潮音 第四巻
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潮音 第四巻

2,400円 (税込)

12pt

宮本文学初の大河歴史小説、堂々の完結篇!

執筆足かけ10年。宮本文学、初の歴史小説。全四巻の完結篇。
開国から明治維新・西南戦争を経て、日本の近代化が始まる激動期を、越中富山の薬売りの視点から描く。主人公・川上弥一は、薩摩藩担当の薬売り行商人から、最後は近代的製薬会社の創業を主導するまでになる――。
第四巻から時代は本格的に明治へ。近代日本が始動していく一方、西南戦争では若き薩摩藩士たちが痛ましい死を遂げていく。そして弥一の身辺にも、大きな出来事が起きる――。

<日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品>
――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より)
<「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。>
――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)

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潮音 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 潮音 第一巻
    2,400円 (税込)
    宮本文学初の大河歴史小説、堂々の開幕篇! 幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。 人を導く、「大いなる力」とは何か? 人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。 幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。 やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始める―― 黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。 第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編! ※初回配本限定特典「讀む藥」は、電子書籍版には収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
  • 潮音 第二巻
    2,400円 (税込)
    舞台は動乱の京都。大河歴史小説、佳境へ! 幕末・維新の動乱を描く宮本文学初の大河歴史小説、いよいよ佳境へ! 時代は江戸幕府最末期の安政から元治年間。薬売りとして一本立ちした川上弥一は、京に拠点を移す。寺田屋事件、池田屋事件と血なまぐさい騒動が続く京で、弥一は旧知の薩摩藩士・園田矢之助らと呼応しながら、人の命を救うために戦乱の町を奔走する――。 「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。 ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)
  • 潮音 第三巻
    2,400円 (税込)
    ついに幕府は崩壊し近代日本が始まる! 執筆足かけ十年。宮本文学、初の歴史小説、全四巻の第三巻。 時代背景は、下関戦争(1863~64)から大政奉還(1867)、鳥羽・伏見の戦い(1868)を経て、明治新政府が本格的に発足するまで。 主人公・川上弥一は新時代に対応し、富山の薬売りを近代的な「カンパニー」に脱皮させようとする。 日本の夜明け前を、勇気をもって駆け抜けた人々の姿を描く! <日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品> ――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より) <「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。> ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)
  • 潮音 第四巻
    2,400円 (税込)
    宮本文学初の大河歴史小説、堂々の完結篇! 執筆足かけ10年。宮本文学、初の歴史小説。全四巻の完結篇。 開国から明治維新・西南戦争を経て、日本の近代化が始まる激動期を、越中富山の薬売りの視点から描く。主人公・川上弥一は、薩摩藩担当の薬売り行商人から、最後は近代的製薬会社の創業を主導するまでになる――。 第四巻から時代は本格的に明治へ。近代日本が始動していく一方、西南戦争では若き薩摩藩士たちが痛ましい死を遂げていく。そして弥一の身辺にも、大きな出来事が起きる――。 <日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品> ――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より) <「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。> ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)

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潮音 第四巻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世は明治。富山の薬売り・川上弥一の周囲にも大きな変化が訪れ、その中で生きていることの意味を見失いかける弥一。しかし、そこから立ち直り新たなる船出へ。幕末維新を描いた著者畢生の大作・全四巻ついに完結。

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    激動の2〜3巻を主人公たちと共に耐えぬいて読んで、やっと4巻明治編に突入。武士が大量に失業してしまい、他の仕事に今さら移れない不満が渦巻く中で、商人たちの知恵と行動力が頼もしい。時代をつかむ才覚がある人たちが、名を残さなくてもいい仕事をしてきているのでしょう。それはこれからもきっと。明治維新を新しい

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    ようやく最終章を読んだ。派手な新撰組や維新で名の上がった偉人(と薩長が言っている人たち)ではなく、富山の薬売りを通して、激動の時代を描写する作者の力量に今更ながら感動を覚える。歴史の物語にも見る角度によっては大きな違いが出来るなあ、と改めて思う。大作の完成、ありがとうございました。

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    宮本輝の歴史ものの小説
    幕末から明治維新にかけての激動の時代を富山の売薬業者目線から捉えた作品
    坂本龍馬、西郷隆盛などの歴史的有名人目線の話は読んだことがあるが、町人目線での視点は斬新であった
    一巻の序盤はあまり背景がよく分からず、あまり引き込まれなかったが、段々と本の中に引き込まれるような感覚は、

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    大作もついに完結。幕末から明治にかけて躍動する主人公たちの姿を通じて、生きた歴史を学ぶことができたと思います。

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    良かった!幕末の様子も、越中富山の薬売りも幕府御禁制の密貿易も知らない事ばかり。また、登場人物の前向きな姿勢とその人物の大きさ。主人公弥一は,若い。

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    幕末の動乱に沿いながらも、商人の目線で物語が綴られているのが、宮本輝先生らしいと感じた。最終巻は、弥一達がいよいよ躍動しており、特に読み応えがあった。この時代のことなので、悲しさとも向き合わなければならないが、それを越えた何かを感じさせてくれるのが宮本先生の真骨頂だと思う。「潮音」のタイトルが納得出

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    明治の時代が本格化。版籍奉還、廃藩置県、岩倉具視を代表とする使節団派遣、征韓論の勃発・・・
    不平士族が溢れ、新貨幣への交換、太陽暦への移行、郵便制度、鉄道敷設、駕籠から人力車へ、庶民の生活も大きく変化する。
    北前船が寿命を迎え、主人公・川上弥一を取り巻く環境も変わる。
    弥一は新しい時代に対応しようと

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    壮大な歴史小説を読み終えた満足感がある。歴史で学んだ明治維新のいろいろな改革は文字だけで理解したつもりだったが、生活者の視点で語られると一つ一つが大変な事であったと思った。富山の薬売りのビジネスモデルは現代でも通用するもので長い年月をかけて構築してきた事の強さを感じた。

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    宮本輝の初の長編時代小説。
    富山の薬種業と琉球を通じた薩摩藩の清国との密貿易の知られざる関係を明治維新の動乱を背景に描く大河小説。
    内容は面白かったが、無駄な語りや情報が多く、読むのに疲れた。

    0
    2025年08月11日

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