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燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い──。青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、そして戸惑いと切なさを、白球を追う若者たちの群像に描いた宮本輝の代表作。
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Posted by ブクログ
氏の作品の中でも『青が散る』は、ドラマ化されてファンも多く、僕の青春の思い出のひとつでもある。舞台は新設大学のテニス部。(小説では関西だが、ドラマは関東の大学)主題歌は松田聖子の名曲『蒼いフォトグラフ』で、挿入歌の大塚ガリバーの『人間の駱駝』もドラマ内でもガリバーが歌っていたなあ。 石黒賢、佐藤浩一...続きを読む、遠藤憲一、村田雄浩、利重剛、二谷友里恵、川上麻衣子…そうそうたるメンバーのキャスティング。全話DVDで保管しているのだ(笑)
【本の内容】 <上> 燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。 炎天下でのコートづくり、部員同士の友情と敵意、勝利への貪婪な欲望と「王道」、そして夏子との運命的な出会い―。 青春の光あふれる鮮やかさ、荒々しいほどの野心、そして戸惑いと切なさを、白球を追う若者たちの群像に描いた宮...続きを読む本輝の代表作。 <下> 退部を賭けたポンクと燎平の試合は、三時間四十分の死闘となった。 勝ち進む者の誇りと孤独、コートから去って行く者の悲しみ。 若さゆえのひたむきで無謀な賭けに運命を翻弄されながらも、自らの道を懸命に切り開いていこうとする男女たち。 「青春」という一度だけの時間の崇高さと残酷さを描き切った永遠の名作。 [ 目次 ] <上> <下> [ POP ] 題名にひかれ、七つ上の姉の本棚からこっそり拝借したのはいつだったか。 大学生が織りなす恋とテニスの物語に夢中になった。 成り行きで新設大学を受験した燎平は、殺風景なキャンパスで夏子と出会う。 真っ赤なエナメルのレインコート、鮮やかな口紅。 その瞬間、青春が音を立てて回り出す。 本書には、やはり大学時代、創設されたばかりの追手門学院大学(大阪府茨木市)でテニスに打ち込んだ著者の、若き頃への思いが投影されているという。 若者たちの日々は輝かしいばかりではない。 ある者は忍び寄る病の影におびえ、ある者は破滅的な恋に身を投じる。 女王然とした夏子も、つまらぬ男にひかれて周囲を混乱させ、自らも深く傷つく。 文庫新装版にあとがきを寄せた作家の森絵都さんは、「青春最大の特徴は、光よりもむしろその色濃い影にある」と書いている。 人気のないキャンパスで再び燎平と夏子が向き合うラストシーンは、多くの読者の胸をしめつけた。 恋を夢見た頃を何十年も過ぎて読み返しても、決して色あせない青春文学の名作。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
再読。若さとはこういうこと?この年になって改めて感じた。純粋でひたむきで、でもどこか冷めていて、でも未来があるんだな、これが。 過去の自分の青春時代を懐かしむというより、また青春にあこがれてしまった。やはり宮本輝氏はよいな。
中学時代に本小説のドラマをやっていた。主演は石黒賢(確か彼のデビュー作)。そして佐藤浩市、二谷友里恵、川上麻衣子らが出ていた。松田聖子の「青いフォトグラフ」が主題歌で毎週楽しみにしていた。 いつか原作を読んでみたいと思い、6年ほど前にようやく読みました。 ドラマは関東が舞台だったけど、原作は関西なん...続きを読むですね。ドラマも良かったけど、原作もとても良かった。 椎名燎平が大学の4年間、テニスを通して成長していく姿が描かれている。夏子への片思い。良いです。最後はとてもせつない。でもでも何度でも読み返したくなります。読み終えて本を閉じると「青いフォトグラフ」が聞えてきます。
大学生に「おすすめの本は」と聞かれたら私は迷わずこれを勧める。 20代、それより若いうちに必ず読んで欲しい
読んだのは、二十数年前になります。 知人が廃品回収に出そうとしていた書物がもったいなく思い、それらを譲り受けた中にこの本がありました。 私が読んだ本は上下巻に分かれてなく一冊の文庫本で、分厚く字も小さくて「読めるかな」と読み始めましたが、時代背景や大学の雰囲気そして登場人物などが私が在学してい...続きを読むた頃にそっくりなのと、学生当時思い焦がれていた女性や友人に対する主人公の考え方が私とほぼ合致していたので、どんどん引き込まれていきあっという間に読んでしまいました。 それまで読書が苦手だった私を、読書好きにさせてくれた作品です。
感想 直前に流転の海を読んだから、主人公が伸仁のように見えてしまう。境遇も部活も一緒。これも筆者の実体験に基づく物語なのだろうか? 昔、部活に打ち込んでた頃を思い出すな。プロになる訳でもないのになんであんなに頑張ったんだろう。 あらすじ 新しく新設された大学に入った燎平は、大学に入って何をする...続きを読むか決めかねていたが、ある日であった金子に勧誘されてテニス部に入る。部を作ったものの、コートがなく、最初は二人でコート作りから始める。 その大学でお嬢様の夏子と出会い、なんとかモノにしたいと思う。燎平はテニスを通して様々な人と出会う。テニスの元関西チャンピオンだが、精神病でテニスが出来なくなった安斎、金持ちのお嬢さんの裕子、テニスが上手いが斜に構えた貝谷、スピンを極めたテニスの老人。 夏子の家は洋菓子屋を経営していたが、父親が亡くなる。店を支えていたフランス人のペールも帰ることになり、落ち込む。 燎平たちは2回生になり、インカレを目指して、ますますテニスに打ち込む。安斎と貝谷が新たにテニス部に加わり、活気が増す。安斎はそのうち相手になる者が居なくなり、トップ選手の練習に参加する。 その頃、裕子が結婚してアメリカにいくことになり、大学を辞めると言う。燎平と夏子の関係は相変わらず縮まらないままであった。
宮本輝の錦繍を読んで、文章が好きだったことと、 主人公が大学生だった大学生のうちに読んでおこうと思い、手に取った。 登場人物一人一人が個性があって、人間らしい面を持ち合わせているので共感できて面白かった。 大学4年間なにに使うのか、このままでいいのか、恋愛も含めて焦りの気持ちとかも今の自分に通じる...続きを読むものがある。 話の方向がどうなるのかまだわからないけれど、下巻も楽しみに読みたい。
テニスに明け暮れるというイメージで読み始めた所、主人公が父親の仕事の経営から大学への入学をどうするべきだろうと悩み立ちすくんでいた。似たように赤いレインコートを着た一輪の花の様に立っている女性と出会い、話は始まる。 登場する人物は誰も印象的でムダが無く、そして離れ別れる者もいれば、嫌いだと思ってい...続きを読むても腐れ縁の様に付き合う者もいる。濃厚な学生の青春と呼べる物語だと思った。
卒業?記念に下巻と一緒にプレゼントとしていただきました。 学生時代に急激に戻された不思議な読後感。 あの頃の感性と今の受け止め方の差は、表現は違えど森絵都さんの解説にかぶりました。 絶対に忘れない作品(= ̄ ρ ̄=) ..
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青が散る
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宮本輝
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