潮音 第一巻

潮音 第一巻

2,400円 (税込)

12pt

宮本文学初の大河歴史小説、堂々の開幕篇!

幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。
人を導く、「大いなる力」とは何か?
人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。
幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。
やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始める――
黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。
第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編!

※初回配本限定特典「讀む藥」は、電子書籍版には収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。

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  • 潮音 第一巻
    2,400円 (税込)
    宮本文学初の大河歴史小説、堂々の開幕篇! 幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。 人を導く、「大いなる力」とは何か? 人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。 幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。 やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始める―― 黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。 第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編! ※初回配本限定特典「讀む藥」は、電子書籍版には収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
  • 潮音 第二巻
    2,400円 (税込)
    舞台は動乱の京都。大河歴史小説、佳境へ! 幕末・維新の動乱を描く宮本文学初の大河歴史小説、いよいよ佳境へ! 時代は江戸幕府最末期の安政から元治年間。薬売りとして一本立ちした川上弥一は、京に拠点を移す。寺田屋事件、池田屋事件と血なまぐさい騒動が続く京で、弥一は旧知の薩摩藩士・園田矢之助らと呼応しながら、人の命を救うために戦乱の町を奔走する――。 「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。 ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)
  • 潮音 第三巻
    2,400円 (税込)
    ついに幕府は崩壊し近代日本が始まる! 執筆足かけ十年。宮本文学、初の歴史小説、全四巻の第三巻。 時代背景は、下関戦争(1863~64)から大政奉還(1867)、鳥羽・伏見の戦い(1868)を経て、明治新政府が本格的に発足するまで。 主人公・川上弥一は新時代に対応し、富山の薬売りを近代的な「カンパニー」に脱皮させようとする。 日本の夜明け前を、勇気をもって駆け抜けた人々の姿を描く! <日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品> ――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より) <「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。> ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)
  • 潮音 第四巻
    2,400円 (税込)
    宮本文学初の大河歴史小説、堂々の完結篇! 執筆足かけ10年。宮本文学、初の歴史小説。全四巻の完結篇。 開国から明治維新・西南戦争を経て、日本の近代化が始まる激動期を、越中富山の薬売りの視点から描く。主人公・川上弥一は、薩摩藩担当の薬売り行商人から、最後は近代的製薬会社の創業を主導するまでになる――。 第四巻から時代は本格的に明治へ。近代日本が始動していく一方、西南戦争では若き薩摩藩士たちが痛ましい死を遂げていく。そして弥一の身辺にも、大きな出来事が起きる――。 <日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品> ――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より) <「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。> ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    越中売薬商人の川上弥一を主人公に日本の幕末維新の動乱期を描く大河小説。第1巻は、井伊直弼が大老に就任し、安政の大獄が始まるまでが描かれる。

    越中富山の薬販売商圏は広い。蝦夷地の干し昆布が北前船を通じて薩摩まで運ばれ、薩摩はそれを清国へ輸出し、同時に清国から輸入する薬種は富山の製薬に使われる。そのた

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    大好きな輝さん。
    いよいよ、歴史小説かぁ!!
    歴史小説は読んだことがないけど、大丈夫かな?
    流転の海は大好きだったからいけるか?
    と、不安を抱きながら突入。
    結果...一巻を終えるのに、かなり時間がかかりました。
    でも、輝さんだから読む、読みたい。
    それに尽きます。
    難しい部分も多々あるが、面白いと

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    静かな山あいの町から、
    壮大な歴史劇が始まる予感。
    富山の薬売りと薩摩藩の
    繋がりを史実と想像の絶妙な
    ミックスで描き引き込まれていく

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    富山の薬売りの目を通して語られる幕末。
    紙ふうせんをお土産に、置き薬を配る彼らは、とても我慢強く誠実。
    知識も計算力もあり、どこの土地に行っても信用できる人となるべく育てられた精鋭たち。

    読み進めるほどに、なぜ富山の山奥から全国に薬売りを展開したのか納得できる。
    そして全国区の情報網から見えてくる

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    富山の薬売りについては、一般常識程度には知っていましたが、、。
    なるほど、確かに全国各地で行商をしていれば、各地の情報が集まってくるでしょうね。
    内容自体は面白く、読みごたえがあり、先が楽しみでありますが、難点は本が分厚すぎて、他の本が読めなくなるんですよね…。

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    富山の薬売り・川上弥一さんの語りの文章が優しく心に沁みました。黒船来航や天璋院篤姫、西郷隆盛など、お馴染みの歴史事実の中に、富山の薬売りと薩摩との関係など今まで知らなかった事が書かれていて、新しい発見が楽しいです。第2巻も楽しみです。
    途中、上縮(うわしまり)、二才(にせ)など、読み方が難しい用語や

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    面白い!富山の薬売りが幕末をどう対策し、どう情報を得ていったか、薩摩と富山と幕府との関係の中での立ち回りがわかりやすく小説化されている。久々に宮本作品を読むけど、やっぱりうまい。

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    ようやく読めました。連作の間が長く空く作者には珍しい三作ほぼ同時発刊ですが、まだ一作目。楽しみに次作を読みます。富山の薬売りの話はこの前読んだところですが、隠密的な政治に巻き込まれても生き残る道を探ろうとする県民性に頭が下がります。次の期待して読みます。

    0
    2025年04月27日

    Posted by ブクログ

    宮本輝✕時代小説✕長編 ということもあり、大きな期待を寄せつつ手にしてみた。
    前置きがやや長くてもどかしさを感じたが、ストーリー自体は読み応えあり。視点の置き方が流石と感じた。続編に期待。

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    淡々と、読みやすい。
    弥一の語り口。

    蝦夷地の干し昆布
    と、清国との密貿易…

    繋ぐ
    越中富山の薬売り
    薩摩藩

    0
    2025年10月14日

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