神山典士のレビュー一覧

  • カプリチョーザ 愛され続ける味

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    全国に店舗を持つイタリアンのチェーン店「カプリチョーザ」創業者の一代記。創業シェフの本多征昭氏の生い立ち、北海道の出身と知ってまず驚き。

    単身イタリアに渡って料理を学ぶ経緯が、1960年代ならではの破天荒さ。今でこそ、イタリアで修行してきました!なんてシェフはたくさんいるけど、その先駆けだったんですね。帰国して1970年、大阪万博のイタリア館でシェフを務め、1978年に渋谷でカプリチョーザを創業。わずか6席の店が味と手頃さで注目され、芸能人やメディアの贔屓になり、イタメシブームの一角として波を興し、どんどん名を上げていく。このへんの展開は痛快・胸熱!

    シェフの神業的な技術やセンスあってのレ

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    2025年05月14日
  • 「我がまち」からの地方創生

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    石破茂が地方創生について語るのかなと思ったが、その内容はごく僅か。本書の大部分は、地方創生の事例紹介。それで目的を果たせる人もいるだろうが、石破節を期待していた私には少し物足りなさも。と思ったが、ジワジワと噛めば噛むほど滲み出るような石破目線を発見して嬉しくなる。別に石破茂ファンではないのだが、彼のマニアックな面が好きなので。

    ー 地方創生の現場では「よそ者・ばか者・若者」が必要とよく言われます。これは、地元にずっと住んでいる方々だけでは気づくことのできない視点を取り入れる必要があるということ。

    で、石破茂が滋賀県をプロデュースするならという話に。滋賀には、すごく特徴があって、国宝とか重要

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    2024年08月03日
  • 150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術

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    本を読むことは好きなのに、いざ自分が書くとなるとなぜか書けない
    子どもの頃の日本語の勉強って大事だなと大人になってから思う
    そして改めて
    当たり前かもしれないけれど大人になってから文章を添削されることって無くなったなと

    自由に、好きなようにここの感想も書いていて、それでいいやと思っていたけれど

    もうちょっと見直した方がいいかもしれないと思わせる本でした

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    2024年03月09日
  • 150冊執筆売れっ子ライターのもう恥をかかない文章術

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    小説を書く際の参考にしようと手に取ったが、最初の方で小説は対象外となっておりがっかり。ただ3つの箱や読者を意識して書くことなど、参考になる部分はあった。

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    2024年03月07日
  • トカイナカに生きる

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    トカイナカに住むこと、暮らすというムーブメントの社会的な解釈・説明がなされ、先人や成功事例が語られるガイアの夜明け的な読み物。とても参考にはなるがいずれも強者達でよりハードルが高く感じてしまう。彼らの作ったインフラやネットワーク、サービスを活用して、というやり方もあるのだろうが。いわゆる「バトルタイプ」でない人間がそのような暮らしを目指すときに何が障壁なのか、より社会に浸透させるためにどのようなアプローチが有効なのか、きっと多様なあり方があるはず。

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    2022年10月22日
  • トカイナカに生きる

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    都市部周辺のトカイナカでの成功事例をまとめた内容だった。
    サラリーマンとしてただ利益を求めるのでなく自分の好きなことややりがいを求める生き方をするためには都会でなく程よい田舎が実現しやすいなのだと感じた。
    エリートからの成功事例は自分とはかけ離れすぎて現実味がなかった。

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    2022年08月04日
  • トカイナカに生きる

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    ネタバレ

    うーん。成功事例。個別性が大事なんだから何かを抽出しようというのはまずいのかも。
    今ならではの時代性。

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    2022年07月25日
  • 知られざる北斎

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    北斎の生涯や画業に関する本は数あれど、この本は北斎が如何にパリで評価されるようになり国内でも認められるようになったのかがテーマ。
    明治開国間もない頃にパリで画商をした林忠三。彼によって印象派の画家達に浮世絵が広がった。浮世絵を海外に流出させた売国奴的な評価されていた忠三が、本作では真逆の評価に。
    晩年の肉筆画のパトロンとなった信州小布施の豪商高井鴻山。彼が江戸から北斎を呼びよせ庇護した事で、かの地に沢山の北斎の作品が残された。そして近代になり鴻山の子孫が、今の小布施の街づくりに携わってきた経緯が克明に書かれている。
    美術書と言うよりも経済的なノンフィクション。

