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手筋が見えまして
ございます――。
前田利家が秀吉に仕掛ける「謎かけ遊び」は
織田家の命運を賭けた戦だった!
『二月二十六日のサクリファイス』で中山義秀文学賞を受賞、
今最も目が離せない気鋭が放つ歴史×ミステリの快作!
前田利家×三法師こと織田信長の孫・織田秀信
北野大茶湯で――利家は秀吉秘蔵の茶器をいかにすり替えたのか?
賤ヶ岳の戦いで――利家はいつから秀吉に従ったのか?
聚楽第で――秀吉に矢を射かけたのは利家なのか?
慶長大地震で――利家はいかに明国の使者を地震から守ったのか?
答えられなければ、御家断絶!
目 次
序
一話 前田殿と北野大茶湯と
二話 前田殿と賤ヶ岳の戦いと
三話 前田殿と聚楽第と
四話 前田殿と慶長大地震と
五話 前田殿と天下と
終
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Posted by ブクログ
太閤秀吉が全国平定を成し遂げる直前から崩御後関ヶ原までの時代を舞台にした歴史ミステリー。タイトルは前田利家なんだが、主人公は信長の孫織田三郎(三法師)と家臣の森左門。
時系列五話の短編と関ヶ原合戦中の岐阜城を舞台にした序章終章からなる構成で、最後まで読むことで前田利家の不可かな動きの謎が解けるという仕組み。
良くできたミステリーかつ、全編通じて忠義とは何なのか?という大きなテーマを内包している長編としても読める。谷津矢車だから描けるミステリーやなぁと。
主たる登場人物たちもいいが、石田三成や徳川家康、豊臣秀次なんかの脇を固めてるキャラクターは実に良い味を出している。こいつらならそうだろうなぁって感じが実に上手い塩梅。
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