作品一覧 2024/04/05更新 どうした、家康 値引きあり 試し読み フォロー 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー 試し読み フォロー 安土唐獅子画狂伝 狩野永徳 試し読み フォロー 妖ファンタスティカ 書下し伝奇ルネサンス・アンソロジー 試し読み フォロー 唸る長刀 試し読み フォロー 雲州下屋敷の幽霊 試し読み フォロー ええじゃないか 試し読み フォロー 絵ことば又兵衛 試し読み フォロー おもちゃ絵芳藤 試し読み フォロー 刀と算盤~馬律流青春雙六~ 試し読み フォロー 桔梗の旗 試し読み フォロー 三人孫市 試し読み フォロー しゃらくせえ 鼠小僧伝 試し読み フォロー 小説 西海屋騒動 試し読み フォロー しょったれ半蔵 試し読み フォロー 宗歩の角行 試し読み フォロー 某には策があり申す 島左近の野望 試し読み フォロー 曽呂利 試し読み フォロー 蔦屋 試し読み フォロー てのひら 試し読み フォロー 伝奇無双 試し読み フォロー 特選 THE どんでん返し 試し読み フォロー 信長様はもういない 試し読み フォロー 幕末 暗殺! 試し読み フォロー 幕末 暗殺! 試し読み フォロー ふりだし 馬律流青春雙六 試し読み フォロー 北斗の邦へ翔べ 試し読み フォロー ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治 試し読み フォロー 柳生剣法帖 試し読み フォロー 妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート 試し読み フォロー 吉宗の星 試し読み フォロー 洛中洛外画狂伝 狩野永徳 試し読み フォロー 廉太郎ノオト 試し読み フォロー 廉太郎ノオト 試し読み フォロー 1~34件目 / 34件<<<1・・・・・・・・・>>> 谷津矢車の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 絵ことば又兵衛 谷津矢車 谷津矢車の歴史小説。主人公絵師岩佐又兵衛は実在の絵師で荒木村重の子供というのも史実らしい。てっきり架空の人物架空の設定かと思ったのだが…。 物語は天賦の画描才能を有しつつも、将来の吃癖と不器用な生きざまの主人公又兵衛が、器用な立ち回りが生き残る必須の術ともいえる織田豊臣徳川の時代変遷の中に生きてい...続きを読むく様を描く。 絵を描く描写の丁寧さが読みどころながら、絵心が皆無な俺にとっては、人間描写の巧さが核心部であり味わいどころだった。 人と関わることに不器用で苦手な又兵衛がその煩悶の逃げ口として余計に絵にのめりこむ様や、後半のある瞬間に自分の絵を完遂させるために、人との関わりをひとつ深く入り込むあたりの下りは、のめりこみ過ぎて通勤電車で危うく目的駅を通過しそうになったほど。 「人は誰しも後悔を引きずって生きるもの」という結論に自分のくだらない人生を照らし合わせて、なんかすごく安心させてもらった。 Posted by ブクログ ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治 谷津矢車 まず私はガチの佐幕派です。幕末の薩長の三英傑は〇〇〇(好きな言葉をお入れください)なのと、ちょうど忙しい日々が続いていたため、すぐに手に入れてようやく読み終えました。 幕末と明治維新を描いた三部作の最後の作品ですね。敗者、民間人、勝者。 幕府内も混乱をしていたし、朝廷では孝明天皇が急病...続きを読むで崩御。 そして、始まってしまった鳥羽伏見の戦い。そこから物語は始まり、すべての戦いが終わった次の時代へと交互に語られていきます。 どちらにも言い分はあり、その後、統治はうまくいかず各地で反乱がおきてしまう現実。(「るろうに剣心」をお好きな方は赤報隊の悲劇を思い出されると思います。あれは史実ですからね) 官僚であることと政治を行うことは違うし、そこで伊地知が悩むのはわかるし、幕末続く戦と不作。政府には十分な資金がない。でも建白書は新政府に都合が悪いと握りつぶされる。 戦の英雄は平時には無力なのかもしれないなぁと思いつつ読み終えました。 Posted by ブクログ ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治 谷津矢車 2023年、読んでよかったランキング(自分の中で)上位に入る一冊。 幕末、薩摩の軍師として活躍した伊地知正治。明治の世となり、歳を重ねると共に何のために生きていくのか考えたり、若き日の自らの行動と向き合ったり、読み進めながら一緒に悩んだ。 令和の現代、国民と国との関係を考えさせられる一冊。為政者に...続きを読むこそ、読んでもらいたい! 構成も良いし、板垣退助や大久保利通、西郷従道など、登場人物もよく練られている。 豆腐の大村益次郎がとても気になったので、この後はそちらにいこうと思う。 Posted by ブクログ 桔梗の旗 明智光秀と光慶 谷津矢車 光秀の息子の事は全然知らなかったので興味深く読むことができた。左馬之助との2篇になっていて光慶が元服した報告をしに信長に謁見するが邪険すらされない扱いに意気消沈するが何故か分からないと思うだけで家臣らが信長に謁見するため奔走してくれているが光慶は短歌など雅に重きを置き武には嫌悪。 にも関わらず初陣を...続きを読むしたい、成果を上げたいと子どもな考え方。 父親の謀叛で場面は左馬之助に変わる。何故光慶に初陣や戦のノウハウを託さなかったのか左馬之助は光慶に話す。 Posted by ブクログ ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治 谷津矢車 誰の言葉だったか、本書を読み終えた時、感動した!と言ってしまった。江戸から明治へと時代が変わり日本の政情は不安定に、そんな時代を駆け抜けた男の物語の一冊をあっという間に読み終えてしまった。 Posted by ブクログ 谷津矢車のレビューをもっと見る