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会津が降伏開城した夜、見上げた空には銀の月、無残に散った親友の美しい顔──。壮絶な籠城戦に男装で参加し生き延びた、会津藩砲術指南役の娘・山本八重は、薩長への突き上げるような憎しみに葛藤する。アメリカ帰りの牧師・新島襄と結婚した時、心に期したこととは。「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれ、時代に挑戦し続けた女性の激動の一生。2013年NHK大河ドラマの主人公・新島八重の、誇り高き会津人としての生き様をドラマティックに描ききった画期的小説。
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Posted by ブクログ
会津の什の掟、卑怯な振る舞いはしない、弱い者をいじめない、・・・、ならぬことはならぬものです。徳川家にひたすら尽くしてきた会津に生まれた山本八重の生涯。落城、漂白を経て、新島襄との出会い。新しい時代の生き方、新しい夫婦の在り方を築かれました。 蜂谷涼「月影の道」、小説・新島八重、2012.10発行...続きを読む。
大河を見た人は違和感かも。 どーーー見ても八重さんは綾瀬はるかじゃないです。 その風貌に加えて男勝りの体格とパワー、闘う女の称号を欲しいままにする姿は、どちらかというと南海キャンディーズ・しずちゃん(笑) むしろ最大のライバルであり盟友である竹子さん(細身の楚々とした色白美人)が綾瀬はるかなら納得い...続きを読むきますが。 でもしずちゃん大河主演はサプライズにも程があるだろうし、仕方ないのか。 本日(1/7)時点で大河は第1回の放送が終わったばかりですが、幼少期の八重さんの描き方も男勝りというキャラクターの根幹は共通するものの、細部は大河とかなり違っています。 小説ではいかなる人生の転機を迎えようと会津人としての誇りを失わず、それ故に晩年まで薩長への憎しみを持て余す苦悩が中心に描かれています。 重いけれども、戦争で肉親親族友人を失うとはそういうことなのだろうというリアリティを感じました。 さてはて、大河はそこをどのような描くのか。 他の小説も含めて比べてみたいですね。 終盤、思いがけず著者(と私)の故郷である北海道が出てきて嬉しかった。 他の作品も北海道が舞台のものが多く、地元愛の強い作家さんのようです。 で、正確には☆3つ半。
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月影の道 小説・新島八重
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