谷津矢車の一覧
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ユーザーレビュー
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面白かった!
谷津先生の作品は絵師等芸術家を扱ったものが好きなんですが、勿論、他のジャンルが面白くないわけない!
で、忍びとしても、武士としても、しょったれ(半端者)でしかない半蔵が家康の行く道を共に進む物語でした。
その中で宿敵の梟、武士として家康に仕えながら、とうの家康に忍び働きを
...続きを読む求められる皮肉。
戦国時代といえば、この戦場と言われるところがたくさん出てきますが、初心者にも楽しく読めます♪
今回も楽しませていただきました(*^^*)
Posted by ブクログ
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幕末の混乱のなか回天の象徴としてのええじゃないかを追うなかで新たな時代の行き先に惑う人々がリアルに描かれていてとてもおもしろい。
Posted by ブクログ
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伝記なのだがミステリーでもあり、次第にそれぞれの語りを聞いているこの人物は何者…? 最後どうなるの?と読む手が止まらなくなった。
どこまでフィクションなのか境目が分からないけど、証言が増える毎に、著者の狙い通り宗歩の魅力にやられてしまった。
Posted by ブクログ
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谷津矢車、初めて読んでみた。
日本の誇る名音楽家、瀧廉太郎の伝記小説。
幼くして音楽の才を持ち、自らの才に目覚め上京し音楽漬けの生活の中で、ライバルや良き友人、素晴らしい指導者に恵まれ、グングンと実力をつけていく廉太郎。
しかし、姉の命を奪った結核に自らも蝕まれ、若くしてその命を失うことになる。
...続きを読むもっと生きていれば、結核にさえ罹らなければ、彼の偉業はどんなものになっていたのか?日本の音楽シーンはどんなことになっていたのか!悔しく惜しまれてならない。
だが、幸田幸(かの幸田露伴の娘にして廉太郎をも凌ぐ天才バイオリニスト)とのセッションの中で感じた「こんな楽しいことはない」という廉太郎の高揚感。きっと彼はとんでもなく幸せだったのだろうなぁ、と思えた。実に羨ましく思えた。何かに全身全霊で打ち込めたものだけが得られる境地。今でいうゾーン、いいなぁ。
滝廉太郎というと、スコーピオンズも演じた「荒城の月」を思い出す。そういえばスコーピオンズはドイツのバンドじゃないか。そういうとこにもつながっているのか!
Posted by ブクログ
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舞台は三河と京都になります。
『ええじゃないか』をうまく使いこなして金儲けの大博打を仕掛けるましらたちと将軍の直下と言いながら、武士の誇りを忘れてしまったような父に怒り、自分の手で手柄をあげようとする若い市之丞の物語が絡み合い、幕末の混乱を描いた秀作です。
私の中で『ええじゃないか』騒動っ
...続きを読むて、きちんと調べたこともなかったこともあり、幕末の混乱期の集団ヒステリーみたいなものなんだろうなぁとずっと思っていました。
この作品を読むことで、全く違うことがわかり赤面。諸星さんの短編のコミックの中にでてくる「ドンマイダンス」とか思い出してましたし、いま、同じことを思ったあなたは同志ですよWW
半七捕物帳の「旅絵師」を読んでいたので、御庭番は少しだけわかってました、この偶然は凄いなぁと思ってしまったわ。
今回、私が気にいったのはとっても腹黒い坂本龍馬と優しくて厳しい井上源三郎の二人です。視点を変えると全く別になるというのを読ませていた来ました。実際、坂本龍馬は武器商人ですし、ましらに頼んだことをやりかねそう(;^_^A
『ええじゃないか』がどんどん変わっていき、打ちこわしや暴動めいたものへ変わっていくことに怖さを覚えながら、人間はこうした巨大なエネルギーを得ることが出来たら、普段は理性で抑えているものも悪意へと向かうこともあるのでしょう。
考えさせられる一冊でありました。楽しい時間を過ごさせていただきました。
とっても面白かったです♪
Posted by ブクログ
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