神山典士のレビュー一覧

  • 知られざる北斎

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    今、小布施にいてこの本を読み終えた。

    北斎の絵がさらに好きになれる本だ。
    誰かに対して絵を描く、売れるために絵を描くことも、
    自分の描きたいことを描くことも、大事だったんだなぁと。

    沁みました。

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    2019年08月04日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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     本書は「ペテン師」佐村河内と「天才」新垣の出会いから生まれた「佐村河内事件の全貌」のドキュメンタリーである。佐村河内事件の暴露には著者の神山も噛んでいるので当事者によるドキュメンタリーの側面もある。何が起こったか、マスコミやネットで報じられなかった事実も掘り起こされている。
     佐村河内の来歴はだいたいネットで曝されていた通りだが、売り込みの戦略と粘り強さ、図々しさでは一流ではないか。ただ、肥大した自我を持ちながら彼には売り込むものが何もなかった。他方、新垣の神童ぶりも凄まじい。だが、彼には自分の芸術を押し出す図々しさ、押しの強い自我がなかった。2人が出会ったのは偶然だったのか、運命だったのか

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    2017年05月09日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    ゴーストライター問題をスクープし、発覚後の佐村河内の会見でも「手話通訳はまだ終わっていませんよ!」と一喝した記者さんによる書。

    佐村河内の虚飾まみれの人生だけでなく、新垣氏や大久保家の人生や心情もつぶさに記されているので興味深い。

    著者も強調していることではあるが、障害児者や被災者等いわゆる弱者の心を利用することなど許されてはならない。

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    2015年02月09日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    しかしよくもやったりと佐村河内の事を感心してしまう。嘘で自分を塗り固めるのが生きがいなんだろう。出自も影響してる。

    程度の差こそあれ彼のような人間は結構世の中にいる。

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    2016年06月26日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    『みっくん』を以前から知っていて、絵本も書き、真っ先に事件を知り新垣氏に告白を勧めた著者。著者にすればもっと早くに相当の物を書きあげることはできただろう。しかし、敢えて時間を掛け、徹底した後追い取材でより深化した内容になった。
    忘れてはならないのはこれは一件のペテン師とゴーストライターの話しではない。
    著者が最も述べたかったのは、『現代のベートーベン』を無責任に報道して来て真実がばれると手のひらを返して、素知らぬ顔で非難する方に回る、そんなメディアに対しての痛烈な批判だ。
    報道に係わる者こそ、『テキストとして』率先して読むべきだ!

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    2014年12月18日
  • 忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい

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    今まで知り得なかったエピソードがこれほどあるとは!

    彼に対するイメージが驚くほど変化し、もっともっとあなたを
    キチンと知るべきでした

    全てのロックファンに読んで欲しい1冊

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    2010年05月20日
  • さらば!グローバル資本主義―「東京一極集中経済」からの決別

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    人間関係は面倒。近所付き合いはしたくない。都会のマンションで密かに暮らしたい。DIYやるには不器用過ぎる。買って済ませばいい。目利きの自信もない。買い物はコンビニとスーパー。お宝の発掘もできないが、外れを買わされることもない。アウトドアをやる能力はない。自然の中で臨機応変に反応できない。家族と出かけるのは大型ショッピングモール。何もしてやれないが、ベビーカーを押して回ることはできる。…人々が都会を目指すのは、憧れるからだけではなく、弱いからでもある。その視点がなければグローバル資本主義には対抗できまい。

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    2025年07月06日
  • 150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術

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    ネタバレ

    文章を書く上での心構え、構成の仕方、助詞や句読点などのテクニック、推敲について、基本的な要点がまとまっていてわかりやすい。例文のビフォーアフターが随所にあり、同じく内容でも少し書き方を工夫するだけで、こんなにも伝わる文章になるのだなと大変勉強になった。

    【印象に残ったキーワード】
    五感を使って書きたいことに関する材料をたくさん集める。3つの構成に分けて書く。サビから始める。語尾は単調たど幼く感じる。

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    2024年05月31日
  • トカイナカに生きる

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    東京から1時間から1時間版ぐらいのところにあるトカイナカ で生活しようという話です。 東京に行くことを上京と言いますがそれを上り電車 田舎で暮らすことを下り電車に乗るというふうに説明してあります。 田舎暮らしは結構ハードルが高いので あの辺もきっちり説明がしてあり親切です。 最後の方は有機農業の話になります。

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    2022年09月24日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    2020.02.17

    「音楽という真実」は、当事者…新垣さんの目線、主観だが
    世間は、報道は、外側から見た彼らは
    というところから次元を読み取る。
    綻びが出てフェイクが現れ告発から発表されるまでのスピード感たるや。
    この本が全部をわかりやすく整えているので新垣さんの本はこの本の後に読むべきだっただろうか。真実が罪なら全貌は罰だ
    反省する者に救いを与え、なお騙し続け反省もせぬものにはとことん追い回す
    真面目な方々の尽力のある件だったが、やはり週刊誌というかマスコミの方はいささかやり過ぎではないだろうか
    読み物としてはこちらも面白かった

