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大哲学者たちが考えたことを信用できるでしょうか? いつもはあまり信用されないツチヤ教授が挑戦的にこう問いかけた。不信感を抱く学生を前にして、プラトンやデカルトなどに代表される哲学史に輝く深遠な学説に、誰にでもわかりやすい言葉で鋭く切り込み、哲学の初心者たちと共に一から考えた渾身の講義。
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Posted by ブクログ
週刊文春の連載エッセイはよく読むけれど、土屋賢二さんのちゃんとした哲学の本を読むのは、「あたらしい哲学入門」に続いて二冊目。
高名な歴史的な哲学者であるプラトンやデカルトの主張のおかしな点を、(自然科学のように実験と観察とによってではなく)ひたすら論理的な思考によってのみ突き詰めていく過程はなかなかスリリングで面白かった。大哲学者の主張の多くは、言語のルールの話をしているに過ぎず、基本的にはトートロジーであり、真理の発見とは何の関係もない、ということになるようだ。
ウィトゲンシュタインの主張する「言語ゲーム」、主著「論理哲学論考」をたいへん分かりやすく解説してくれているので、一度「論考」に挫折した身としては大変ありがたい。
「論考」は、哲学的問題を解決するものではなく、解消するもの、という整理には、ハッとさせられる。
Posted by ブクログ
著者が大学でおこなった哲学の講義をもとにした本です。ベルクソンの時間論やプラトンのイデア論、デカルトやフッサールの知覚論などを題材に、それらの問題がことばの誤りに基づいて生じていることを指摘しています。後半は、前半の著者の議論のバックボーンとなっていたウィトゲンシュタインの思想について解説がなされています。
おなじく著者のおこなった講義にもとづく『あたらしい哲学入門―なぜ人間は八本足か』(文春文庫)ともかさなるところがありますが、本書は哲学史上にじっさいに現われた思想を題材にしており、それらの思想についても学ぶことができます。ただし、どちらも著者の思想をつらぬいている根幹的な主張はおなじで、ウィトゲンシュタインの哲学観の実践というべき内容になっています。
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