神山典士の作品一覧
「神山典士」の「忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい」「堕ちた“現代のベートーベン” 「佐村河内守事件」全真相【文春e-Books】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「神山典士」の「忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい」「堕ちた“現代のベートーベン” 「佐村河内守事件」全真相【文春e-Books】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
信州大学人文学部心理学科卒。1996年『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』でデビュー。同作で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。『全聾の作曲家はペテン師だった!』で大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞。『忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい』や『情熱のシェフ-南仏・松嶋啓介の挑戦』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
本書は「ペテン師」佐村河内と「天才」新垣の出会いから生まれた「佐村河内事件の全貌」のドキュメンタリーである。佐村河内事件の暴露には著者の神山も噛んでいるので当事者によるドキュメンタリーの側面もある。何が起こったか、マスコミやネットで報じられなかった事実も掘り起こされている。
佐村河内の来歴はだいたいネットで曝されていた通りだが、売り込みの戦略と粘り強さ、図々しさでは一流ではないか。ただ、肥大した自我を持ちながら彼には売り込むものが何もなかった。他方、新垣の神童ぶりも凄まじい。だが、彼には自分の芸術を押し出す図々しさ、押しの強い自我がなかった。2人が出会ったのは偶然だったのか、運命だったのか