたのかを、あたかも吐露するような随想でした。相当のルサンチマンが蓄積されています。江藤淳の過酷な戦後の暮らしと喪失感について当時どれほどの共感があったのかはわかりませんが、戦後民主主義が掲げる理想に対して保守が私情をもって対抗する様はインティフア...続きを読むPosted by ブクログ
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1967年に発表された、戦後評論における屈指の名著と言っても差し支えのない一冊。エリクソン『幼年期と社会』で語られている米国の母子関係というものを日本のそれと対峙させ、日本の戦後文学で家族というものがどの様に描かれているかを分析することで、その社会構造が持つ問題点を炙り出す。
本書では、日本の家...続きを読むPosted by ブクログ -
自分が感じている不安を説明されたようだった。
日本とアメリカの「母性」の違いの考察も途中でなされていて、欧米のジェンダー学と日本のジェンダー学が食い違ってしまうことに通じる気がします。
上野千鶴子氏の解説つきで、文芸の知と社会学の知のうれしいコラボレーション。
またあとでつづきかきます。Posted by ブクログ