あらすじ
ここに登場するのは、名コンビ弥次さんと喜多さん。花のお江戸をあとにして、のんびり観光旅行としゃれこむはずが、小田原では風呂の底をぬき、浜松では幽霊に腰をぬかす。あまりのおもしろさに、作者も読者の期待にこたえて、続編を書きついだという大ベストセラー。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
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Posted by ブクログ
府中出身の元武士、十返舎一九のベストセラー本「東海道中膝栗毛」を、現代の言葉で分かりやすくかつ面白く伝えてくれるのは、やはり静岡出身の村松友視氏!
原作での「しぞーか弁」も再現・・・してたっけ?←しぞーか弁
一応「少年少女向け」の本とはなっておりますが、大人向けだと思います。
だって、弥次さん喜多さんの行動はいつだってオトナ向けだからなのです(^^;
少年少女に「伝えてしまっていいの?」な内容をふわあっと包み込み、二人の滑稽さに焦点を当ててます。
しかし刀を持たない理由を熱く語らせ、色々な人と出会い、騙され、エッチな目的もしっかり忘れない二人をイキイキと描き出してます。
原作本を読む前に読んでおくと、原作本に素直に入りやすいです。
または原作本が読みにくくて進まなくなってしまった人にもオススメです!
↑ワタシのことです。 やっと読み終えましたが(^^;
Posted by ブクログ
やっぱ百年を超えて読み継がれたものは面白いよなあ。さすが、江戸の名作東海道中膝栗毛!!
登場人物のおどけたセリフとかについつい笑ってしまう。
特に、弥次さんと喜多さんが何かあったら、すぐに歌を詠むところも面白い。十返舎一九、歌もできたんなあ、すごい。
昔の人は江戸から、お伊勢まで行くのはお高くて、手が出せない…、だから、こういう物語や、歌川広重の東海道五十三次があるわけで、現代の人にとっても役にたつ作品が江戸ではたくさんあったんだなあ。江戸の民衆の文化がすごいと感じられる作品でした。