作品一覧

  • カキじいさん、世界へ行く!
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    1巻1,320円 (税込)
    国連の「フォレストヒーロー」にも選ばれた気仙沼のカキじいさんが世界各地で見て、聞いて、食べた! 「森と川と海」がつながることの大切さを、これからの子どもたちに伝える紀行エッセー。 プロローグ カキが世界に連れていってくれた 第1章   フランス/広葉樹の豊かな森を見て「植林」の夢を抱く 第2章   スペイン/元祖リアス海岸はロブレの森が育てる豊かな海 第3章   アメリカ/カキ養殖の父・宮城新昌が広めた太平洋ガキに思いを馳せる 第4章   中国/「カキの村」でおいしい干しガキを食べる 第5章   オーストラリア/地球初の生命体「ストロマトライト」から地球の健康を考える 第6章   フランス/ルイ・ヴィトン発祥の地フランスでカキ交流を深める 第7章   ロシア/親潮に乗って北三陸沖にやってくる、鉄を含んだロシアの流氷 第8章   アメリカ/アメリカ最大の鉄鉱石鉱山がおいしいカキを育てる エピローグ --森は海に恋い焦がれ、海は森に恋い焦がれる
  • 牡蠣養殖100年 汽水の匂いに包まれて
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    1巻1,650円 (税込)
    『漁協の共済』連載 20年間の110編を一挙所収! 教科書で紹介された『森は海の恋人』の著者で、 3代にわたる牡蠣養殖の漁師だからこそ見出し得た森と海、 人との真のつながりとは!? 豊かな汽水域の恵みは森があってこそ生まれる ダム開発と森林破壊で沿岸の海の荒廃が急速に進んだ1980年代、 おいしい牡蛎を育てるために一人の漁民が山に木を植え始めた。 漁師だからこそ見出し得た森と海の真のつながりとは!? 「森は海の恋人」運動の火付け役となった畠山氏が20年間にわたって 『漁協の共済』に連載し続けた「森は海の恋人」を一冊の本にまとめました。 2001年4月号~2019年6月号に連載された作品。 ■目次 ・血ガキの海 ・フランスの海辺で見たもの ・忘れ物はゴム長靴 ・カキは外交官 ・フランス貝道をゆく ・風景は一幅の絵 ・フリュ・ド・メール ・シラスウナギ料理 ・食材から自然が見える ・海から川へ ・リアス式海岸 ・静寂な水田 ・血牡蠣の海 ・森の民と海の民 ・手長野の歌人 ・森は海の恋人誕生 ・山に翻っ大漁旗 ・森と海との交流 ・化学者から視た森は海の恋人 ・境界学問 ・鉄の秘密 ・森と海とのサイエンス ・ダムは漁業権侵害である ・リアス式とは ・リアスを訪ねてスペインへ ・森は海のおふくろ ・恵比寿さまがサンチャゴに ・無敵艦隊アルマダ ・ロブレの森 ・巡礼の徴、帆立貝 ・ホタテ漁師の守護聖人 ・漁師、先生になる ・美味しい体験学習 ・プランクトンの味 ・食物連鎖 ・環境水俣賞 ・公開研究授業 ・子供たちからの手紙 ・世界水会議に出席 ・京都大学から森川海の博士来訪 ・森里海連環学の船出 ・長靴をはいた教授さま ・眠らせない講義 ・京大ポケットセミナー あずさ談義 ・あずさ談義II ・〝アズーサ〟、ヴァイキングの雄叫び ・鰈の背中 ・世界一臭いご馳走 ・他全110話 ■著者 畠山重篤 1943年生まれ。養殖漁業家。京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授。 「牡蠣の森を慕う会(現「特定非営利活動法人森は海の恋人」)」代表。 著書に『森は海の恋人』『リアスの海辺から』『日本<汽水>紀行』 (日本エッセイストクラブ賞)など。 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 本書はマガジンランドを復刊したものです。
  • 人の心に木を植える 「森は海の恋人」30年
    値引きあり
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    「森は海の恋人」の合言葉をかかげて、気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんたちが植林運動を初めて、今年で30年になります。その間、東日本大震災が発生し、「千年に一度」と言われる大津波に襲われました。すべてが流され、海は死んだかに見えました。しかし、まもなくして海に魚たちがもどってきました。それは山に木を植えつづけ、海に流れこんでいる川と背景の森林の環境を整えたゆえの成果だったのです--。
  • 日本〈汽水〉紀行
    5.0
    1巻763円 (税込)
    「汽水域」とは、森と海が出会う場所であり、淡水と海水が交じり合う魚介の宝庫のこと。宮城県気仙沼で牡蠣の養殖業を営みながら、「森は海の恋人」をスローガンに、植樹運動を続ける著者が、全国の「汽水域」を訪ね、豊かな恵みを支える人々との出会いなどを綴った味わい深いエッセイ。第52回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。
  • 森は海の恋人
    4.0
    1巻702円 (税込)
    森は漁民の命。森と海の真のつながりを知る感動の書。 宮城県気仙沼で長年にわたり牡蠣養殖業を営んできた畠山さんは、エッセイストとして、そしてNPO法人「森は海の恋人」の活動でも知られています。2012年には国連森林フォーラムの「フォレストヒーローズ」にも選出されました。 豊かな汽水域の恵みは、森があってこそ生まれる。ダム開発と森林破壊で沿岸の海の荒廃が急速に進んだ1980年代、おいしい牡蠣を育てるため、気仙沼湾に注ぐ大川の上流に木を植え始めた――それが畠山さんの活動の出発点でした。漁師だからこそ見出し得た、森と海の真のつながりとは? 「森は海の恋人」運動の火付け役となったみずみずしい一作がついに電子書籍化。森に、水に、海の恵みに関心のある人すべての必読書です。
  • 牡蠣礼讃
    4.3
    1巻865円 (税込)
    世界は牡蠣でつながっている! 美味しい話が満載。 気仙沼で牡蠣養殖業を営み、「森は海の恋人」をスローガンに植林運動を進める畠山さんは、エッセイの名手としても知られています。その氏が地元・宮城産の牡蠣を求めて世界オイスターロードを旅します。アメリカで辿った「日本の牡蠣養殖の父」の足跡、「森は海の恋人」のきっかけとなったフランスの旅路……。世界の牡蠣はこんなに日本とつながっていたのか、という驚きに満ちたエピソードが次々に飛び出します。また、牡蠣はなぜ日本でこんなに食べられているのか? おいしい牡蠣の食べ方って? などなど、牡蠣を食べるとき、ぐっとおいしくなるウンチクもたっぷり!
  • 鉄で海がよみがえる
    4.0
    1巻544円 (税込)
    “鉄炭ダンゴ”でメバルや海藻が劇的に増えた! 磯焼けで荒れ果てた海も、鉄の力で生命力溢れる海の森へと生まれ変わる。海洋の豊かな森はCO2を固定化し、地球温暖化対策の切り札となる可能性をも秘めている。世界的な海洋学者ジョン・マーチンの鉄仮説を、新たな視点で検証し、実践した異色の本。震災後、大注目を集める著者の新たなる挑戦! 「一漁師の真摯な探求心に脱帽! 生命の大循環をつかさどる鉄の話はぞくぞくするような興奮に満ちている」──養老孟司
  • 日本〈汽水〉紀行

