哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで

哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで

1,900円 (税込)

9pt

3.7

強いAI、遺伝子工学、デジタル監視社会、ビッグデータ、ポストヒューマン、仮想通貨、IoT、ポスト資本主義……人類はどこへ向かうのか? 石器に印刷術、デジタル経済圏まで「技術の哲学」で読み解く人類全史。

サピエンスの誕生から文字、宗教の誕生、
書籍の発明からマスメディアの登場、
そしてデジタル技術、バイオテクノロジー革命まで。

アリストテレス、カント、ヘーゲル、フロイト、マルクス、ニーチェ、キットラー、ドゥルーズ、ハラリ……
世界の哲学者はこれまで人間と技術(テクノロジー)について何を考え、哲学を展開してきたのか。

古代から人新世まで、
「技術の哲学」が解き明かすホモ・サピエンスの終焉。

〈本書のおもな内容〉

第1章 「21世紀の資本主義」の哲学
――メディアの終わりと世界の行方
第2章 「人類史」を世界の哲学者たちが問う理由
――ホモ・サピエンスはなぜ終わるのか?
第3章 私たちはどこから来たのか
――「ホモ・サピエンス」のはじまり
第4章 ギリシア哲学と「最大の謎」
――「文字」の誕生
第5章 キリスト教はなぜ世界最大宗教になったのか
――中世メディア革命と「書物」
第6章 「国民国家」はいかに生まれたか
――活版印刷術と哲学の大転回
第7章 「無意識」の発見と近代の終わり
――マルクス、ニーチェ、フロイト
第8章 20世紀、メディアが「大衆社会」を生んだ
――マスメディアの哲学

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哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    テクノロジーやメディアを哲学に結びつけた大変参考になった一冊。ただ、書名からは想像できず、たまたま手に取って、あとから気づいた。このご時世だと、メディアを打ち出しても売れないからか、著者のこだわりかもしれない。

    いわゆる実務書ではないけれども、出版や情報に携わる、紙やウェブに問わない方も一度読むと

    0
    2021年07月13日

    Posted by ブクログ

    表題からはお硬い内容を想像したが
    人類史の究明に関する昨今のベストセラーものの系譜の用な感じで
    議論の厳密な正確性をひとまずおいておけば、読みほどきやすく筆者の年齢が意外に思えたりもした。
    「技術、メディア、人類史」的な。

    メディアや技術の歴史が当然多岐に及ぶために、ややもすれば雑多な論証になりう

    0
    2022年08月22日

    Posted by ブクログ

    メディアによって発展した人類の歴史をもとに、
    読者にテクノロジーが世界にどのような影響を及ぼしていくのかを考えさせる本。

    正直、あまりよく理解できなかった、、、。

    0
    2021年03月12日

    Posted by ブクログ

    半分以上は伝達メディアの変遷や、その背景の哲学的なお話。

    哲学的な読み物としては文体も読みやすいです。
    メディアの変遷に興味があるならオススメです。

    0
    2022年10月16日

    Posted by ブクログ

    メディアの観点から人類史を哲学的に解明するのが本書のテーマ。メディア↔人類↔哲学の関係性を歴史を追って解説するのは分かりやすい。しかし著者の主張や考えらしきものはなく、先人の理論の紹介と分析に留まっている。

    0
    2021年07月24日

    Posted by ブクログ

    哲学者の数が多すぎて難しい所もあった。
    数十万年やってる人間が、この200年で突然のデジタル化。
    強いネアンデルタール人より、弱いからこそホモサピエンスだけが生き残ってる。

    この本に出てきたソクラテスのせいで、逆ソクラテスを買っちゃった。

    0
    2021年05月30日

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