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    2020年03月05日
  • 150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術

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    文章テクニックが多数学べる本。浅く広く、というよりも著者のテクニックをいくつか、例題もたくさん交えながら丁寧に説明されていた。例文が長い、そんな気持ちも少し抱いたが、丁寧の裏返しでもある。自分の場合、理解できたところは例文は読み飛ばした。

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    2019年09月16日
  • 知られざる北斎

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    小布施と北斎館、すみだ北斎美術館に行きたくなりました。

    事実をまとめた部分も多いですが、理想の人口規模やまちづくりなど学ぶ部分もあり。

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    2019年03月12日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    誰でも佐村河内となる恐れがある、皆の心に警鐘を鳴らす意味があったのではなかろうか。人を動かす力、技術力は相反するものなのか、水と油なのか考えさせられた。まとめ方として、時系列を前後に揺さぶる手法は賛否両論あるかもしれないが映画を見ているような感覚であり嫌いでは無い。

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    2018年03月07日
  • 成功する里山ビジネス ダウンシフトという選択

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    20170801 下り坂の時代の生き方。里山ビジネスというタイトルからは想定してなかった内容だったが結果的にはうなづけた。小農の世の中と通じる所もあり、定年後の人はお呼びで無いと言われると寂しい。これからの生き方として世の中に協力できる事は何か?考える上で参考になった。

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    2017年08月01日
  • 成功する里山ビジネス ダウンシフトという選択

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    良書。里山資本主義を読んだ時にも思ったが、若者がダウンシフトすることで、かつての日本の良さを取り戻しつつ更に良いものに脱皮出来るように思う。田舎住まいの自分としては、都会から田舎に移住する人達の考え方がわかる気がするが、一方でうまく活用出来ていない反省もあり。都会の暮らしに息詰まった人達に読んで欲しい一冊。

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    2017年07月26日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    (15-50) 抜群のプロデュース能力があり、ずうずうしく押して物事を成し遂げてしまう佐村河内。才能はあるのにいつも一歩引いてしまい、自分から出ることが無い新垣。佐村河内は自分が有名になりひとかどの人物として扱われることに執着。新垣は頼まれたことを断れず、人を喜ばせることで幸せを感じるという性格。この二人が出会ったのは悪魔の配剤か?ここまで相性が良い二人がコンビを組んでしまったのが、このペテンがこんなにも長続きしてしまった理由だ。それにしても一番情けないなと感じたのはNHKだ。ドキュメント番組を作るのなら対象者と対等でなければならない。天下のNHKが対象者の言うままになって、番組を作らせて頂い

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    2015年07月02日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    マスコミとはこんなものなのだと感じさせた内容。結局評価をしている人たちは、障害といった絵になることが大切で、本来の音楽そのものは、誰も聞いていなのではないか。マスコミといった世間の噂に流されないような目利きが必要なんですが、難しい問題です。

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    2015年03月25日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    徹夜して本を一気に読むなんて久しぶりだ。この本はポルノです。日本的なものの恥部を一堂に会させたごった煮のポルノ本と言えると思う。主役は、佐村河内守、新垣隆、メディア、メディアを通じて美しい話に酔った一般人。。

    昔、吉里吉里人を読んだ時に、日本のタブーに対する切込み、風刺がすごいなと思ったが、この本はそれが実話として、何も隠すことなく剥き出しで綴られている。なんというか偽善がメルトダウンを起こしている。

    物語は佐村河内の虚構が織り成す不思議な人の縁を中心に生々しく続く。しかも、彼自身の嘘(耳が聞こえない)により、ほぼすべてのやり取りがメールで残っているという奇跡的な記録性の高さ。どれを以って

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    2014年12月20日
  • 「我がまち」からの地方創生

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    前総理石破さんがどんな方なのか知りたくて、また、地方創生になんとなく興味があったので買った。具体的な取り組みを知れたことが良かった。

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    2025年11月16日
  • さらば!グローバル資本主義―「東京一極集中経済」からの決別

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    神山氏と先日(2025/1下旬)にお亡くなりになった森永氏との対談本です。本の帯にあるように「森永卓郎氏の最期のメッセージ」となりました。昨年から現在に至るまで10冊以上の本を書かれていて、重複されている部分はありますが、それは彼が強調したかったことだと思い読みました。

    この事実は、他の著者からは今後書かれることはなく風化していくとは思いますが、私の中では記憶に留めるべくこのようは形で残しておきたいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・資本主義は15−17世紀にかけて欧州列強が世界各地の富を搾取した「大航海時代」にできた社会システムとする見方がある、資本家=国王や貴族が資本を

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    2025年05月15日