    Posted by ブクログ

    <汽水>とは川の河口付近で、真水と海水が
    混ざり合った場所です。日本には非常に多いです。

    しかも日本は地形的に山から海への距離も近いので
    豊富な山の養分をその汽水地帯へ運び、豊かな漁場
    を提供してくれるのです。

    実は東京湾と桜島のある鹿児島湾とでは、東京の
    方が漁獲量が多いのはご存知でしょうか。

    東京湾には一定以上の流量の河川が16本も流入して
    います。一方で鹿児島湾は霧島の爆発でできた湾
    なので、大きな川は流入していません。栄養が少ない
    のです。

    「森は海の恋人」と言われます。
    山の栄養があってこその川と海の繁栄なのです。
    そんな豊かな日本の河口=汽水を巡る旅です。

    日本は広い。

    0
    2019年09月30日
  • 日本〈汽水〉紀行

    Posted by ブクログ

    ただのノンフィクションじゃない、中身の濃い一冊でした。
    (河口堰建設にNOといえない環境系著名教授の本より100倍中身が濃い一冊だと思いました)

    「豊かな海」に必要なものは「豊かな川」である。
    「豊かな川」に必要なものは「豊かな森」である。
    豊かな森の多くの生き物が生み出す栄養が、豊かな川を通って、豊かな海を生み出す!!
    自然の栄養がもっとも凝縮されているのが汽水域である!
    ”森”から”川”へ、”川”から”海”へ、その秩序を乱せば自然の恵みは失われてしまう。

    著者の畠山さん、高校卒業後ずっと牡蠣養殖を生業とする一漁師ながら文書や言葉選びが素晴らしくとても博識な方だなと思いました。

    おスス

    0
    2019年01月20日
  • 日本〈汽水〉紀行

    Posted by ブクログ

    海の恵みは川をさかのぼり森林があってこそもたらされる、という「森は海の恋人」を合言葉に、植樹をすすめている宮城の漁民、畠山さん。
    地元の気仙沼湾が、海水と淡水のまじりあう海産物の宝庫「汽水域」であることに端を発し、日本各地の汽水域を訪ねた折のエッセイとしてまとめられている。
    知ること多く、自分がふだん食べているものに思いを馳せずにはいられない、すばらしい本だと思う。
    どこへ行っても、森の存在が牡蠣やアワビ、シジミなど海の生き物を守っている・・・、先々で出会った人とのやり取りや実際に見た風景を詳細に記すことで、そのことをより身近に読み手に感じさせてくれる。

    0
    2016年01月11日
  • 日本〈汽水〉紀行

    Posted by ブクログ

    著者は、気仙沼の牡蠣・帆立の養殖漁業家。現在では、「NPO法人・森は海の恋人」代表にして、エッセイストでもある。
    本書は、文藝春秋の雑誌「諸君!」に2001~2003年に連載された「汽水の匂う洲(くに)」をまとめて2003年に出版され、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(2004年)した作品である。(2015年文庫化)
    私は本書を手に取るまで、恥ずかしながら「汽水」という言葉すら知らなかったが、本書を読んではじめて、「汽水域(=淡水と海水が混じり合う水域=河川水が注ぐ海)」がどれほどの海の生き物の宝庫で、それはなぜなのか、そしてそのために森が如何に大切なのか、更には、だからこそ日本の海の恵は世界

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    2016年01月16日
  • 日本〈汽水〉紀行

    Posted by ブクログ

    気仙沼で養殖業を営みながら、森の保全を進めた作者のエッセイ集。「森は海の恋人」というキャッチフレーズは、生態系の複雑さと大切さを思い出させる。

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    2015年12月05日

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