二月二十六日のサクリファイス

二月二十六日のサクリファイス

2,200円 (税込)

11pt

二・二六事件の“真の犠牲(サクリファイス)”は誰だったのか――石原莞爾とともに事件の捜査をすることになった憲兵隊員を通して軍や国家の“歪み”を描き出す、衝撃の長編歴史小説。侍従武官長として天皇に近侍している本庄繁陸軍大将を義父に持ち、蹶起した青年将校ともつながっていた山口一太郎大尉。二・二六事件の重要容疑者である彼の調査を憲兵隊員・林逸平が任せられるも、なぜか戒厳司令部参謀・石原莞爾が協力すると言い出してきた。獄中でも、ストーブのある部屋での兵器の開発を許される山口を取り調べるも――。正義とは何か、国家としての大義はどこにあるのかを鋭く突き付ける、著者渾身の勝負作!

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    432ページ
  • 電子版発売日
    2024年08月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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二月二十六日のサクリファイス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    おもしろい

    新聞の書評で知り購入。読後、登場人物を調べるくらいにのめり込みました。教科書でしか知らない事件。ここまでグイグイ引き寄せられるとは!

    #アツい #タメになる #憧れる

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    二・二六事件後に捕らえられた山口一太郎大尉を調べる憲兵隊軍曹の林逸平の、事件の経緯や裏側を探るミステリー。
    面白かった。
    二・二六事件の概要は知っていても、このような小説で新たに事件の流れや、統制派対皇道派、天保組対無天組など、当時の陸軍内の派閥の力関係を関係者への捜査で明かされていく。
    青年将校の

    0
    2024年09月27日

    Posted by ブクログ

    読み終わり昭和史に燦然と輝く知っているつもりで知らなかった二・二十六事件、クーデターの始まりとその経過なぜ起こってしまったのかの検証。そして探偵役の憲兵林逸平軍曹の活躍、読み応え満載の物語。気になった言葉があり「天保銭」調べて納得しました。あなたも昭和史最大のミステリー二・二十六事件を納得するまで読

    0
    2024年07月03日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった! 二・二六事件の絡繰とか全く考えたことなかったので、新鮮。歴史ミステリ好きなんだけれど、政治系の駆け引きがスリリング。山口一太郎大佐のことめちゃ好きになる。谷津矢車、江戸とか戦国の歴史モノのイメージだった。

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    いわゆる226事件を描いた作品です。
    自分は概要しか知らないけれど、それでもいい作品だとおもった。
    ぐちゃぐちゃな陸軍内部やその当時の状況、などが描かれながら一人の男に迫っていくさまはゾクゾクしました。

    2797冊
    今年25冊目

    0
    2025年01月26日

    Posted by ブクログ

    二・二六事件を描く小説が好きで、これまで何作も読んできたけれど、この作品は今まで読んだ数々の作品とは一味違うアプローチ。
    事件後主犯の一人として拘束された技術将校・山口一太郎と、彼の捜査を任じられた憲兵・林逸平を主軸に事変後の捜査過程を通して当時の国の混迷の姿、国家の大義、人としての正義のありような

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの谷津矢車小説。
    なんと二二六事件とな・・・大好物w

    あらすじは、山口一郎太大尉の事件への関与をめぐり、
    憲兵隊の逸平が調査を進める。
    一郎太と関わりのある、士官学校時代の同期、技術部の上司・・・
    そこへ石原莞爾大佐がからみ、何かと便宜をはかってくれる
    かと思いきや、突然陸軍上層部からの暴

    0
    2024年09月15日

    Posted by ブクログ

    二・二六事件に山口一太郎大尉がどの位関わったのかを憲兵が調べる過程で明らかになる事件の裏側。

    ドキュメント風の小説。なかなか面白かった。石原莞爾が登場したりするのも興味深い。作者のツイートを読むと苦労が分かる。

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    兄と慕う人物を軍に殺された林逸平は、謂わば復讐のために入隊、憲兵隊の軍曹となる。精神的な病で一年休職後、二.二六事件の首謀者の1人と見做されている山口一太郎大尉の取調べをするという任務に就く。初回の取調べで山口一太郎大尉は黙秘を宣言。そこで、過去に関わりのある人物を調べて、その人々の証言を集め、外堀

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    侍従武官として天皇に近侍している本庄大将を義父に持ち、蹶起した青年将校とも繋がっていた山口一太郎大尉。二・二六事件の重要容疑者である彼の調査を任せられた憲兵隊員・林逸平。戒厳司令部参謀・石原莞爾が協力をすると言い出し…。山口の過去を調べる林。

    とても面白い。
    二・二六事件は興味があるし、当時の歪ん

    0
    2025年10月05日

二月二十六日のサクリファイス の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    432ページ
  • 電子版発売日
    2024年08月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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