谷津矢車の作品一覧
「谷津矢車」の「妖ファンタスティカ 書下し伝奇ルネサンス・アンソロジー」「蔦屋」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
谷津矢車の歴史小説。主人公絵師岩佐又兵衛は実在の絵師で荒木村重の子供というのも史実らしい。てっきり架空の人物架空の設定かと思ったのだが…。
物語は天賦の画描才能を有しつつも、将来の吃癖と不器用な生きざまの主人公又兵衛が、器用な立ち回りが生き残る必須の術ともいえる織田豊臣徳川の時代変遷の中に生きていく様を描く。
絵を描く描写の丁寧さが読みどころながら、絵心が皆無な俺にとっては、人間描写の巧さが核心部であり味わいどころだった。
人と関わることに不器用で苦手な又兵衛がその煩悶の逃げ口として余計に絵にのめりこむ様や、後半のある瞬間に自分の絵を完遂させるために、人との関わりをひとつ深く入り込むあた
Posted by ブクログ
まず私はガチの佐幕派です。幕末の薩長の三英傑は〇〇〇(好きな言葉をお入れください)なのと、ちょうど忙しい日々が続いていたため、すぐに手に入れてようやく読み終えました。
幕末と明治維新を描いた三部作の最後の作品ですね。敗者、民間人、勝者。
幕府内も混乱をしていたし、朝廷では孝明天皇が急病で崩御。
そして、始まってしまった鳥羽伏見の戦い。そこから物語は始まり、すべての戦いが終わった次の時代へと交互に語られていきます。
どちらにも言い分はあり、その後、統治はうまくいかず各地で反乱がおきてしまう現実。(「るろうに剣心」をお好きな方は赤報隊の悲劇を思い出されると思います。あれ