菊池寛の作品一覧
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
これが「娯楽」だ!!
圧倒的に楽しい。
面白くないところ、退屈するところがない。
なぜこんな本が生まれたのか。
おそらく「新聞小説」であることが関係しているのではないか。
当然「新聞小説」はすぐに続きが読めないものだ。
同じ新聞を購読している人と話すと「今回の小説は面白くないから読むのをやめた」という話をよく聞く。
そうなのだ。
単行本なら多少面白くない場面が続いても、我慢して読み進めればいい。
しかし、新聞小説はその「我慢して読み進める」ことができないのだ。
面白い場面が来るまで何日も待たなければいけないのだ。
しかし、この「真珠夫人」は毎日、読者を飽きさせないような展開が待っている。
その
役になりきる
名優と言われる役者は役に没入するために体型 容貌 言動 そのすべてを役にあわせる と言われるが、作者菊池寛は、その典型例 極端な例を描きこんでいる。作品の最後の部分、女の死を振り切って舞台へ向かう主人公の振る舞いが役者としての「業」を象徴していて大変に印象深い。
祭り上げ
福祉制度が整い心身障害者が比較的まともに生活できるようになったのは、ごく最近のことである。それまでは家族の重い負担になっていたはずである。この物語のような話もきっとあっただろうと、リアル感を持って描きだされている。民衆の間で「義民」と英雄扱いされた人々の中にも、このような例があったのではないかと想像される。