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    2020年03月29日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    2015/8/1だんだん化けの皮が剥がされていくところは良かったが、遅すぎたね。勧善懲悪、悪いことをする人間は懲らしめられなくてはならない。NHKをはじめマスコミも問題あり。★3

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    2019年09月01日
  • 知られざる北斎

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    日本の芸術家を日本からではなく海外からの評価として捉えるアプローチは非常に興味深い。
    明治政府によって抹殺されようとした江戸時代の芸術が偶然か必然か救われたのはそれだけの力や価値が本当にあったからなのだろう。
    もしかしたら、同時期に本当に消されてしまった価値あるものもあるのかも知れない。

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    2019年05月06日
  • カプリチョーザ 愛され続ける味

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    若くして亡くなったカプリチョーザの創業者である中村さんの人生について記載している書籍。本場イタリアで学んだことを活かし、イタリアの食文化を日本に伝えていくために創業した。チェーン店化する前の創業期は大きなプレートに大盛りにして提供、チェーン店化してからもソースは自ら作って各店に配送など、お客様を喜ばせることを第一にこだわった。彼が長生きしていたら日本におけるイタリア文化がより深化していたかもしれない。今度カプリチョーザに行ってみたいと感じた。

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    2018年11月10日
  • 知られざる北斎

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    北斎のことが書かれているというより,北斎の評価の推移と小布施の町おこし発展と墨田区の北斎美術館の取り組みといったサイドストーリー的なあれこれが書かれていて,思っていた内容とは違った.小布施の行政のあり方としては興味深くもあった.ただ北斎と銘打ったならば絵の一つも挿入するべきだはなかったのかと残念な体裁だった.

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    2018年09月25日
  • フレンチの王道 シェ・イノの流儀 電子特別版

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    20160810 フランス料理の巨匠でもプロとしての取り組み方は日本そのもの。日本として世界に通じて行く事ができる事の証明。グローバルが叫ばれている今、感慨深い。

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    2016年08月10日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    内容は表題の通り。佐村河内について、どういう学生時代だったかなど、これまでの報道ではわからなかったこともかなり詳しく書いていて、興味深く読めた。ただ表題の「天才」は、ゴーストライティングをしていた新垣のことなのだが、これは少々言いすぎかな?と思う。

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    2016年05月17日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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     佐村河内守の偽作事件の経緯をまとめたノンフィクション。佐村河内守の生い立ちから、ゴーストライター新垣隆との出会い、偽作や経歴詐称の実相、発覚に至る経緯まで、時に目を背けたくなるような生々しい事実が、関係者間のメール記録や広範な取材で得た証言から明らかにされている。元が週刊誌の記事であるため、佐村河内の特異なパーソナリティーの「暴露」に力点を置く一方、佐村河内の「物語」を受容した大衆社会の構造的問題への追究は薄い。現在の新垣隆の「天才」に対するマスメディアの扱いや、あっという間に何事もなかったかのように事件を葬ったクラシック音楽界の状況を考えると、人びとはこの事件から何も学んでいないとしか思え

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    2015年09月09日
  • ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌

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    あの「佐村河内事件」について、著者が告発に至るまでの経過と、周辺のへの取材によって事件の全貌を明らかにしたノンフィクション。
    佐村河内氏本人への取材は叶わなかったので、その分一方的な感は否めないが佐村河内氏、新垣氏双方「さもありなん」な説得力はある。
    佐村河内氏の自分を偉く見せよう、大きく見せようという気質を広島の県民性に見るのは、他の広島県民にちょっと気の毒。

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    2015年07月10日