蔦屋

蔦屋

1,361円 (税込)

6pt

江戸・吉原に生まれ、黄表紙や浮世絵などの版元として次々とヒットを飛ばした蔦屋重三郎。喜多川歌麿、東洲斎写楽、十返舎一九らを売り出し、アイディアと人脈で江戸の出版界に旋風を巻き起こした異色のプロデューサーの生きざまを描く!

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蔦屋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    何かしらのエンターテイメントを愛する人なら、蔦屋重三郎の夢と意地にきっと感じ入るものがあるはず。
    何かあればすぐ表現規制が叫ばれる今、すごくリアリティを感じる展開だった(作り話じゃなくて、江戸時代に実際いた人たちの話なのにね)
    「何かを為したい・残したい」という気持ちは昔も今も変わらないもの。視点人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月15日

    蔦屋の名前の由来ともなっている、蔦屋重三郎の人生を、丸屋小兵衛という第三者の目で語ったている。
    彼の考えを肌で感じられるような、ぐいぐい読ませる文章です。
    最後の盛り上がりが(# ̄З ̄)ひとつほしかったけど、現状でも十分に、★5です。
    普段時代物は読みませんが、お店のおすすめで気になって手に取りまし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月26日

    歌麿の「画本虫えらみ」を、たまたま電子書籍で見つけたときは衝撃でした。虫だけでなく、草花や野菜が精緻にいきいきと描かれていて、歌麿の観察眼と写実性に驚きました。ツユクサのおしべまで描いてるし(しかも,これ版画なんだよね)。奥付けは彼の蔦重!という訳で、作中にこの本が出版(板)される経緯が出てきたとき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月18日

    日本橋の本屋主人、小兵衛と吉原の本屋主人、重三郎による「本屋改革」の話。
    蔦重の読めない言動に翻弄されつつ、時には本屋としての情熱を真っ直ぐに表現する小兵衛のやり取りとそれを取り巻く歌麿、京伝をはじめとする江戸を席巻した絵師達のやり取りが面白かった。
    ストーリーに引き込まれるうちに、松平定信の治世に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月29日

    江戸時代のプロデューサーとして知られる蔦屋重三郎のお話。
    勤務先企業の展開する店舗の屋号としてもゆかりのある人物。
    本を売ると言うこと、商いとして沢山売る事が目的でありそうだが、その本質にあるものをうまくストーリーとして仕立てられています。
    登場人物も最初は誰?と思ってた人たちが当時の著名な作家だっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月19日

    ★4~4.5だが、二十代という今後の歴史小説を背負って立つであろう才能に感謝の意味を込めて。やはりどんな時代でも才ある若者は出てくるなぁ。
    さて本作の感想ですが、確かに筋などに粗い部分はあります。でもそれらを補って余るほどのキャラクターの際立ち方など魅力があり、ぐいぐい読ませてくれる。
    特に終盤の写...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月03日

    豊仙堂(ほうせんどう)丸屋小兵衛(まるや こへえ)が経営の傾いた日本橋の地本問屋を畳もうとした時、一人の若者が店を買わせてくれ、とやって来た。
    そして、あんたをまだ隠居させるつもりはない。本当は本屋をやめたくないのでしょう?一緒にやりましょう、と言った。
    それが、蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月09日

    これは拾いものだった。
    蔦重は、ずっと気になっていた人物。
    脇役では、顔を出すこともあったけれど、彼を主人公にしている作品は初めて。
    とても面白かった。
    歴史小説とまでは言えないけれど、ただの時代物とも違う。
    日本の出版文化の黎明期。
    だからこそ、そこにかける人々の思いは熱いし、出版の持つ純粋な力を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月30日

    江戸って本当に情熱的で、人間的!

    この時代の本屋さんが頑張ってくれたから、今の本屋さんがあるんだなぁ。と、しみじみでした。
    実際にいた人物だから、余計に心に残った。

    小兵衛さん、みんなのお父さんみたいで、素敵な存在でした!

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    Posted by ブクログ 2015年07月14日

    大田南畝や山東京伝、歌麿に写楽といった面々の仕事をとりまとめたプロデューサー蔦屋重三郎を、相棒となった本屋商売の先輩・丸屋小兵衛から眺めた姿で描き出す。狙いが当たって賑やかな前半が、寛政の改革で鬱屈したものとなり、それとともに小兵衛は自らの来し方を振り返る。人が残すものは何なのか。自分は何を残せるの...続きを読む

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