【感想・ネタバレ】哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家までのレビュー

あらすじ

強いAI、遺伝子工学、デジタル監視社会、ビッグデータ、ポストヒューマン、仮想通貨、IoT、ポスト資本主義……人類はどこへ向かうのか? 石器に印刷術、デジタル経済圏まで「技術の哲学」で読み解く人類全史。

サピエンスの誕生から文字、宗教の誕生、
書籍の発明からマスメディアの登場、
そしてデジタル技術、バイオテクノロジー革命まで。

アリストテレス、カント、ヘーゲル、フロイト、マルクス、ニーチェ、キットラー、ドゥルーズ、ハラリ……
世界の哲学者はこれまで人間と技術(テクノロジー)について何を考え、哲学を展開してきたのか。

古代から人新世まで、
「技術の哲学」が解き明かすホモ・サピエンスの終焉。

〈本書のおもな内容〉

第1章 「21世紀の資本主義」の哲学
――メディアの終わりと世界の行方
第2章 「人類史」を世界の哲学者たちが問う理由
――ホモ・サピエンスはなぜ終わるのか?
第3章 私たちはどこから来たのか
――「ホモ・サピエンス」のはじまり
第4章 ギリシア哲学と「最大の謎」
――「文字」の誕生
第5章 キリスト教はなぜ世界最大宗教になったのか
――中世メディア革命と「書物」
第6章 「国民国家」はいかに生まれたか
――活版印刷術と哲学の大転回
第7章 「無意識」の発見と近代の終わり
――マルクス、ニーチェ、フロイト
第8章 20世紀、メディアが「大衆社会」を生んだ
――マスメディアの哲学

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

テクノロジーやメディアを哲学に結びつけた大変参考になった一冊。ただ、書名からは想像できず、たまたま手に取って、あとから気づいた。このご時世だと、メディアを打ち出しても売れないからか、著者のこだわりかもしれない。

いわゆる実務書ではないけれども、出版や情報に携わる、紙やウェブに問わない方も一度読むといいと思われる一冊。

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2021年07月13日

Posted by ブクログ

表題からはお硬い内容を想像したが
人類史の究明に関する昨今のベストセラーものの系譜の用な感じで
議論の厳密な正確性をひとまずおいておけば、読みほどきやすく筆者の年齢が意外に思えたりもした。
「技術、メディア、人類史」的な。

メディアや技術の歴史が当然多岐に及ぶために、ややもすれば雑多な論証になりうるが、小気味よい筆致によって紙幅や装丁の印象よりも読破するに苦労はなかった。

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2022年08月22日

Posted by ブクログ

メディアによって発展した人類の歴史をもとに、
読者にテクノロジーが世界にどのような影響を及ぼしていくのかを考えさせる本。

正直、あまりよく理解できなかった、、、。

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2021年03月12日

Posted by ブクログ

半分以上は伝達メディアの変遷や、その背景の哲学的なお話。

哲学的な読み物としては文体も読みやすいです。
メディアの変遷に興味があるならオススメです。

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2022年10月16日

Posted by ブクログ

メディアの観点から人類史を哲学的に解明するのが本書のテーマ。メディア↔人類↔哲学の関係性を歴史を追って解説するのは分かりやすい。しかし著者の主張や考えらしきものはなく、先人の理論の紹介と分析に留まっている。

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2021年07月24日

Posted by ブクログ

哲学者の数が多すぎて難しい所もあった。
数十万年やってる人間が、この200年で突然のデジタル化。
強いネアンデルタール人より、弱いからこそホモサピエンスだけが生き残ってる。

この本に出てきたソクラテスのせいで、逆ソクラテスを買っちゃった。

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2021年05月30日

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