潮音 第三巻

潮音 第三巻

2,400円 (税込)

12pt

ついに幕府は崩壊し近代日本が始まる!

執筆足かけ十年。宮本文学、初の歴史小説、全四巻の第三巻。
時代背景は、下関戦争(1863~64)から大政奉還(1867)、鳥羽・伏見の戦い(1868)を経て、明治新政府が本格的に発足するまで。
主人公・川上弥一は新時代に対応し、富山の薬売りを近代的な「カンパニー」に脱皮させようとする。
日本の夜明け前を、勇気をもって駆け抜けた人々の姿を描く!

<日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品>
――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より)

<「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。>
――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)

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潮音 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 潮音 第一巻
    2,400円 (税込)
    宮本文学初の大河歴史小説、堂々の開幕篇! 幕末・維新の激動に立ちむかった「富山の薬売り」たちの知恵と勇気。 人を導く、「大いなる力」とは何か? 人間を描き続けてきた宮本文学の集大成にして初の歴史小説、堂々の開幕篇。 幕末の越中富山に生まれた川上弥一は、藩を挙げての産業・売薬業に身を投じる。 やがて薩摩藩を担当する行商人となった弥一は、じょじょに薩摩藩の内情に通じてゆき、薬売りと薩摩藩をつなぐ「秘密」に気づき始める―― 黒船来航、幕府の危機を背景とした壮大な物語が、今はじまる。 第二の開国(グローバリゼーションや通貨変動)にさらされる現代日本人にとって「羅針盤」となる大長編! ※初回配本限定特典「讀む藥」は、電子書籍版には収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
  • 潮音 第二巻
    2,400円 (税込)
    舞台は動乱の京都。大河歴史小説、佳境へ! 幕末・維新の動乱を描く宮本文学初の大河歴史小説、いよいよ佳境へ! 時代は江戸幕府最末期の安政から元治年間。薬売りとして一本立ちした川上弥一は、京に拠点を移す。寺田屋事件、池田屋事件と血なまぐさい騒動が続く京で、弥一は旧知の薩摩藩士・園田矢之助らと呼応しながら、人の命を救うために戦乱の町を奔走する――。 「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。 ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)
  • 潮音 第三巻
    2,400円 (税込)
    ついに幕府は崩壊し近代日本が始まる! 執筆足かけ十年。宮本文学、初の歴史小説、全四巻の第三巻。 時代背景は、下関戦争(1863~64)から大政奉還(1867)、鳥羽・伏見の戦い(1868)を経て、明治新政府が本格的に発足するまで。 主人公・川上弥一は新時代に対応し、富山の薬売りを近代的な「カンパニー」に脱皮させようとする。 日本の夜明け前を、勇気をもって駆け抜けた人々の姿を描く! <日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品> ――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より) <「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。> ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)
  • 潮音 第四巻
    2,400円 (税込)
    宮本文学初の大河歴史小説、堂々の完結篇! 執筆足かけ10年。宮本文学、初の歴史小説。全四巻の完結篇。 開国から明治維新・西南戦争を経て、日本の近代化が始まる激動期を、越中富山の薬売りの視点から描く。主人公・川上弥一は、薩摩藩担当の薬売り行商人から、最後は近代的製薬会社の創業を主導するまでになる――。 第四巻から時代は本格的に明治へ。近代日本が始動していく一方、西南戦争では若き薩摩藩士たちが痛ましい死を遂げていく。そして弥一の身辺にも、大きな出来事が起きる――。 <日本各地を回った富山の薬売りの鋭い観察眼と時代認識を通して、黒船来航から王政復古を経て西南戦争にいたる平和と変革の時代を描く雄渾な文学作品> ――山内昌之(東京大学名誉教授/「週刊文春」2025年2月27日号の書評より) <「一身にして二生を経る」ほどの幕末維新の激動を乗り越えた日本人のたたずまいが巨匠の筆で活写されている。この小説は混沌の現代を生きる私たちの心の支えだ。> ――磯田道史(歴史学者・国際日本文化研究センター教授)

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潮音 第三巻 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    長い物語もいよいよ明治維新。富山の売薬目線で史実の見え方が変わる。弥一の冷静な視点も冴えつつ、見通せるからこその気鬱もリアル。次巻でどう決着がつくのか。弥一の物語を聞いているのは誰なのか、楽しみ。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

     薩摩、長州など、幕末維新に関わる様々な人たちが、どのように関わり合っていたのか、江戸や京都ではどのような事が起こっていたのか、恥ずかしながら今まで知らなかった事がたくさんありました。大政奉還、明治維新、、、日本が大きく変化した時代が細やかに描かれていて、歴史を深く学ぶことが出来ました。
     さらに、

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    いよいよ江戸幕府崩壊。激動の幕末京都に主人公の川上弥一がいる。富山の薬売りがいかなる活躍をするか、全3巻中もっとも手に汗握る一巻。そして、幕府崩壊後の商売のあり方を夢見るのがとても良い。アジア域内での貿易がこうした形で連続していくのだということを小説という形で示す好編であった。

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    激動の3巻。幕末から大政奉還、戊辰戦争までが富山の薬売りという立場から描かれる。歴史の表面的な出来事や、特定の歴史の人物のエピソードなどではなく、庶民にどう見えていたのかを想起させるのが新鮮だ。カンパニーという言葉が出てきて4巻ではその道筋が語られるようなので益々楽しみだ。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    いよいよ幕末から明治新政府へ!
    しかし、小生がこれまであまり幕末期に興味がなかった故、鳥羽伏見の戦いあたりから、なぜこのような流れになったのかが、あまり理解できず、それらについては別途、学び直しが必要と感じた。
    いよいよ第4章へ、どんな結末となるのか!?

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    幕末を富山売薬仲間の立場から見た話。密貿易による繁栄が倒幕を果たした。ただそれも紙一重の駆け引きの中での成就。

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    目線の置き方が、いかにも宮本輝さんらしいと感じる。幕末の動乱は、商人から恐らくこのように見えていたのだろう。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    情報を集めること、そこから世の中で起こっていることを知ること、そしてどうするか?
    せいさん、、、武士は死ぬしかないのか。真面目な人ほど死に近い。こんなにあっけなく死んでしまう人をみてばかりいたら、心もやられるだろう。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    禁門の変の後、幕府は長州残兵隊を追って捕縛、惨殺を続け、次第に市民の感情は長州への同情、幕府への反感に移っていく。
    長州征伐に加われと命じられた各藩も本音は迷惑、水戸の天狗党の乱で350人の尊王攘夷派の浪士が斬首され、「幕府のやり方はあまりにひどい。降伏している者を」との声が上がり、幕府の威光は地に

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    明治維新の詳細が把握でき良かった
    潮音第四巻、潮音の題名の由来等がわかるのかな
    時代のどこで終結するのだろうか

    0
    2025年04月16日

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