石原慎太郎・大江健三郎

石原慎太郎・大江健三郎

990円 (税込)

4pt

3.0

一九五〇年代半ばの鮮烈なデビューから〝怒れる若者たち〟の時期を経て、それぞれの一九六八年へ――。同世代随一の批評家が、盟友・石原慎太郎と好敵手・大江健三郎とに向き合い、その文学と人間像を論じた批評・エッセイを一冊にした文庫オリジナル作品集。
〈解説〉平山周吉

■目次

【一九六八年】
知られざる石原慎太郎
私にとって「万延元年のフットボール」は必要でない

【石原慎太郎】
石原慎太郎論/「肉体」という思想/「言葉」という難問/『完全な遊戯』/『日本零年』

顔/石原慎太郎と私/石原慎太郎のこと/『石原慎太郎文庫』によせて/偉大なアマチュア

【怒れる若者たち】
新しい作家達/政治と純粋

シンポジウム「発言」序跋/文学・政治を超越した英雄たち/今はむかし・革新と伝統/生活の主人公になること

【大江健三郎】
大江健三郎の問題/自己回復と自己処罰/『死者の奢り・飼育』/『個人的な体験』/私の好敵手/大きな兎/谷崎賞の二作品/大江健三郎氏のノーベル文学賞受賞

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石原慎太郎・大江健三郎 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年07月23日

    石原慎太郎は、昭和の時代における若者のアイコンであった
    石原が何をやっても、世間はそれを支持した
    江藤淳はそんな石原を評して、「無意識過剰」と呼んだ
    にじみ出る石原の無意識が
    日本国民のそれと自然に呼応しているというほどの意味である
    敗戦後の、新しい日本を作り上げていこうとする若き大衆は
    石原のよう...続きを読む

    0

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