作品一覧
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-1巻1,155円 (税込)村松友視が送るしなやかな大衆演劇へのメッセ-ジ。反則すれすれのわざを持つわざ者たちへ、熱くク-ルな視点を通しての演劇論。アントン、猿之助、唐十郎らの延長線上での梅沢劇団の面白さを解く村松友視の梅沢日記。 ●……私は、当代きっての人気女形である坂東玉三郎に対しても、あまり強い関心を抱いていない。だから、その玉三郎丈の下町版というイメージの梅沢富美男に対しても、聞いただけで胸がワクワクという思いは生じなかった。ところが、十条へ実際に出かけて行って梅沢富美男の舞踊を見たとたん、あッという感じがしたのだ。あッ、反則すれすれだ。……そう思ったのである。 (本文〈前口上〉より)
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-1巻660円 (税込)「ワンダー・シティ上海」の魅力のすべて描く! ダンスホ-ル、ジャズバンド、サ-カス、浴場、料理屋、上海ガニ……ーー体験した記憶もない者に、ノスタルジアという世界を与える。上海は、日本人の躯の奥から、何か妖しい夢を誘い出さずにはおかない街のようだ。この街に溶け込むには、酔眼をこらし、躯のゆれに身をまかせるしか方法はない……。作家の眼と写真家の眼が絶妙に交差して織りなす、上海Shanghaiのイメージ。港町・上海に吹く妖しい風を見事に把えた傑作。
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-1巻660円 (税込)事実が小説よりも面白い、というのは間違いだ。小説のように面白い、と考えるのが正当ではないか。作家の自負心から、小説という虫メガネで事実をとらえてみたいと志した著者が、札幌の屋台、元横綱の断髪式、温泉場の芸者さん、能古島の愉しい漁師、シンガポールのラッフルズ・ホテルなどをたずね歩いた、出色の読みもの12編。奇なる事実の背後にある小説的なおもしろさを、作家の自負をこめ作家の目で捉え、ユニークな題材に挑んだルポルタージュ!
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3.7いまや「日本一着物が似合う男」としてNHKの大相撲解説で人気の北の富士勝昭。第52代横綱であり、親方として千代の富士、北勝海の二人の横綱を育て上げた名伯楽であります。そんな北の富士の男としての魅力を余すところなく綴ったのが本書であります。老若男女全ての大相撲ファン、いや全日本国民、必読の一冊! 【目次より】 第1章 北の富士前夜、北海道のけしき 第2章 私と相撲の遠距離交際 第3章 猛稽古と遊びの方程式 第4章 出世みち三歩進んで二歩下がる 第5章 破門から初優勝への大逆転 第6章 ライバル玉の海との出世競争と熱き友情 第7章 「夜の帝王」と「ネオン無情」の極彩色 第8章 横綱時代の万華鏡 第9章 二横綱を育てた名伯楽の奥行き 第10章 北の富士流の試練 第11章 テレビ解説席の粋、華、情 ※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.01巻1,760円 (税込)プロレスを表現にまで高めたアントニオ猪木と、猪木を論じることで作家になった村松友視が、猪木流人生の全軌跡を振り返り、いまだに鮮烈な生命力を放つ過激な名勝負の数々を語り尽くす!
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5.01巻1,760円 (税込)世紀の一戦、モハメド・アリ×アントニオ猪木戦に隠された驚くべき真実をあらためて見つめ直し、アリと猪木それぞれが辿った波瀾万丈の人生、その稀有なる人間力を描く渾身の書き下ろし!
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 その店の主人は、「サバは関より紀伊水道」「大トロはひと振りの塩とニンニクきざみで」という確固たる舌の持ち主。それでいて、「イカの眼球を支える筋肉」やら「タイの脳ミソ」なんぞというシロモノがでてくる奇妙奇天烈な鮨屋。そこで繰り広げられるのは、主人と常連の間で交わされる人情の機微に富んだ会話……。名前は知ってはいても、家族構成や職業も知らない──それが酒場の流儀。実生活の匂いは持ち込みたくない。その間合いを楽しめる客だけが、この店に入ることを許される。さあ、虚と実が裏と表に貼りついた“村松友視的世界”の珍味をご賞味されたい。
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-【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 小樽の三角市場の毛ガニ、青森の迷路市場のジャッパ汁、滑川漁港のほたるいか、八幡浜の鯛めし、那覇のゆしどうふ……と、生つばを飲みこむような日本の市場巡り。旅の達人、村上友視に案内されて北から南へ旅を愉しむうちに、市場に生きる人たちの人生の断面が鮮やかに浮かびあがってくる。エネルギーに満ちた市場が寂しくなるのを惜しみつつ、そこに働く人々を見つめる村松さんのまなざしは、時にやさしく、時に淡いユーモアをにじませる。おとなの味を求める新しい食紀行文集。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
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3.51巻770円 (税込)水原弘が生涯のほとんどをついやしたのは、“破壊へ向けての生活無頼”と“歌うこと”の二つだった―。昭和歌謡界黄金時代を疾風の如く駆け抜けた、無頼の歌手・水原弘の壮絶な生涯。酒、豪遊、博打、借金に満ちた破天荒な歌手生活とは?関係者からの綿密な取材を重ねつつ、波瀾万丈の人生を描く感動のノンフィクション!
ユーザーレビュー
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5.0 (3)
Posted by ブクログ
「プロレスとは他に比類のなきジャンルである」
「私、プロレスの味方です」で作家デビューした著者。
プロレスを語ることを大きな文化にしていった先駆者だった。
「そして、私は過激なプロレスの味方です」
その熱は、プロレス実況の古舘伊知郎に。
そして、週刊プロレスなどを通して大きなうねりとなった。
その著者がやり残したことがあるという。
2016年に逝去したボクシング世界ヘビー級チャンピオン モハメド・アリ。
アリは現役のチャンピオンだった1976年に、日本でプロレスラーのアントニオ猪木と対戦している。
その試合が、ゴールデンタイムで再放送された。
「その両者の奇跡的実現とも言える試合が -
5.0 (3)
Posted by ブクログ
1980年に『私、プロレスの味方です』で作家デビューした著者は、その後の一連のプロレス関連作品を出す中、大きな忘れ物をしたという忸怩たる思いがあったと告白する。その忘れ物とは、『私…』を著した四年前に行われた猪木対アリ戦なのであった。著者は、当時この一戦について言葉を絞り出すことができず、作品の中で触れることができなかった。そして、この一戦から40年が経ち、アリが亡くなったことをきっかけに、ようやく触れることができたと言う。そして出来上がったのが本書だ。プロレス者としては、この前段だけでもう完全にやられてしまった。
過去のプロレス関連作品に再三触れるなど、前半は多少冗長気味なところもあるけれど -
5.0 (3)
Posted by ブクログ
村松友視は1982年に「ファイター 評伝アントニオ猪木」を刊行し、そのあとがきでこう記した。
「これを機に、プロレスに関するいっさいの文章をしばらく休止し、私好みの観客席へもどりたいと思う」
村松友視はその後、本当にプロレスに関する書籍を出版しなかった。一部のプロレスマスコミには対談などで顔を出したりしていたが、デビュー時からのファン(=プロレスファン)は期待しつつも、もう諦めていたと思う。
今回突然この「アリと猪木のものがたり」刊行を知り喜んで発売を待ちつつ、なにがあったんだろう、そしてなぜ「猪木vsアリ」なのだろう、と思った。
この本読めぱその答えは明確に書かれていて、ふたつの疑問